Sun Cluster Geographic Edition のシステム管理

ProcedureHitachi TrueCopy 保護グループを削除する方法

始める前に

保護グループをすべての場所から削除する場合、保護グループが存在する各クラスタで、geopg delete コマンドを実行する必要があります。

保護グループを削除するには、次の条件が満たされているかをまず確認する必要があります。


注 –

保護グループの削除中にアプリケーションリソースグループをオンライン状態に保持するには、保護グループからアプリケーションリソースグループを除去する必要があります。この手順の例は、例 10–7例 10–10 を参照してください。


手順
  1. 主クラスタ上のノードの 1 つにログインします。

    この手順を行うには、Geo Management RBAC 権利プロファイルがユーザーに割り当てられている必要があります。RBAC の詳細は、「Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアと RBAC」を参照してください。

  2. 保護グループを削除します。

    このコマンドは、ローカルクラスタから保護グループの構成を削除します。このコマンドはまた、保護グループの各 Hitachi TrueCopy デバイスグループの複製リソースグループも除去します。このコマンドは、Hitachi TrueCopy デバイスグループのペアの状態は変更しません。


    # geopg delete protection-group-name 
    
    protection-group-name

    保護グループの名前を指定します

  3. 二次クラスタ上の保護グループも削除する場合は、手順 1 と手順 2 を cluster-newyork で繰り返します。


例 10–6 保護グループの削除

次に、両方のパートナークラスタから保護グループを削除する例を示します。

cluster-paris は主クラスタです。クラスタの構成例については、図 2–1 を参照してください。


# rlogin cluster-paris -l root
cluster-paris# geopg delete tcpg
# rlogin cluster-newyork -l root
cluster-newyork# geopg delete tcpg


例 10–7 アプリケーションリソースグループをオンラインにしたまま Hitachi TrueCopy 保護グループを削除する

次に、2 つのアプリケーションリソースグループ apprg1apprg2 をオンラインにしたまま、それらの保護グループ tcpg を削除する例を示します。保護グループからアプリケーションリソースグループを除去し、続いて保護グループを削除します。


# geopg remove-resource-group apprg1,apprg2 tcpg
# geopg stop -e global tcpg 
# geopg delete tcpg