Sun Cluster Data Service for Sun Java System Application Server EE (HADB) ガイド (Solaris OS 版)

HADB 管理アーキテクチャー

次の図に、管理ドメインに 4 つのアクティブなノードを装備したデータベースのアーキテクチャーを示します。

図 1–1 管理システムのアーキテクチャー

図 : この図については、前の本文中で説明しています。

この図は、1 つのデータベースと、データベース内の 4 つの HADB ノードプロセスから構成される管理ドメインを示しています。これらのノードプロセスは n0、n1、n2、および n3 によって示されています。ホスト A とホスト B はクラスタノードを表し、HADB の Data Redundancy Unit (DRU) を形成します (Host A: DRU0 および Host B: DRU1)。

管理エージェント MA1 は n0 と n2 を管理し、管理エージェント MA2 は n1 と n3 を管理します。管理エージェントには、ノードの状態を監視し、必要に応じてノードを再起動する役割があります。また管理エージェントは、クライアントからの管理操作要求にも対処します。

クラスタノード上で管理エージェントに障害が生じた場合、エージェントが引き続き HADB ノードを監視して管理操作を提供できるように、同じノード上でエージェントを再起動する必要があります。そのため、管理エージェントを高可用性にする必要があります。