この文書では、 SunTM Cluster Geographic Edition 3.1 8/05 ソフトウェアに関する次の情報を説明しています。
この節では、Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアでサポートされるソフトウェアについて説明します。
表 1 サポートされる製品
問題の概要:認証サブプロセスが、pkcs11 ライブラリの atfork() ハンドラ内でハングアップする可能性があります。
対処方法:/usr/jdk/instances/jdk1.5.0/jre/lib/security/java.security ファイルの security.provider.1 の行に次のエントリが含まれています。
security.provider.1=sun.security.pkcs11.SunPKCS11 ${java.home}/lib/security/sunp kcs11-solaris.cfg |
両方のパートナークラスタのすべてのノード上で、次のように行の内容を変更します。
security.provider.1=sun.security.provider.Sunn |
問題の概要:Solaris OS 10 上には、Sun Cluster Geographic Edition インストーラを使って Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアをインストールすることはできません。
対処方法:pkgadd(1M) コマンドを使って、Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェア CD 上のすべてのパッケージを両方のクラスタの各ノードにインストールします。
次の作業は、自分の場所から地理的に離れた場所にあるすべてのクラスタのすべてのノードで実行します。
ソフトウェアのインストールを開始する前に、必ず『Sun Cluster Geographic Edition のインストール』の第 1 章「Sun Cluster Geographic Edition のインストールの計画」をお読みください。
Solaris OS 10 用の Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアパッケージが含まれているディレクトリに移動します。
# cd cd-root/suncluster_geographic_1_0/Solaris_sparc/Product/\ sun_cluster_geo/Solaris_9/Packages |
pkgadd -G -d . package_name コマンドを使って、次の順番で Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアパッケージをインストールします。
Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアパッケージは、大域ゾーンにのみインストールします。
SUNWscmautil: Sun Cluster Management Agent ユーティリティー
SUNWscmautilr: スーパーユーザー用の Sun Cluster Management Agent ユーティリティー
SUNWscghb: Sun Cluster Geographic Edition ハートビート
SUNWscghbr: スーパーユーザー用 Sun Cluster ハートビート
SUNWscgctl: 制御管理エージェント
SUNWscgctlr: スーパーユーザー用制御管理エージェント
Hitachi TrueCopy データ複製を使用する場合:
SUNWscgreptc: Hitachi TrueCopy データ複製
SUNWscgreptcu : usr 用 Hitachi TrueCopy データ複製
SUNWscgspm: SunPlex Manager の拡張機能
SUNWscgman: Sun Cluster Geographic Edition のマニュアルページ
Sun StorEdge Availability Suite 3.2.1 は Solaris OS 10 上ではサポートされません。Solaris OS 10 を実行している場合は、Sun StorEdge Availability Suite 3.2.1 サポートを得るために Sun Cluster Geographic Edition パッケージをインストールしないでください。
次のローカリゼーションパッケージをインストールすることもできます。
SUNWcscgctl: 簡体字中国語版制御エージェント
Sun StoreEdge Availability Suite 3.2 ソフトウェア データ複製、SUNWcscgrepavsu を使用している場合: usr 用簡体字中国語版 Sun StorEdge Availability Suite データ複製
Hitachi TrueCopy データ複製、SUNWcscgreptcu を使用している場合: usr 用簡体字中国語版 Hitachi TrueCopy データ複製
SUNWcscgspm: 簡体字中国語版 SunPlex Manager 拡張機能
SUNWjscgctl: 日本語版 Sun Cluster Geographic Edition 制御エージェント
SUNWjscgman: 日本語版 Sun Cluster Geographic Edition マニュアルページ
Sun StoreEdge Availability Suite 3.2 ソフトウェア データ複製、SUNWjscgrepavsu を使用している場合: usr 用日本語版 Sun StorEdge Availability Suite データ複製
Hitachi TrueCopy データ複製、SUNWjscgreptcu を使用している場合: usr 用日本語版 Hitachi TrueCopy データ複製
SUNWjscgspm: 日本語版 SunPlex Manager 拡張機能
SUNWkscgctl: 韓国語版 Sun Cluster Geographic Edition 制御エージェント
Sun StoreEdge Availability Suite 3.2 ソフトウェア データ複製、SUNWkscgrepavsu を使用している場合: usr 用韓国語版 Sun StorEdge Availability Suite データ複製
Hitachi TrueCopy データ複製、SUNWkscgreptcu を使用している場合: usr 用韓国語版 Hitachi TrueCopy データ複製
