クラスタノード上にインストールするクラスタノード上でスーパーユーザーになります。
SUNW.sap_xserver リソース型を登録します。
# scrgadm -a -t SUNW.sap_xserver |
SAP xserver リソースのスケーラブルリソースグループを作成します。
SAP DB リソースがフェイルオーバー可能なすべてのノードで SAP xserver を起動できるように SAP xserver を構成します。 この構成を実装するためには、SAP xserver リソースグループのノードリストに、SAP DB リソースグループのノードリストにあるすべてのノードが含まれていなければなりません。 このリソースグループは、SAP DB をクラスタで実行するには という手順の実行時に作成されます。
# scrgadm -a -g xserver-rg -y Maximum_primaries=nodes-in-sapdb-rg -y Desired_primaries=nodes-in-sapdb-rg -h nodelist |
新しい構成を追加します。
作成するリソースグループの名前は xserver-rg です。
SAP xserver リソースを最大いくつのノードで起動できるかを指定します。 この数は、SAP DB リソースグループのノードリストに指定されているノードの数と同じです。 Desired_primaries プロパティにもこれと同じ数を指定する必要があります。
SAP xserver リソースをいくつのノードで起動すべきかを指定します。 この数は、SAP DB リソースグループのノードリストに指定されているノードの数と同じです。 Maximum_primaries プロパティにもこれと同じ数を指定する必要があります。
このリソースグループをオンラインにできるノードをコマンドで区切って指定します。 このノードリストには、SAP DB リソースグループのノードリストに指定されているすべてのノードが含まれていなければなりません。
手順 3 で作成したリソースグループに SAP xserver リソースを作成します。
# scrgadm -a -j xserver-resource -g xserver-rg -t SUNW.sap_xserver |
新しい構成を追加します。
作成するリソースの名前は xserver-resource です。
このリソースを、手順 3 で作成したリソースグループに追加します。
このリソースは、SUNW.sap_xserver リソース型のインスタンスです。
手順 3 で作成したリソースグループを有効にします。
# scswitch -Z -g xserver-rg |
リソースグループを MANAGED 状態に移行してからオンラインにします。
手順 3 で作成したリソースグループを MANAGED 状態に移行してからオンラインにします。
手順 3 で作成したリソースグループに SAP DB リソースグループが依存するようにこのリソースグループを変更します。
# scrgadm -c -g sapdb-rg -y rg_dependencies=xserver-rg |
既存構成を変更します。
SAP DB リソースグループを変更します。
SAP DB リソースグループは、手順 3 で作成したリソースグループに依存します。
この例は、SAP xserver リソースの構成に必要な一連のコマンドを示しています。 これらのコマンドは 1 つのクラスタノードだけで実行されます。
次のコマンドでは、SAP xserver リソースを含むスケーラブルリソースグループを 4 ノードクラスタ用に作成します。 リソースグループの名前は xsrvrrg です。 xsrvrrg リソースグループは、すべてのクラスタノードでオンラインにすることができます。
# scrgadm -a -g xsrvrrg -y Maximum_primaries=4 -y Desired_primaries=4 |
次のコマンドでは、SAP xserver リソースを xsrvrrs という名前で xsrvrrg リソースグループに作成します。 SAP xserver リソースは、SUNW.sap_xserver リソース型のインスタンスです。 この例には、このリソース型の登録はありません。
# scrgadm -a -j xsrvrrs -g xsrvrrg -t SUNW.sap_xserver |
次のコマンドでは、xsrvrrg リソースグループを MANAGED 状態にしてからオンラインにします。
# scswitch -Z -g |
次のコマンドでは、sapdbrg リソースグループが xsrvrrg リソースグループに依存するように指定します。 sapdbrg リソースグループの作成については、例 1–5 を参照してください。
# scrgadm -c -g sapdbrg -y rg_dependencies=xsrvrrg |