Sun Cluster HA for Solaris Containers データサービスを使用すると、Sun Cluster で制御されている非大域ゾーンでアプリケーションを実行できます。
Sun Cluster の制御下にある非大域ゾーンでアプリケーションを実行できるようにするため、Sun Cluster HA for Solaris Containers は次の処理を行います。
ゾーンの起動と停止を規則正しく行う。これにより、フェイルオーバー構成またはマルチマスター構成で非大域ゾーンを使用できるようになります
ゾーン内のアプリケーションの起動、停止、障害監視をスクリプトまたはコマンドを使用して規則正しく行う
ゾーン内の Solaris Service Management Facility (SMF) サービスの起動、停止、障害監視を規則正しく行う
このデータサービスを使用する予定がある場合は、非大域ゾーンで実行されるアプリケーション用として独自のスクリプトまたは SMF マニフェストを作成する必要があります。
Sun Cluster HA for Solaris Containers データサービスには次の制限が適用されます。
このデータサービスを使用することにより非大域ゾーンで Sun Cluster ソフトウェアの実行が可能になることはありません。
このデータサービスを使用することにより非大域ゾーンで既存のデータサービスの実行が可能になることはありません。
このデータサービスを使用することにより同一ノード上の非大域ゾーン間のフェイルオーバーが可能になることはありません。
このデータサービスの詳細については、『Sun Cluster Data Service for Solaris Containers ガイド』を参照してください。