SUNWkscgspm: 韓国語版 SunPlex Manager 拡張機能
# pkgadd -G -d . SUNWscmautil # pkgadd -G -d . SUNWscmautilr # pkgadd -G -d . SUNWscghb # pkgadd -G -d . SUNWscghbr # pkgadd -G -d . SUNWscgctl # pkgadd -G -d . SUNWscgctlr # pkgadd -G -d . SUNWscgreptc # pkgadd -G -d . SUNWscgreptcu # pkgadd -G -d . SUNWscgspm # pkgadd -G -d . SUNWscgman |
次の作業は、自分の場所から地理的に離れた場所にあるすべてのクラスタのすべてのノードで実行します。
Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアをアンインストールするノードまたはクラスタでスーパーユーザーになります。
% su |
ローカルクラスタ上の Sun Cluster Geographic Edition インフラストラクチャーを停止します。
# geoadm stop |
クラスタ上の Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアの無効化については、『Sun Cluster Geographic Edition のシステム管理』の「Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアの無効化」 を参照してください。
pkgrm(1M)コマンドを使って Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアパッケージをアンインストールします。
以前にインストールしたローカリゼーションパッケージがあれば、それもアンインストールしてください。
パッケージのアンインストールは、インストールしたときの逆の順序で行います。
# pkgrm SUNWscgman # pkgrm SUNWscgspm # pkgrm SUNWscgreptcu # pkgrm SUNWscgreptc # pkgrm SUNWscgctlr # pkgrm SUNWscgctl # pkgrm SUNWscghbr # pkgrm SUNWscghb # pkgrm SUNWscmautilr # pkgrm SUNWscmautil |
Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアが削除されたことを確認します。
# pkginfo | grep -i geo |
問題の概要:Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアは、SUNWscmasa パッケージに依存しています。Sun Cluster Geographic Edition のインストール中に、SUNWscmasa パッケージが見つからないという警告メッセージが表示されます。
対処方法:Solaris OS 10 では、SUNWscmasa パッケージが SUNWscmasau と SUNWscmasar の 2 つのパッケージに置き換えられています。
pkgadd コマンドで Sun Cluster Geographic Edition パッケージをインストールしているとき、SUNWscmasa が見つからないというメッセージが表示されても、無視してインストールを続行してください。
問題の概要:局所ゾーンが作成されるときに、Sun Cluster Geographic Edition パッケージがコピーされ、局所ゾーンでは使用できない Sun Cluster コンポーネントがあるためプロセスが失敗することがあります。
対処方法:pkgadd コマンドの -G オプションを使って、大域ゾーンからインストールを行います。pkgadd コマンドの詳細は、 pkgadd(1M) を参照してください。
Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアパッケージは、大域ゾーンにのみインストールします。
次に示す既知の問題とバグは、Sun Cluster Geographic Edition 3.1 8/05 リリースの処理に影響を与えます。
問題の概要:デバイスグループを含む保護グループを削除できません。
対処方法:GUI を使ってデバイスグループを含む保護グループを削除するには、最初にデバイスグループを個別に削除します。次に、保護グループを削除します。
問題の概要:java.io.InterruptedIOException エラーメッセージは、共通エージェントコンテナログファイル java.util.logging.ErrorManager に記録する際に表示されます。
対処方法:この例外は無害であり、無視しても支障ありません。
問題の概要:クラスタを再起動したあと、Sun Cluster Geographic Edition インフラストラクチャーがオフライン状態に留まることがあります。
対処方法:
クラスタを再起動したあとで Sun Cluster Geographic Edition インフラストラクチャーがオフライン状態になる場合は、geoadm start コマンドを使用して Sun Cluster Geographic Edition インフラストラクチャーを再起動します。
問題の概要:GUI が RBAC をサポートしません。
対処方法:ローカルクラスタ上でスーパーユーザー (root) として GUI を起動します。
問題の概要:root パスワードを使用して SunPlex Manager GUI にアクセスするためには、両方のクラスタのすべてのノードで root パスワードを同じにする必要があります。
対処方法:両方のクラスタのすべてのノードで root パスワードが同じであることを確認します。
問題の概要:パートナークラスタが異なるドメインに存在する場合、クラスタ名にドメイン名を含めることができません。
対処方法:ローカルクラスタ上の各ノードの /etc/hosts ファイルに、パートナークラスタの論理ホスト名の IP を使用してパートナークラスタ名を指定します。バグ 6252467 も参照してください。
/etc/hosts ファイルを手動で更新すると、同じ名前のローカルドメインマシンと重複する可能性があります。
