CLI コマンドは、基本コマンドと拡張コマンドの 2 種類に分けられます。
基本コマンド は、他の CLI コマンドの実行環境を変更します。例えば、パラメータ値の設定、コマンドエイリアスの定義、コマンド状態の確認、サーバのログインあるいはログアウトなどが実行できます。基本コマンドは、常にフォアグラウンドで実行します。
拡張コマンド は、管理オブジェクトのトポロジ、プロパティ、属性の問い合わせや変更を行います。 以下は、拡張コマンドが提供する機能です。
トポロジ内の管理オブジェクトを検出する
モジュールを使用可能または使用不可にする
アラームを肯定応答または削除する
拡張コマンドは、デフォルトではバックグラウンドで実行しますが、フォアグラウンドで実行するよう設定できます。
セッションモードは、フォアグラウンドでもバックグラウンドでもコマンドを実行することができます。
フォアグラウンド – コマンドをフォアグラウンドで実行します。この場合、出力先の指定がない限り、コマンド出力は直接画面に送信されます。フォアグラウンドでは、1 度に実行できるコマンドは 1 つだけです。基本 コマンドは、フォアグラウンドでのみ実行可能です。拡張コマンドは、デフォルトではバックグラウンドで実行しますが、フォアグラウンドで実行するよう設定することも可能です。
バックグラウンド – コマンドを、バックグラウンドで非同期に実行します。デフォルトでは、コマンド出力や診断メッセージは画面に送信されません。出力はバッファされ、明示的な要求があると表示されます。UNIX シェルとは異なり、バックグラウンドで 1 度に実行できる拡張コマンドは 1 つだけです。ただし、バックグラウンドで拡張コマンドを実行しながら、フォアグラウンドで複数のコマンドを実行することができます。拡張コマンドは、デフォルトではバックグラウンドで実行しますが、フォアグラウンドで実行するよう指定することも可能です。基本 コマンドはバックグラウンドでは実行できません。
CLI はエイリアスもサポートしています。そのため、より複雑なコマンドやパラメータには省略語や偽名を定義することができます。ユーザ定義のエイリアスは、さまざまな CLI セッションで使用できます。