3 ノードまたは 4 ノード接続のクラスタでストレージアレイを単一クラスタノードから取り外すには、次の手順を使用します。
取り外す予定のストレージアレイに関連付けられているすべてのデータベーステーブル、データサービス、ボリュームのバックアップを作成します。
切断する予定のノードで動作しているリソースグループとデバイスグループを判別します。
# scstat |
必要であれば、切断する予定のノードからすべてのリソースグループとデバイスグループを移動します。
OPS/RAC ソフトウェアをクラスタで実行している場合、グループをノードから移動する前に、動作している OPS/RAC データベースのインスタンスを停止します。手順については、『 Oracle Database Administration Guide』を参照してください。
# scswitch -S -h from-node |
デバイスグループを保守状態にします。
Veritas 共有ディスクグループへの入出力活動を休止させる手順については、VERITAS Volume Manager のマニュアルを参照してください。
デバイスグループを保守状態にする手順については、『Sun Cluster 3.1 10/03 のシステム管理』の「クラスタの管理」を参照してください。
デバイスグループからノードを削除します。
VERITAS Volume Manager または raw ディスクを使用している場合は、scconf(1M) コマンドを使用して、デバイスグループを削除します。
Solstice DiskSuite を使用している場合は、metaset コマンドを使用して、デバイスグループを削除します。
クラスタで HAStorage または HAStoragePlus を実行している場合は、リソースグループのノードリストからノードを削除します。
# scrgadm -a -g resource-group -h nodelist |
リソースグループのノードリストを変更する方法の詳細については、『Sun Cluster 3.1 データサービスの計画と管理』を参照してください。
scrgadm を実行するときには、リソースタイプ、リソースグループ、およびリソースのプロパティ名に大文字と小文字の区別はありません。
削除する予定のストレージアレイがノードに接続されている最後のストレージアレイである場合、当該ストレージアレイに接続されているハブまたはスイッチとノードの間にある光ケーブルを取り外します (そうでない場合、この手順を飛ばします)。
切断する予定のノードからホストアダプタを削除するかどうかを確認します。
削除する場合は、ノードを停止して、ノードの電源を切断します。
削除しない場合は、手順 11に進みます。
ノードからホストアダプタを削除します。
ホストアダプタを削除する手順については、ホストアダプタとノードに付属しているマニュアルを参照してください。
起動が行われないようにして、ノードに電源を入れます。
ノードを非クラスタモードで起動します。
ok boot -x |
次の手順で OPS/RAC ソフトウェアを削除する前に、ノードを非クラスタモードにしておく必要があります。そうしなければ、ノードにパニックが発生して、データの可用性が失われる可能性があります。
OPS/RAC ソフトウェアがインストールされている場合、切断する予定のノードから OPS/RAC ソフトウェアパッケージを削除します。
# pkgrm SUNWscucm |
切断する予定のノードから OPS/RAC ソフトウェアを削除しなければ、そのノードをクラスタに導入し直したときに、ノードにパニックが発生して、データの可用性が失われる可能性があります。
ノードをクラスタモードで起動します。
ok> boot |
ノードの /devices と /dev エントリを更新して、デバイスの名前空間を更新します。
# devfsadm -C # scdidadm -C |
デバイスグループをオンラインに戻します。
VERITAS 共有ディスクグループをオンラインにする手順については、VERITAS Volume Manager のマニュアルを参照してください。
デバイスグループをオンラインにする手順については、「デバイスグループを保守状態にする」の手順を参照してください。