ターゲットの構築プロセスでは、同時に同じファイルに対して修正作業を行わないように注意する必要があります。この問題は、さまざまな形式で起きる可能性があります。一時ファイルを使用する新しい接尾辞の規則を定義する場合、一時ファイルの名前は、ターゲットごとに異なっていなければなりません。この場合は、$@ や $* の動的マクロを利用できます。たとえば、ソースファイルをコンパイルする前に .c ファイルに多少の修正を加える場合、.c.o の規則は次のように定義できます。
.c.o: awk -f modify.awk $*.c > $*.mod.c $(COMPILE.c) $*.mod.c -o $*.o $(RM) $*.mod.c