Sun Cluster Data Service for Oracle ガイド (Solaris OS 版)

データベースが動作可能かどうかを確認する処理

アーカイブされた redo ログのパーティションが健全な状態であれば、データベースクライアント障害検証機能は動的パフォーマンスビュー v$sysstat に問い合わせて、データベースパフォーマンスの統計情報を取得します。統計の変化は、データベースが稼働していることを意味します。続けて問い合わせても、統計情報に変化がない場合、障害検証機能がデータベーストランザクションを実行し、データベースが稼働しているかどうかを判断します。このトランザクションにはユーザーテーブル空間におけるテーブルの作成、更新、および削除が伴います。

データベースクライアント障害検証機能は、すべてのトランザクションを Oracle ユーザーとして実行します。このユーザーの ID は、「ノードを準備する」で説明したとおり、ノードを準備するときに指定します。