ネットマスクは、1 が連続し、続いて 0 が連続した形となります。ネットマスクを使用して IP アドレスの論理積をとることにより、サブネットのアドレスを得られます。
ルーターは、パケットを外部のサブネットに転送するべきかどうかをネットマスクを使用して決定します。たとえば、IP アドレス 129.123.56.95 のマシンが IP アドレス 129.123.56.100 を持つ別のマシンに電子メールを送るとします。ネットマスク (255.255.255.0) で両方の IP アドレスの論理積をとると、両方のマシンとも 129.123.56.0 となります。この結果ルーターは転送元マシンと宛先マシンが同じサブネット上に存在すると判断し、メールを外部サブネットに転送しません。
これに対し、宛先アドレスが 129.123.67.100 であると、サブネットアドレスは 129.123.67.0 となります。この場合ルーターは、メールを外部サブネット (129.123.67.0) に転送します。
これらの例の中には Ethernet リンクにしか当てはまらないものもありますが、原則はネットワークの種類に関係なく適用されます。