問題の概要:カスタムハートビートを使用してリモートクラスタ上にパートナーシップを作成する場合、そのハートビートをパートナーシップに参加させるには同じ名前のハートビートがローカルクラスタ上に存在していなければなりません。ハートビートは GUI を使用して作成することはできないため、「Join Partnership」ページの選択肢として適切なハートビートが表示されることはありません。
対処方法:CLI を使用してカスタムハートビートを作成し、その後 CLI または GUI を使用してパートナーシップに取り入れます。
問題の概要: sysevent デーモンがクラッシュする際に、クラスタ状態が Error になり、ハートビートの状態が No Reponse になります。
対処方法:sysevent デーモンを再起動し、次のように Sun Cluster Geographic Edition インフラストラクチャーを再起動します。
Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアを無効にします。
phys-paris-1# geoadm stop |
クラスタノードの 1 つで、Sun Cluster Geographic Edition インフラストラクチャーを有効にします。
phys-paris-1# geoadm start |
geoadm(1M) コマンドについては、geoadm(1M) のマニュアルページを参照してください。
問題の概要: sysevent デーモンがクラッシュする際に、クラスタ状態が Error になり、ハートビートの状態が No Reponse になります。
対処方法:sysevent デーモンを再起動し、次のように Sun Cluster Geographic Edition インフラストラクチャーを再起動します。
Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアを無効にします。
phys-paris-1# geoadm stop |
クラスタノードの 1 つで、Sun Cluster Geographic Edition インフラストラクチャーを有効にします。
phys-paris-1# geoadm start |
geoadm コマンドについては、geoadm(1M) のマニュアルページを参照してください。
問題の概要:geopg start コマンドがタイムアウトする際に、「Waiting response timeout: 100000」というメッセージが表示されます。このメッセージは、処理がタイムアウトしたことを明示するものではありません。タイムアウト間隔も、秒単位ではなくミリ秒単位で示されています。
対処方法:必要ない
問題の概要:システムの負荷が高くなったなどの理由により、共通エージェントコンテナがハングアップしたり、反応が遅くなったりすると、geo-failovercontrol stop メソッドがタイムアウトします。このタイムアウトの結果、geo-failovercontrol リソースが STOP_FAILED 状態になります。
対処方法:stop_timeout 間隔は比較的長いため (10 分)、この問題はめったに発生しません。しかし、geo-failovercontrol リソースが STOP_FAILED 状態にある場合は、次の手順に従って、Sun Cluster Geographic Edition インフラストラクチャーを回復して、有効にしてください。
問題の概要:一次クラスタで保護グループが有効状態にあり、リソースグループが OK の状態にあるとします。この状態で主クラスタを再起動すると、クラスタが立ち上がった時点で保護グループが無効状態になり、リソースグループが Error 状態になります。
対処方法:フェイルバックスイッチオーバーの際には、手順 1a に示されている方法でパートナーシップの同期をとる前に、次のコマンドにより保護グループを無効にする必要があります。
# geopg stop -e Local protection-group-name |
コマンドの範囲を指定します
範囲を local と指定すると、ローカルクラスタだけがコマンドの対象となります。
保護グループの名前を指定します
保護グループがすでに無効になっている場合は、保護グループ内のリソースグループの状態は通常 Error です。状態が Error であるのは、アプリケーションリソースグループが現在管理されていてオフラインであるためです。
保護グループを無効にすると、アプリケーションリソースグループは管理対象でなくなり、Error 状態が解消されます。
完全な手順については、『Sun Cluster Geographic Edition のシステム管理』の「Sun StorEdge Availability Suite 3.2.1 複製を使用するシステム上でフェイルバックスイッチオーバーを実行する」を参照してください。
問題の概要:保護グループにアプリケーションのリソースグループを追加すると、アプリケーションのリソースグループと軽量リソースグループは同じ保護グループになければならないというメッセージが表示される場合があります。このメッセージは、軽量リソースグループによって制御されるデバイスグループと同じ保護グループ内にそのアプリケーションのリソースグループが存在しなければならないことを意味します。
軽量リソースグループは、Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアによって管理されます。このため、表示されるメッセージに関係なく、保護グループへの軽量リソースグループの追加は避けてください。
対処方法:必要ない
問題の概要:Sun StorEdge Availability Suite 3.2.1 および Sun Cluster Geographic Edition のインフラストラクチャーリソースグループとリソースによって制御されているデバイスグループを管理しているノードからパブリックネットワークを解除すると、そのノードはパブリックネットワークを失い、異常停止します。
対処方法:必要ない
問題の概要:Hitachi TrueCopy CCI ガイドに示されているスイッチオーバーの手順は正しいものですが、SVOL-SSUS テイクオーバーのためにスイッチオーバーが失敗する場合、dev_group がボリューム状態の不一致を起こすことがあります。この不一致が起きると、pairvolchk コマンドと pairsplit コマンドが失敗します。
