Sun WorkShop 入門

automount-prefix


automount-prefix mount_point trigger_point

automount-prefix コマンドを使用すると、プログラムのコンパイルに使用していないコンピュータでブラウズできるようになります。このコマンドは、automount-prefix のパス変換がコンパイル時に行われてデータベースに書き込まれる点を除けばreplacepath コマンドと同じです。

automount-prefix コマンドは、データベースに格納されている名前からどのオートマウンタの接頭辞を削除するかを定義します。オートマウンタがファイルシステムをマウントするディレクトリは mount_point です。trigger_point は、エクスポートされたファイルシステムにアクセスするための接頭辞であり、デフォルトは / です。

データベース内のパスで失敗した場合、automount_prefix コマンドと replacepath コマンドからのパス変換は、ブラウズ中にソースファイルを検索するために使用されます。

一見すると、両方のパスの検索は不可能と思われます。コンパイラの実行中に作成されたブラウザデータベースには、各ソースファイルの絶対パスが格納されています。絶対パスがコンピュータ間で統一されていないと、問い合わせに応答するときに Sun WorkShop がソースファイルを表示できません。

この問題については、次のいずれかの方法で対処できます。

デフォルトの automount-prefix コマンドは、オートマウンタのアーティファクトの削除に使用されます。


automount-prefix /tmp_mnt /

automount-prefix コマンドが指定されていない場合に限り、デフォルトの規則が生成されます。

オートマウンタの使い方に関する詳細は、automount(1M) のマニュアルページを参照してください。