Sun Cluster 3.1 ご使用にあたって

scconf -rq を使用して定足数デバイスを削除するとクラスタパニックが起きる (4811232)

問題の概要:scconf -rq コマンドを実行して脆弱な構成内の定足数デバイスを削除すると、すべてのクラスタノードでパニックが起き、次のメッセージが表示される。

CMM lost operational quorum

回避策:クラスタから定足数デバイスを削除するため、まず scstat -q を実行してメッセージを確認します。定足数デバイスが Present 列で複数の票を与えられている場合には、scconf -cq globaldev=QD,maintstate を使用してそのデバイスをまず保守モードにする必要があります。コマンドが完了し、scstat -q によってこの定足数デバイスの票が 0 になったことが表示されたところで、scconf -rq を使用してこのデバイスを削除できます。