テキストファイル sb_init は、Sun WorkShop のソースブラウズモードとコンパイラで使用されます。sbtag は、ソースブラウズデータベースの構造に関する制御情報を取得します。複数のディレクトリにデータベースが格納されているソースファイルで作業したいときに、sb_init を使用してください。
sb_init ファイルは、ソースブラウズ、コンパイラ、sbtags の実行ディレクトリに配置してください。これらのツールは、現在の作業ディレクトリで sb_init ファイルを検索します。
デフォルトでは、現在の作業ディレクトリで sb_init ファイルが検索されます。別のディレクトリで sb_init ファイルを検索するように Sun WorkShop とコンパイラに指示するには、環境変数 SUNPRO_SB_INIT_FILE_NAME を /<検索するディレクトリ>/sb_init に設定します。
sb_init コマンドを使用するには、コマンドをファイルに追加します。sb_init ファイルの場合、次のコマンドのみを使用できます。
import − 現在の作業用ディレクトリ以外のディレクトリにデータベースを読み込む
export − 特定のソースファイルと関連付けられたデータベース構成要素ファイルを、コンパイラの現在の作業ディレクトリ以外のディレクトリに書き込む
このコマンドには、import コマンドの機能もあります。
automount-prefix − プログラムのコンパイルに使用していないコンピュータで、そのプログラムのソースファイルをブラウズする
replacepath − データベースで検索するファイル名のパスをどのように変更するかを指定し、データベースを移動する