この作業は、稼動しているクラスタ内の StorEdge 3900 または 6900 シリーズシステムから StorEdge T3/T3+ アレイパートナーグループとそれらのサブミラーを永続的に削除する場合に行なってください。
この手順では、作業を開始するクラスタノードを「ノード A」、他方のノードを「ノード B」として示しています。
この作業を実行している間、削除する各 StorEdge T3+ アレイパートナーグループ上にあるデータにアクセスすることはできません。
必要に応じ、削除する各パートナーグループに関連付けられたデータベーステーブル、データサービス、およびボリュームをすべてバックアップします。
必要に応じ、Solstice DiskSuite または VERITAS Volume Manager の該当するコマンドを実行し、削除する各アレイまたはパートナーグループからサブミラーを切り離し、そのアレイまたはパートナーグループに対するすべての入出力作業を停止します。
詳細は、Solstice DiskSuite または VERITAS Volume Manager のマニュアルを参照してください。
Solstice DiskSuite または VERITAS Volume Manager の該当するコマンドを実行し、削除するアレイまたはパートナーグループに属する各 LUN に対する参照を削除します。
詳細は、Solstice DiskSuite または VERITAS Volume Manager のマニュアルを参照してください。
すべてのノードで、稼動しているリソースグループとデバイスグループを確認します。
この情報を記録するのは、この作業の 手順 22 でこの情報を使用してリソースグループとデバイスグループをこれらのノードに返すためです。
# scstat |
ノード A からすべてのリソースグループとデバイスグループを削除します。
# scswitch -S -h nodename |
ノード A を停止します。
# shutdown -y -g0 -i0 |
ノードを停止する手順については、『Sun Cluster 3.0 12/01 のシステム管理』を参照してください。
両方のアレイから FC スイッチに接続している光ファイバケーブルを外し、続いて Ethernet ケーブルを外します。
削除しようとしているアレイが、ノード A 上の FC スイッチに接続された最後のアレイかどうかを確認します。
最後のアレイでない場合は、手順 12 へ進んでください。
最後のアレイである場合は、ノード A とこのアレイに接続されたスイッチ間の光ファイバケーブルを外してください。
光ファイバケーブルを外す手順については、『Sun StorEdge T3 and T3+ Array Configuration Guide』を参照してください。
ノード A からホストアダプタを削除するかどうかを確認します。
削除しない場合は、手順 12 へ進んでください。
削除する場合は、ノード A の電源を切ってください。
ノード A からホストアダプタを削除します。
ホストアダプタを削除する手順については、ホストアダプタとノードに付属しているマニュアルを参照してください。
ノード A が起動しないようにして電源を切ります。
詳細は、『Sun Cluster 3.0 12/01 のシステム管理』を参照してください。
ノード A をクラスタモードで起動します。
{0} ok boot |
ノード B からすべてのリソースグループとデバイスグループを削除します。
# scswitch -S -h nodename |
ノード B を停止します。
# shutdown -y -g0 -i0 |
削除しようとしているアレイが、ノード B 上の FC スイッチに接続された最後のアレイかどうかを確認します。
最後のアレイでない場合は、手順 19 へ進んでください。
最後のアレイである場合は、この FC スイッチとノード B を接続している光ファイバケーブルを外してください。
光ファイバケーブルを外す手順については、『Sun StorEdge T3 and T3+ Array Configuration Guide』を参照してください。
ノード B からホストアダプタを削除するかどうかを確認します。
削除しない場合は、手順 19 へ進んでください。
削除する場合は、ノード B の電源を切ってください。
ノード B からホストアダプタを削除します。
ホストアダプタを削除する手順については、ホストアダプタとノードに付属しているマニュアルを参照してください。
ノード B が起動しないようにして電源を切ります。
詳細は、『Sun Cluster 3.0 12/01 のシステム管理』を参照してください。
ノード B をクラスタモードで起動します。
{0} ok boot |
詳細は、『Sun Cluster 3.0 12/01 のシステム管理』を参照してください。
すべてのノードで、/devices および /dev エントリを更新します。
# devfsadm -C # devfsadm |
すべてのノードで、DID インスタンスのパスを更新します。
# scdidadm -C # scdidadm -r |
手順 4 で確認したリソースグループとデバイスグループをすべてのノードに返します。
# scswitch -z -g resource-group -h nodename # scswitch -z -D device-group-name -h nodename |