この手順は、サポートされる Maintenance Update リリースに Solaris OS をアップグレードするときに実行します。
Solaris 8 から Solaris 9 ソフトウェアに、あるいは、Solaris 9 から Solaris 10 10/05 ソフトウェア (またはその互換) にクラスタをアップグレードするには、Sun Cluster ソフトウェアもアップグレードするかどうかにかかわらず、代わりに、ローリング以外のアップグレードを実行する必要があります。「ローリング以外のアップグレードの実行」に進みます。
「ローリングアップグレード用にクラスタノードを準備する」のすべての手順が完了していることを確認します。
ノードの /etc/vfstab ファイルで、広域的にマウントされるファイルシステム用のエントリをすべて、一時的にコメントアウトします。
この作業は、Solaris がアップグレード中に広域デバイスをマウントしないようにするために行います。
『Solaris maintenance update installation guide』の指示に従って、メンテナンスアップグレードリリースをインストールします。
インストール処理の最後に再起動するかどうかのプロンプトが表示されても、ノードを再起動しないでください。
手順 1 でコメントアウトした /etc/vfstab ファイルの広域的にマウントされるファイルシステム用のエントリをすべて、コメント解除します。
Solaris ソフトウェアの必須パッチとハードウェア関連のパッチをすべてインストールし、ハードウェアパッチに含まれる必須ファームウェアをすべてダウンロードします。
ノードは、手順 5 まで再起動しないでください。
ノードを非クラスタモードで再起動します。
次のコマンドに 2 つのダッシュ (--) を含めます。
# reboot -- -x |
依存ソフトウェアをアップグレードします。「ローリングアップグレードの前に依存ソフトウェアをアップグレードする」に進みます。