次の手順で、物理ホストのローカルディスクに Siebel サーバーをインストールして、Siebel サーバーと Siebel データベースを構成します。Siebel サーバーを広域ファイルシステムにインストールする場合は、「広域ファイルシステムに Siebel サーバーと Siebel データベースをインストールする」を参照してください。
物理ホストのローカルディスクに Siebel サーバーをインストールする場合は、いずれか 1 つのクラスタノードにソフトウェアをインストールします。
Siebel のインストールマニュアルと最新のリリースノートに記載されている手順で、Siebel サーバーをインストールします。
Autostart 機能は使用しないでください。プロンプトに対して、Autostart=No を指定します。
ゲートウェイのホスト名を入力するように指示されたなら、Siebel ゲートウェイの論理ホスト名を入力します。
siebenv.sh ファイルが server_root の下にあり、Siebel サーバーを起動するユーザーによって所有されていることを確認します。
Siebel サーバーを起動するユーザーのホームディレクトリで、.hushlogin という空のファイルを作成します。
.hushlogin ファイルは、クラスタノードの公開ネットワークによるサービスの起動、停止、または検証がタイムアウトすることを防ぎます。
HA Oracle などのデータベースが Siebel に合わせて設定されていて、なおかつデータベースがオンラインになっていることを確認します。
Siebel のマニュアルを参照し、Siebel データベースを構成して入力します。
ODBC データソースを作成する場合 (dbsrvr_config.ksh スクリプトを使用)、名前を siebsrvr_ siebel_enterpriseにする必要があります。
Sun Cluster HA for Siebel 障害モニター用の Siebel データベースに接続する権限を指定して、データベースユーザー (例 : dbuser/dbpassword) を作成します。
Siebel サーバーを起動するユーザーとしてログインし、Siebel サーバーを手動で起動します。
srvrmgr を実行して、Siebel サーバーの構成を変更し、Siebel サーバーがクラスタで動作できるようにします。
Siebel 7.7 を使用している場合は、ServerHostAddress パラメータを Siebel サーバーの論理ホスト名リソースの IP アドレスに変更します。
$ srvrmgr:hasiebel> change param ServerHostAddress=lhaddr for server hasiebel |
Siebel 7.7 より前のバージョンを使用している場合は、HOST パラメータを Siebel サーバーの論理ホスト名に変更します。
$ srvrmgr:hasiebel> change param Host=lhname for server hasiebel |
これらの変更は、Sun Cluster の制御下で Siebel サーバーが起動すると有効になります。
残りのすべてのクラスタノードでインストールを複製します。
# rdist -c server_root hostname:server_root |
Siebel ゲートウェイのファイルとディレクトリに関して、所有権とアクセス権がすべてのクラスノードで同じであることを確認します。