対処方法:dev_group のボリューム状態を一致させるには、dev_group 内のペアのボリューム状態を一致させます。ペアのボリューム状態を一致させるためのコマンドは、現在のペアの状態と、どのクラスタのボリュームをプライマリにするか (どのクラスタのボリュームでアプリケーションを稼働させるか) によって異なります。Hitachi TrueCopy コマンドの設定については、Hitachi TrueCopy CCI ガイドを参照してください。続いて、『Sun Cluster Geographic Edition のシステム管理』の「Hitachi TrueCopy 複製を使用するシステムでのスイッチオーバー障害からの回復」に示されている手順を実行します。
問題の概要:クラスタノードが通信のために 2 つ以上のネットワークアドレスを複数のサブネットに割り当てている場合は、/etc/horcm.conf ファイル内の IP_address を NONE に設定する必要があります。IP_address フィールドは、ネットワークアドレスが同じサブネットに属している場合でも NONE に設定する必要があります。
IP_address フィールドを NONE に設定しないと、リモートプロセス horcmd が稼働し応答している場合でも、Hitachi TrueCopy コマンドが予期しない動作を起こしてタイムアウトエラー ENORMT となる可能性があります。
対処方法:/etc/horcm.conf ファイル内でデフォルトの Hitachi TrueCopy タイムアウト値を変更した場合は、SUNW.GeoCtlTC リソースタイムアウト値を更新します。/etc/horcm.conf のデフォルトの Hitachi TrueCopy タイムアウト値は、3000(10ms) (30 秒) です。
Sun Cluster Geographic Edition 環境で作成される SUNW.GeoCtlTC リソースも、デフォルトのタイムアウト設定は 3000(10ms) です。
/etc/horcm.conf 内で Hitachi TrueCopy のデフォルトのタイムアウト値を変更した場合は、次に述べるアルゴリズムに従ってリソースのタイムアウト値を更新する必要があります。/etc/horcm.conf と Hitachi TrueCopy リソースのデフォルトのタイムアウト値は、必要がないかぎり変更しないでください。
次に示す等式により、Hitachi TrueCopy コマンドがさまざまな要因によりタイムアウトする時間の上限が求められます。
次の等式における単位は秒です。
horctimeout は /etc/horcm.conf に構成されているタイムアウト値に設定します
numhosts はリモートクラスタ上のホストの数に設定します。ペアコマンドの場合、horcmd コマンドは各リモートホストに確認を試みます。
numretries は 2 に設定します。numretries は、horcmd コマンドが各リモートホストにコンタクトを試すべき最大の回数を指定します。
Upper-limit-on-timeout は (horctimeout * numhosts * numretries) に設定します。
たとえば、horctimeout を 30、numhosts を 2、numretries を 2 に設定すると、Upper-limit-on-timeout は 120 になります。
Upper-limit-on-timeout に基づき、次のリソースタイムアウト値を設定する必要があります。ほかのコマンドの処理が行えるように、バッファーとして 60 以上を指定するべきです。
Validate_timeout = Upper-limit-on-timeout + 60 Update_timeout = Upper-limit-on-timeout + 60 Monitor_Check_timeout = Upper-limit-on-timeout + 60 Probe_timeout = Upper-limit-on-timeout + 60 Retry_Interval = (Prote_timeout + Thorough_probe_interval) + 60 |
リソース内のほかのタイムアウトパラメタには、デフォルト値を含める必要があります。
タイムアウト値を変更するには、次の手順を実行してください。
scswitch コマンドを使用して、リソースグループをオフライン状態にします。
scrgadm コマンドを使用して、必要なタイムアウトプロパティーを更新します。
scswitch コマンドを使用し、リソースグループをオンラインにします。
問題の概要:依存性をトラバースすると多くのシステムリソースを消費します。
対処方法:必要ない
問題の概要:geopg switchover コマンドは、失敗してその理由を示さないことがときどきあります。
対処方法:『Sun Cluster Geographic Edition のシステム管理』の「Hitachi TrueCopy 複製を使用するシステムでのスイッチオーバー障害からの回復」に示されている手順に従ってください。
問題の概要:デバイスグループの作成または保護グループのデバイスグループの追加がそのブラウザに許可されているタイムアウト間隔を超える場合、処理が完了した時点で GUI の再描画 (リフレッシュ) が行われないことがあります。
対処方法:GUI を使用してパートナーシップページに移動するか、コマンド geopg list を使用して処理の結果を確認することができます。
問題の概要:サーバー側ソケットが部分的に閉じられたり壊れたりするとプロセス cacaocsc がハングすることがあります。バグ 6304065 も参照してください。
対処方法:Ctrl+C または kill コマンドを使用し、コマンドから抜けます。
問題の概要:スイッチオーバー処理の最中にクラスタでエラー (インフラストラクチャーリソースグループを管理しているノードの停電など) が発生すると、不明なメッセージが表示されます。
対処方法:必要ない
問題の概要:GUI に表示されるページ上に存在するエントリの構成と状態に変化があった場合は、本来自動的にそのページの再描画が行われるべきです。時折、この再描画がなされないことがあります。
対処方法:ナビゲーションツリーを使用していったん別のページに移動し、元のページに戻ります。再読み込みがなされてページが更新されます。
問題の概要:Sun Cluster 環境で Sun StorEdge Availability Suite 3.2.1 構成データベースを更新する操作を 2 つ以上同時に実行しないでください。
Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアが動作しているときに、Sun StorEdge Availability Suite 3.2.1 で複製されたデータを持つ異なる保護グループ上で次のコマンドのうち 2 つ以上を同時に実行しないでください。
