Sun Cluster 3.1 のシステム管理

例 — 定足数デバイスの追加

次に、定足数デバイスを追加するときに scsetup により生成される scconf コマンドと、検証手順の例を示します。


クラスタの任意のノード上でスーパーユーザーになる
[scsetup ユーティリティを実行する:]
# scsetup
「定足数」を選択し、次に「定足数ディスクを追加」を選択する.
プロンプトが表示されたら「yes」と答える
[scconf コマンドが正常に終了したことを確認する:]
 
scconf -a -q globaldev=d20
 
    コマンドの実行が正常に終了したら scsetup を終了する
scsetup 定足数メニューとメインメニューを終了する
[定足数デバイスが削除されたことを確認する]
# scstat -q
 
-- 定足数の要約 --
 
  可能な定足数投票: 4
  必要な定足数投票数:   3
  存在する定足数投票数:  4
 
-- ノードによる定足数の投票数 --
 
                    ノード名           存在する 可能な 状態
                    ---------           ------- -------- ------
  ノードの投票数:       phys-schost-1       1        1       オンライン
  ノードの投票数:       phys-schost-2       1        1       オンライン
 
-- デバイスによる定足数の投票数 --
 
                 デバイス名         存在する 可能な 状態
                 -----------         ------- -------- ------
  デバイスの投票数:  /dev/did/rdsk/d3s2  1        1       オンライン
  デバイスの投票数:  /dev/did/rdsk/d4s2  1        1       オンライン