表 11–4 の拡張プロパティを使用して、リソースを作成します。リソースを作成するときは、コマンド行 scrgadm -x parameter=value を使用して、拡張プロパティを構成します。リソースをすでに作成している場合は、『Sun Cluster 3.1 データサービスのインストールと構成』の第 13 章で説明されている手順を使用して、拡張プロパティを構成します。拡張プロパティの中には動的に変更できるものもありますが、それ以外の拡張プロパティは、リソースを作成するか無効にするときにしか更新できません。「調整」の欄には、そのプロパティをいつ変更できるかが示されています。 Sun Cluster のすべてのプロパティの詳細については、『Sun Cluster 3.1 データサービスのインストールと構成 』の「付録 A」を参照してください。
表 11–4 Sun Cluster HA for BroadVision One-To-One Enterprise 拡張プロパティ
プロパティの種類 |
プロパティ名 |
説明 |
---|---|---|
BroadVision One-To-One Enterprise の構成
|
BVUSER |
BroadVision ユーザーの UNIX ID。bvuser を、希望するユーザー名に変更してください。
デフォルト:なし 調整:作成時 |
BV1TO1_VAR |
bvuser として設定される環境変数。
デフォルト:なし 調整:作成時 |
|
検証
|
Monitor_retry_interval |
Resource Group Manager (RGM) が障害モニターの失敗を数える期間 (単位: 分)。障害モニターは、拡張プロパティ Monitor_retry_count で指定されている回数を超えて失敗することがあります。Monitor_retry_interval が指定する期間内に失敗回数が Monitor_retry_count の値を超える場合には、Process Monitor Facility (PMF) は障害モニターを再起動しません。
デフォルト:2 調整: 任意の時点 |
Monitor_retry_count |
障害モニターに対して Sun Cluster ソフトウェアが許可する PMF 再起動の回数。
デフォルト: 4 調整: 任意の時点 |
|
Probe_timeout |
検証のタイムアウト値 (秒)。
デフォルト:180 調整: 任意の時点 |
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デーモン |
START_ORB_SERVERS |
ブール型。デフォルトでは、このデータサービスはリソース内の orbix デーモンとすべての BroadVision デーモンを起動します。orbix デーモンは、必要に応じて orbix サーバーを起動します。データサービスが orbix サーバーを起動するようにしたい場合は、このプロパティを TRUE に設定してください。
デフォルト:FALSE 調整: 任意の時点 |