ここでは、クラスタに SunPlex Manager ソフトウェアをインストールする手順について説明します。
この手順はクラスタの各ノード上で行ってください。
クラスタの各ノードに Solaris ソフトウェアとパッチがインストールされていることを確認します。
Solaris ソフトウェアのインストールは、 Solaris ソフトウェアをインストールする で説明されているとおりに行う必要があります。 Solaris ソフトウェアがすでにノードにインストールされている場合は、Solaris のインストールが Sun Cluster ソフトウェアの必要条件を満たしていることを確認してください。 また、そのクラスタにインストールする予定の他のソフトウェアの必要条件も満たしている必要があります。
SunPlex Manager により Sun Cluster ソフトウェアをインストールする の必要条件とガイドラインを見直してください。
x86: 管理コンソールで Netscape NavigatorTM ブラウザと Microsoft Internet Explorer ブラウザのどちらを使用するかを決定します。
x86: Java プラグインがインストールされ、管理コンソール上で動作しているのを確認します。
クラスタへの接続に使用する管理コンソール上で Netscape Navigator ブラウザを起動します。
「ヘルプ」メニューから「プラグインについて」を選択します。
最新の Java プラグインを http://java.sun.com/products/plugin からダウンロードします。
管理コンソールにプラグインをインストールします。
プラグインに対するシンボリックリンクを作成します。
% cd ~/.netscape/plugins % ln -s /usr/j2se/plugin/i386/ns4/javaplugin.so . |
手順 6 に進みます。
x86: Java 2 Platform, Standard Edition (J2SE) for Windows がインストールされ、管理コンソール上で動作していることを確認します。
Microsoft Windows デスクトップで、「スタート」をクリックし、「設定」にカーソルを置き、「コントロールパネル」を選択します。
「コントロールパネル」ウィンドウが表示されます。
J2SE for Windows の最新バージョンを http://java.sun.com/j2se/downloads.html からダウンロードします。
J2SE for Windows ソフトウェアを管理コンソールにインストールします。
管理コンソールが実行されているシステムを再起動します。
J2SE for Windows のコントロールパネルが起動されます。
クラスタノード上にインストールするクラスタノード上でスーパーユーザーになります。
Apache ソフトウェアパッケージがノードにインストールされていることを確認します。
# pkginfo SUNWapchr SUNWapchu SUNWapchd |
必要であれば、次の手順を実行して、不足している Apache ソフトウェアパッケージをインストールします。
ノードの CD-ROM ドライブに Solaris 8 または Solaris 9 Software 2 of 2 CD-ROM を挿入します。
ボリューム管理デーモンvold(1M) が実行されており、CD-ROM デバイスを管理 するように構成されている場合は、CD-ROM は自動的にマウントされます。
Product ディレクトリに移動します。
Solaris 8 の場合は、/cdrom/sol_8_sparc/Solaris_8/Product ディレクトリに移動します。
# cd /cdrom/sol_8_sparc/Solaris_8/Product |
Solaris 9 の場合は、 /cdrom/cdrom0/Solaris_9/Product ディレクトリに移動します。
# cd /cdrom/cdrom0/Solaris_9/Product |
Apache ソフトウェアパッケージをこの手順の順番でインストールします。
# pkgadd -d . SUNWapchr SUNWapchu SUNWapchd |
Apache ソフトウェアパッチをインストールします。
パッチの入手先とインストール方法については、『Sun Cluster 3.1 ご使用にあたって 』の「パッチと必須ファームウェアのレベル」を参照してください。
SunPlex Manager ソフトウェアパッケージをインストールします。
ノードの CD-ROM ドライブに Sun Java Enterprise System 2004Q2 2 of 2 CD-ROM を挿入します。
ボリューム管理デーモンの vold(1M) が実行中で、CD-ROM デバイスを管理するように構成されている場合、デーモンによって自動的に CD-ROM が /cdrom/cdrom0 ディレクトリにマウントされます。
/cdrom/cdrom0 ディレクトリから Solaris_arch/Product/sun_cluster/Solaris_ver/Packages ディレクトリに移動します。ここで arch は sparc または x86で、ver は 8 (Solaris 8 の場合) または 9 (Solaris 9 の場合) です。
以下の例では、Sun Cluster ソフトウェアの SPARC Solaris 8 バージョンのパスを使用しています。
# cd /cdrom/cdrom0/Solaris_sparc/Product/sun_cluster/Solaris_8/Packages |
SunPlex Manager ソフトウェアパッケージをインストールします。
# pkgadd -d . SUNWscva SUNWjscvr SUNWjscvw |
クラスタの全ノードで同じ root が設定されているかどうかを確認します。
同じ場合は、手順 11 に進みます。
異なる場合は、クラスタのすべてのノードで同じ値になるように root パスワードを設定してください。 必要に応じ、chkey を使用して RPC 鍵ペアを更新してください。 chkey(1) のマニュアルページを参照してください。
# passwd Enter new password # chkey -p |
root パスワードを使用して SunPlex Manager にアクセスするためには、クラスタ内のすべてのノードで root パスワードが同じでなければなりません。
SunPlex Manager を使用して Sun Cluster ソフトウェアを構成します。