geopg add-device-group
geopg remove-device-group
geopg get
geopg delete
geopg update
geopg validate
geopg start
geopg stop
geopg switchover
geopg takeover
たとえば、geopg start pg1 コマンドと geopg switchover pg2 コマンドを同時に実行すると、Sun StorEdge Availability Suite 3.2.1 構成データベースが壊れる可能性があります。
Sun StorEdge Availability Suite 3.2.1 は Solaris OS 10 上ではサポートされません。Solaris OS 10 を実行している場合は、Sun StorEdge Availability Suite 3.2.1 のサポートを得るために Sun Cluster Geographic Edition パッケージをインストールしないでください。
対処方法:Sun Cluster が複数のノードで構成されている場合は、両方のパートナークラスタのすべてのノードで、Sun StorEdge Availability Suite 3.2.1 dscfglockd デーモンプロセスを有効にします。Sun Cluster が単一のノードだけで構成されている場合、このデーモンを有効にする必要はありません。
dscfglockd デーモンプロセスを有効にするには、両方のパートナークラスタのすべてのノードで、次の手順を実行します。
Sun StorEdge Availability Suite 3.2.1 製品が、Sun StorEdge Availability Suite 3.2.1 の製品マニュアルの指示どおりにインストールされていることを確認します。
Sun StorEdge Availability Suite 3.2.1 製品に、SunSolve (http://sunsolve.sun.com) で入手可能な最新のパッチが適用されていることを確認します。
/etc/init.d/scm ファイルのコピーを作成します。
# cp /etc/init.d/scm /etc/init.d/scm.original |
/etc/init.d/scm ファイルを編集します。
次の行から、コメント文字 (#) とコメント「(turned off for 3.2)」を削除します。
# do_stopdscfglockd (turned off for 3.2) # do_dscfglockd (turned off for 3.2) |
編集後のファイルを保存します。
すべての Sun Cluster ノードを再起動する必要がない場合は、スーパーユーザーの権限を持つシステム管理者が各ノード上で次のコマンドを実行します。
# /usr/opt/SUNWscm/lib/dscfglockd \ -f /var/opt/SUNWesm/dscfglockd.cf |
さらにサポートが必要な場合は、ご購入先に問い合わせてください。
問題の概要:保護グループが有効になった一次クラスタでコマンド geopg takeover または geopg switchover を実行すると、同じクラスタ上でいったん保護グループ内のアプリケーションリソースグループがオフラインの非管理状態になり、再びオンラインに戻ります。
対処方法:必要ない
問題の概要:geops create または geops join-partnership コマンドの実行中にノードを停止した場合、Sun Cluster Geographic Edition インフラストラクチャーを再起動できません。
対処方法:ご購入先に連絡してください。
問題の概要: geopg switchover コマンドがタイムアウトする場合、保護グループ役割がデータ複製役割と一致しなくなることがあります。この不一致が起きても、 geoadm status コマンドは構成が「Error」状態ではなく「OK」状態であると示します。
対処方法:スイッチオーバーまたはテイクオーバーがタイムアウトしたあとで、両方のクラスタで geopg validate コマンドを使用して保護グループを再度検証します。
問題の概要:テイクオーバー操作によって、元の一次クラスタのロールを変更できない場合、同期ステータスが ERROR になる必要があります。
対処方法:geopg updateコマンドを使用してもう一度保護グループの同期をとり、geopg validate コマンドを使用して、元の一次クラスタ上の保護グループを有効にします。
問題の概要:geopg takeover コマンドは成功メッセージを返しますが、保護グループは両方のクラスタで主のままとなります。
対処方法:必要ない
問題の概要:共通エージェントコンテナは、長い間実行するとハングアップすることがあります。
対処方法:必要ない
Sun Cluster Geographic Edition 構成のパッチに関する情報を以下に示します。
Sun Cluster Geographic Edition 製品に必要なパッチを確認してダウンロードするためには、SunSolveTM ユーザーとして登録済みでなければなりません。SunSolve アカウントをまだ入手していない場合は、Sun のサービス担当者またはセールスエンジニアに問い合わせるか、あるいは http://sunsolve.sun.com でオンライン登録を行なってください。
次のパッチをインストールする必要があります。
Solaris OS の場合: 最低限 110934-13
Solaris OS の場合: 最低限 110380-04
Solaris OS の場合: 最低限 118918-13
Solaris OS の場合: 最低限 118562-09
Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェア: 最低限 122783–03
Sun StorEdge Availability Suite 3.2.1 CORE: 最低限 116466-06
Sun StorEdge Availability Suite 3.2.1 II: 最低限 116467-07
Sun StorEdge Availability Suite 3.2.1 SNDR: 最低限 116468-09
共通エージェントコンテナ: 最低限 118671-03
共通エージェントコンテナ: 最低限 120675–01
このパッチの入手については、ご購入先に問い合わせてください。
