実行プロファイルは、アプリケーション実行中に、関数、モジュール、セグメントによってどのくらいの時間が消費されるかを示します。標本アナライザでは、ヒストグラム (呼び出し先の関数の回数が標本に含まれない場合) もしくは累積ヒストグラム (呼び出し先の関数の回数が標本に含まれる場合) として表示されます。
実行プロファイルデータは、以下の疑問に答えてくれます。
アプリケーションは、さまざまな関数、オブジェクトモジュール、セグメントの実行にどれくらいの時間を費やすか。
どの関数、モジュール、セグメントが一番多く、あるいは一番少なく時間を消費しているか。
呼び出し先の関数の回数が標本に含まれる場合、その関数によるほかの関数の呼び出しにどれくらい時間が費やされるか。
アドレス空間データは、処理アドレス空間を一連のセグメントとして表示し、各セグメントにはページ数が含まれます。このデータによって、標本アナライザは各ページの状態、そのページは参照されるか、あるいは変更されるかを表示できます。プログラムのメモリの使用状況データは、標本アナライザの「アドレス空間」表示画面に表示されます。
アドレス空間データは、以下の疑問に対する答えを導くヒントとなります。
メモリの使用状況はどのように変化するか。
アプリケーションはページを効率的に使用しているか。
特定のオペレーション中にどのページがアクセスされるか。