make のコマンド行オプションを使用して、メークファイルマクロの初期値を無効にすることができます。たとえば、メークファイルの先頭に
FFLAGS=-u
という行を指定し、computepts.f のコンパイル行を
f77 $(FFLAGS) -c computepts.f
とすると、最終的なリンクは
f77 $(FFLAGS) $(OBJ) -lcore77 -lcore -lsunwindow lpixrect -o pattern
となります。
この例で、引数を指定しないで make コマンドだけを実行すると、上記の FFLAGS セットの値が使用されます。この設定は、次のコマンド行を付加することで無効になります。
demo% make "FFLAGS=-u -o"
make コマンド行の FFLAGS マクロの定義はメークファイルの初期設定に優先し、-o フラグと -u フラグの両方が f77 に渡されます。コマンド行で "FFLAGS=" と指定しても、マクロをリセットすることができます。
Sun WorkShop の「マクロ作成」ダイアログボックスを使用して、マクロ値を無効にすることができます。「メークファイルマクロの使い方」を参照してください。