Sun Cluster Geographic Edition 3.1 8/05 でスケーラブルリソースグループを使用するには、次のパッチもインストールしてください。
Solaris OS 10: 120500-06 以上
Solaris OS 9: 117949-17 以降
Solaris OS 8: 117950-17 以降
これらのパッチの入手については、ご購入先に問い合わせてください。
両方のクラスタのすべてのノードの Sun Cluster と共通エージェントコンテナに対して、同じレベルのパッチを実行します。
Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアをインストールした各ノードのパッチのレベルが、Sun Cluster のパッチレベル要件を満たしている必要があります。
1 つのクラスタ内のすべてのノードで、同じバージョンの Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアと同じレベルのパッチを使用する必要があります。
パッチが正しくインストールされたことを確認するには、一次クラスタにパッチをインストールする前に、二次クラスタにパッチをインストールします。
この手順は、各クラスタの単一のノード上でのみ実施します。
クラスタが正常に機能していることを確認してください。
Sun Cluster Geographic Edition が正常に機能していることを確認してください。
# geoadm status |
クラスタの現在の状態を表示するには、任意のノードから次のコマンドを実行します。
# scstat |
詳細は、scstat(1M) のマニュアルページを参照してください。
同じノード上の /var/adm/messages ログに、解決されていないエラーや警告メッセージがないかどうかを確認します。
ボリューム管理の状態を確認します。
クラスタのノードで、スーパーユーザーになります。
% su |
保護グループからすべてのアプリケーションリソースグループを除去します。
高可用性アプリケーションは、Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアパッチのインストール中も停止しません。
# geopg remove-resource-group resourcegroup protectiongroupname |
詳細は、geopg(1M) のマニュアルページを参照してください。
クラスタ上でアクティブになっているすべての保護グループを停止します。
# geopg stop protectiongroupname -e local | global |
詳細は、geopg(1M) のマニュアルページを参照してください。
Sun Cluster Geographic Edition インフラストラクチャーを停止します。
# geoadm stop |
詳細は、geoadm(1M) のマニュアルページを参照してください。
Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアに必要なパッチをインストールします。「パッチをインストールする」に進みます。
この手順はクラスタのすべてのノード上で実施してください。
テストを実施するため、一次クラスタにパッチを適用する前に二次クラスタにパッチを適用します。
次の作業を実行します。
Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアをサポートするように Solaris OS がインストールされているか確認します。
Solaris のインストール内容が Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアと、クラスタにインストールする予定のその他のソフトウェアの要件を満たしていることを確認します。
Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアパッケージがノードにインストールされていることを確認します。
すべてのノードがクラスタに含まれていて、オンラインになっていることを確認します。
クラスタの現在の状態を表示するには、任意のノードから次のコマンドを実行します。
% scstat |
詳細は、scstat(1M) のマニュアルページを参照してください。
同じノード上の /var/adm/messages ログに、解決されていないエラーや警告メッセージがないかどうかを確認します。
共通エージェントコンテナを停止します。
# cacaoadm stop |
詳細は、geoadm(1M) のマニュアルページを参照してください。
patchadd コマンドを使用して、Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアのサポートに必要なパッチをインストールします。
共通エージェントコンテナを起動します。
# cacaoadm start |
すべてのクラスタのすべてのノードに必要なすべてのパッチをインストールしたら、Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアを有効にします。
# geoadm start |
クラスタのパッチインストールの準備中に削除したすべてのアプリケーションリソースを、保護グループに再度追加します。
# geopg add-resource-group resourcegroup protectiongroupname |
詳細は、geopg(1M) のマニュアルページを参照してください。
追加したすべての保護グループを起動します。
# geopg start protectiongroupname -e local | global [-n] |
詳細は、geopg(1M) のマニュアルページを参照してください。
Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェア、保護グループ、デバイスグループ、およびアプリケーションリソースグループがすべて OK 状態になっていることを確認します。
# geoadm status # scstat |
日本語のマニュアルは docs.sun.com を参照してください。Sun Cluster Geographic Edition 3.1 8/05 ユーザーマニュアルセットには次のマニュアルコレクションが含まれています。
Sun Cluster Geographic Edition Release Notes Collection |
Sun Cluster Geographic Edition Software Collection |
