次の手順を実行して、アップグレードによって新しいバージョンを受け取ったすべてのリソースタイプを再登録し、バージョンを変更します。その後、リソースを再度有効にしてリソースグループをオンラインに戻します。
リソースタイプの将来のバージョンをアップグレードするには、『Sun Cluster 3.1 データサービスの計画と管理』の「リソースタイプのアップグレード」を参照してください。
Sun Cluster 3.1 10/03 ソフトウェアにアップグレードする (ローリング以外)のすべての手順を完了していることを確認します。
任意のノードで、scsetup(1M) ユーティリティーを起動します。
# scsetup |
リソースグループで作業する場合には、2 (リソースグループ) を入力します。
リソースタイプを登録するには、4 (リソースタイプの登録) を入力します。
継続するかどうかをたずねられたら、yes を入力します。
1 (まだ登録されていないすべてのリソースタイプを登録する) を入力します。
scsetup ユーティリティーは、登録されていないすべてのリソースタイプを表示します。
yes を入力して、これらのリソースタイプを引き続き登録します。
8 (リソースのプロパティを変更する) を入力します。
yes を入力して継続します。
3 (リソースのバージョンを管理する) を入力します。
yes を入力して継続します。
1 (バージョン状態を表示する) を入力します。
scsetup ユーティリティーは、同じリソースタイプで新しいバージョンにアップグレードできるリソースを表示します。 このユーティリティーは、アップグレード開始前のリソースのあるべき状態も表示します。
yes を入力して継続します。
4 (すべての該当リソースを再バージョンする) を入力します。
継続するかどうかをたずねられたら、yes を入力します。
「リソースグループメニュー」に戻ります。
6 (リソースを有効/無効にする) を入力します。
継続するかどうかをたずねられたら、yes を入力します。
有効にするリソースを選択し、プロンプトの指示に従います。
無効になっている各リソースに対して、手順 12 の手順を繰り返します。
すべてのリソースが再び有効になったら、 q を入力して「リソースグループメニュー」に戻ります。
5 (リソースグループをオンライン/オフラインにするか、スイッチオーバーする) を入力します。
継続するかどうかをたずねられたら、yes を入力します。
プロンプトの指示に従って、各リソースグループをオンラインにします。
scsetup ユーティリティーを終了します。
q を入力して各サブメニューを取り消すか、Ctrl-C を押してください。
これでクラスタのアップグレードは完了です。クラスタを本稼働環境に戻すことができます。