クラスタの各ノードで次の作業を行います。SunPlex Manager を使用して Sun Cluster HA for Apache または Sun Cluster HA for NFS をインストールした場合、これらのデータサービスが使用するパブリックネットワークアダプタ用の IP マルチパスグループは SunPlex Manager によって構成されています。残りのパブリックネットワークアダプタについては、ユーザーが IP マルチパスグループを構成する必要があります。
パブリックネットワークアダプタはすべて IP マルチパスグループに属する必要があります。
必要事項を記入したパブリックネットワークのワークシートを用意します。
『IP ネットワークマルチパスの管理』(Solaris 8) の「ネットワークマルチパスの導入」または『Solaris のシステム管理 (IP サービス)』(Solaris 9) の「ネットワークマルチパスの管理 (手順)」で説明されている IPv4 アドレスに関する手順を実行します。
また、以下に示す追加ガイドラインに従って Sun Cluster 構成の IP マルチパスグループを設定します。
各パブリックネットワークアダプタは、マルチパスグループに属している必要があります。
2 つ以上のアダプタを含むマルチパスグループについては、そのグループ内の各アダプタにテスト IP アドレスを構成する必要があります。マルチパスグループに含まれるアダプタが 1 つだけの場合には、テスト IP アドレスを構成する必要はありません。
同一マルチパスグループ内のすべてのアダプタ用のテスト IP アドレスは、単一の IP サブネットに属する必要があります。
テスト IP アドレスは高可用性ではないため、通常のアプリケーションでは使用しないようにします。
/etc/default/mpathd ファイルの TRACK_INTERFACES_ONLY_WITH_GROUPS の値を yes から no に変更しないでください。
マルチパスグループの名前に、必要条件はありません。
プライベートホスト名を変更するかどうかを決定します。
変更しない場合は、手順 4 に進みます。
変更する場合は、プライベートホスト名を変更する に進みます。
Sun Cluster ソフトウェアをインストールする前に、独自の/etc/inet/ntp.conf ファイルをインストールしたかどうかを確認します。
インストールした場合は、手順 5 に進みます。
インストールしていない場合は、ネットワークタイムプロトコル (NTP) を構成する に進み、NTP 構成ファイルのインストールまたは作成を行います。
クラスタの監視に Sun Management Center を使用するかどうかを決定します。
使用する場合は、Sun Management Center 用の Sun Cluster モジュールのインストールに進みます。
使用しない場合、Sun 以外のアプリケーションをインストールし、リソースタイプを登録し、リソースグループを設定し、データサービスを構成します。『Sun Cluster 3.1 データサービスの計画と管理』およびアプリケーションに付属のマニュアルで説明されている手順に従ってください。