Sun Cluster Geographic Edition Reference Collection |
最新のマニュアルは、docs.sun.comSM Web サイトで参照してください。docs.sun.com Web サイトでは、Sun Cluster Geographic Edition マニュアルにアクセスできます。次の Web サイトを利用すれば、docs.sun.com アーカイブをブラウズしたり、本のタイトルやテーマを検索できます。
パート番号 |
マニュアル名 |
---|---|
817–7499 | |
817–7500 | |
817–7501 | |
817–7503 |
この節では、現地語版マニュアルについて判明している記述の誤りまたは記載漏れと、それらの問題を修正する手順を示します。
問題の概要:lang.variant に LANG が設定されていると、Sun Cluster Geographic Edition コマンド行は cacaocsc を呼び出す際に文字列ストリームの取得に失敗します。
対処方法:locale_region.variant フォームを使用します。
問題の概要:最近行われた変更のために、Sun Cluster Geographic Edition の一部の CLI/GUI ラベルとメッセージ、および一部の Sun StorEdge Availability Suite 3.2.1 エラーメッセージが現地語環境において英語で表示されます。
対処方法:必要ない
問題の概要:Sun Cluster Geographic Edition 3.1 8/05 ソフトウェアの現地語バージョンを使用する場合、日本語ロケール (ja)、韓国語ロケール (ko)、または中国語ロケール (zh) だけを使用する必要があります。
対処方法:必要ない
この節では、マニュアルページ、マニュアル、またはオンラインヘルプで判明している記述の誤りまたは記載漏れと、それらの問題を修正するための手順を示します。
この節では、Sun Cluster Geographic Edition マニュアルページ内の記述の誤りと記載漏れについて説明します。
問題の概要:fence_level パラメタが never または async に設定されていないと、二次サイトが停止する際にデータ複製が正しく行われない可能性があります。
対処方法:主クラスタにおけるアプリケーション停止を防ぐには、Fence_level を never または async に指定します。
data または status の Fence_level を使用する特別なニーズがある場合は、ご購入先に問い合わせてください。
問題の概要:geopg のマニュアルページには、timeout プロパティーの上限が示されていません。
対処方法:このリリースにおける timeout プロパティーの最大値は 1000000 秒です。
問題の概要:geopg のマニュアルページでは、timeout プロパティーの目的について十分説明されていません。
対処方法:timeout 間隔は、geopg コマンド (start、stop、switchover、takeover など) が実行されたあと Sun Cluster Geographic Edition が応答を待機する最大の時間です。timeout 間隔の間にコマンドが応答しないと、最終的に実行される対象コマンドが正常に完了した場合でも、Sun Cluster Geographic Edition は処理がタイムアウトしたと報告します。
timeout 間隔は、クラスタごとに処理に適用されます。ローカルスコープを持つ処理が指定された timeout 間隔を過ぎても完了しない場合、この処理はタイムアウトします。
グローバルスコープを持つ処理は、ローカルクラスタに対するアクションとリモートクラスタに対するアクションから構成されます。ローカルアクションとリモートアクションのタイムアウトは別々に計時されます。このため、指定された timeout 間隔を過ぎてもローカル処理が完了しないか、指定された timeout 間隔を過ぎてもリモート処理が完了しない場合、グローバルスコープを持つ処理はタイムアウトします。
たとえば、次の処理はローカルスコープ指定で開始されます。
# geopg start -e Local |
timeout プロパティーを 200 秒に設定すると、200 秒を過ぎても geopg start 処理が完了しないとこの処理はタイムアウトします。
この処理をグローバルスコープ指定で開始する場合は次のように入力します。
# geopg start -e Global |
timeout プロパティーを 200 秒に設定すると、200 秒を過ぎてもローカルクラスタ上で処理が完了しないか、あるいは 200 秒を過ぎてもリモートクラスタ上で処理が完了しない場合、geopg start はタイムアウトします。ローカルアクションに 150 秒かかり、リモートアクションに 150 秒かかる場合、処理はタイムアウトしません。
保護グループの timeout 値は概算されます。保護グループに対するすべての処理が timeout 間隔に照らして計時されるわけではありません。たとえば、データ構造を初期化して処理の前提条件が満たされているか確認するためにかかる時間は、timeout 間隔内の時間として計算されません。
問題の概要: geops のマニュアルには通知用の電子メールアドレスを設定するプロパティーが Notification_EmailAddrss とありますが、これは誤りです。
対処方法:通知用の電子メールアドレスを指定する正しいプロパティー名は、Notification_EmailAddrs です。
問題の概要:このマニュアルページにはデフォルトの TCP/UDP ハートビートポート番号が 8765 と示されていますが、この番号は IANA (Internet Assigned Numbers Authority) によってすでにほかの人に割り当てられています。
対処方法:衝突を避けるため、現在 TCP/UDP はデフォルトのポート番号として 2084 を使用しています。
問題の概要:geopg のマニュアルページに示されているリソースグループとデバイスグループを追加する構文は正しくありません。
対処方法:リソースグループを追加する正しい構文は、geopg add-resource-group resource-group protection-group-name です。デバイスグループを追加する正しい構文は、geopg add-device-group device-group protection-group-name です。
