問題の概要: Sun Cluster Support for Oracle Real Application Clusters を実行し、かつ VxVM クラスタ機能を使用するというノードをクラスタに追加する場合、この新しいノードはほかのノードで稼働しているクラスタ機能に認識されません。
対処方法: この問題については、VERITAS から VxVM 3.5 MP4 および VxVM 4.0 MP2 の修正パッチが提供される予定です。現時点では、VxVM 4.1 の修正パッチが出ています。
コード修正パッチがまだ入手できない状況でこの問題を解決する場合は、Oracle データベースを再起動し、各クラスタノードを再起動してください。これにより、Oracle UDLM の同期がとられると同時に VxVM クラスタ機能が更新され、追加されたノードが認識されるようになります。
この手順が完了するまで、新しいノードに対する Sun Cluster Support for Oracle Real Application Clusters のインストールと構成は行わないでください。
追加したばかりのノード以外のクラスタノードで、Oracle Real Application Clusters データベースを停止します。
Oracle データベースを停止したノードを再起動します。
# scswitch -S -h thisnode # shutdown -g0 -y -i6 |
次の手順に進む前に、ノードが完全に再起動してクラスタ内に復帰するまで待機します。
Oracle データベースを再起動します。
Sun Cluster Support for Oracle Real Application Clusters を実行するほかの各ノードで、手順 1 〜 3 を繰り返します。
Oracle データベースワークロードの処理を単一のノードで行うことができる場合は、これらの手順を複数のノードで同時に実行できます。
Oracle データベースワークロードをサポートするのに複数のノードが必要な場合は、一度に 1 つのノードでこれらの手順を実行してください。