Sun Cluster Data Service for N1 Grid Service Provisioning System ガイド (Solaris OS 版)

N1 Grid Service Provisioning System のベースディレクトリはフェイルオーバーファイルシステムの共有記憶装置上に構成する

N1 Grid Service Provisioning System のベースディレクトリは、共有記憶装置上に作成してください。ベースディレクトリは、HAStoragePlus リソースとともに広域ファイルシステム (GFS) に置くことも、フェイルオーバーファイルシステム (FFS) に置くこともできます。望ましいのは FFS 上への配置です。

FFS が必要となるのは、Master Server がディレクトリ構造を利用してその構成、ログ、配備されたアプリケーション、データベースなどを保存するためです。Remote Agent と Local Distributor は、それぞれのキャッシュをベースディレクトリの下に保存します。バイナリをローカル記憶装置に、データの動的な部分を共有記憶装置に保存することはお勧めしません。


注 –

広域ファイルシステムは /global、フェイルオーバーファイルシステムは /local という接頭辞を指定してマウントすることをお勧めします。