問題の概要:geohb のマニュアルページの「説明」セクションに、次に示す誤った例が含まれています。
command1 という名前のハートビートプラグインを作成するには、次のコマンドを使用します。
# geohb add paris-to-newyork -g command1 -p Query_cmd=/usr/bin/hb/ |
対処方法:この例は、次のように修正する必要があります。
paris-to-newyork ハートビートに command1 というカスタムハートビートプラグインを追加するには、次のコマンドを使用します。
# geohb add-plugin -p Query_cmd=/usr/bin/hb/ command1 paris-to-newyork |
問題の概要:geops udpate コマンドを実行すると、パートナークラスタと情報の同期がとられます。クラスタがパートナークラスタと接続されていない状況では、このコマンドを実行してもパートナーシップを更新することはできません。
対処方法:クラスタがパートナークラスタと接続されていない状況では geops udpate コマンドを使用してパートナーシップを更新しないでください。
問題の概要:マニュアルページ内で “ 6 という文字がランダムに現れています。
対処方法:この文字は無視してください。
問題の概要: geohb(1M) および geopg(1M) のマニュアルページでは、コマンド例内に誤ったサブコマンドが含まれています。
対処方法:command- -help コマンドを使用し、正しい使用法を常に参照してください。
この節では、『Sun Cluster Geographic Edition のインストール』に含まれる記述の誤りと記載漏れについて説明します。
問題の概要:『Sun Cluster Geographic Edition のインストール』には、次の要件が記載されていません。
クラスタ内のすべてのノードに同じデフォルトロケールを指定する必要があります。
『Sun Cluster Geographic Edition のインストール』の「Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアを有効にする」には、作業要件として、クラスタはセキュリティー証明書を使用するセキュアクラスタ通信 (セキュリティー保護されたクラスタ通信) が行われるように構成する必要があることも記載する必要があります。セキュリティー証明書を使用するセキュアクラスタ通信が行われるようにクラスタが構成されていないと、多数の Sun Cluster Geographic Edition コマンドが失敗します。
対処方法:この手順を開始する前に、クラスタ内のすべてのノードが同じデフォルトロケールで稼働しているかを確認するとともに、セキュリティー証明書を使用するセキュアクラスタ通信を行うようにクラスタが構成されているかを確認します。
問題の概要:『Sun Cluster Geographic Edition のインストール』の「パートナークラスタに証明書をインストールする」には、cacaoadm start コマンドを使用して各クラスタの各ノードで共通エージェントコンテナを再起動する必要があると記載されています。
対処方法:共通エージェントコンテナの再起動には、cacaoadm restart コマンドを使用します。
この節では、『Sun Cluster Geographic Edition のシステム管理』に含まれる記述の誤りと記載漏れについて説明します。
問題の概要:『Sun Cluster Geographic Edition System Administration Guide』には、トラブルシューティングの作業手順が記載されていません。
対処方法:ご購入先に連絡してください。
問題の概要:Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアは、ハードウェア RAID での Oracle Real Application Clusters の使用をサポートします。この文書では、Oracle Real Application Clusters を使用する保護グループの作成要件については説明しません。
対処方法:Oracle Real Application Clusters の保護グループを作成する前に、次の条件が満たされていることを確認する必要があります。
保護グループのノードリストが Oracle Real Application Clusters フレームワークリソースグループのノードグループと同じである必要があります。
一方のクラスタが Oracle Real Application Clusters を実行しているノード数が他方のクラスタと異なる場合は、両方のクラスタのすべてのノードに同じリソースグループが定義されていることを確認します。
すべての Oracle Real Application Clusters サーバーリソースグループとすべての Oracle Real Application Clusters リスナーリソースグループが同じ保護グループに属している必要があります。
問題の概要:『Sun Cluster Geographic Edition システム管理ガイド』には、RoleChange_ActionCmd プロパティーの実行によって、いつ実行コマンドが指定されるかが正確に記述されていません。
対処方法:RoleChange_ActionCmd プロパティーに指定した実行コマンドは、保護グループの一次クラスタの変更後、保護グループを起動したとき、新しい一次クラスタ上で実行されます。
この節では、製品 CD に含まれる Sun Cluster Geographic Edition マニュアルの記述の誤りと記載漏れについて説明します。
問題の概要:CD のメインページにあるリンクが壊れています。
対処方法:Sun Cluster Geographic Edition マニュアルを表示するには、次のページに移動します。
マニュアルの HTML 版:
cd_root/Solaris_sparc/Product/sun_cluster_geo/Solaris_9/\
Packages/SUNWscgdoc/reloc/sun_docs/C/suncluster_3_1_geo/\
SUNWscgdoc/booklist.html
マニュアルの PDF 版:
cd_root/Solaris_sparc/Product/sun_cluster_geo/Solaris_9/\
Packages/SUNWpscgdoc/reloc/sun_docs/C/suncluster_3_1_geo/\
SUNWpscgdoc/booklist.html