Sun Management Center 3.5 ユーザーガイド

「ハードウェア」タブ


注 –

「ハードウェア」タブは、ご使用のシステムでサポートされていないと表示されません。


「ハードウェア詳細」ウィンドウ (図 6–3を参照) は、3 種類のシステム情報を提供します。


注 –

ご使用のハードウェアオブジェクに関する「ハードウェア」タブの追加情報は、プラットフォームの補足を参照してください。


図 6–3 「ハードウェア詳細」ウィンドウ

「ハードウェア」タブが選択された状態でハードウェア表示のメニューを表示した「詳細」ウィンドウ。

「表示」メニューは、使用可能なハードウェア情報へのアクセスを提供します。

ハードウェアの概要

Sun Management Center ソフトウェアは、選択されたホストのハードウェアリソースを一覧表示します。以下は、ハードウェアの概要に表示される典型的な値です。

総ディスク数

ホストに接続されているディスクの合計数

総メモリ容量

ホストに接続されているメモリーの合計容量

総プロセッサ数

ホストに接続されているプロセッサの合計数

総テープデバイス数

ホストに接続されているテープデバイスの合計数

上記は、実際の表示と異なる場合があります。また、詳細表示に表示されるオブジェクトのタイプに応じてリソースも変化します。


注 –

「総ディスク数」フィールドは、内部ディスクの数 のみを表示します。格納装置の一部であるディスク数は含まれません。


物理表示

物理表示のシステムオプションを選択すると、選択したホストと実物そっくりの画像が表示されます。ただし、一部のシステムでは画像を表示することはできません。


注 –

この機能は、ホストがSun Management Center エージェントによって監視されている場合にのみ使用可能です。


マウスポインタを表示中のシステム画像上で移動すると、いくつかのコンポーネントが強調表示されます。コンポーネントの詳細は、表示ウィンドウの右領域に表示されます。コンポーネントのパス名は、ウィンドウ下の「コンポーネント」フィールドに表示されます。

コンポーネントにアラームがあると、コンポーネントの周囲にアラーム重大度を示す色の線が表示されます。これにより、ユーザは、コンポーネントの障害を一目で識別することができます。

図 6–4 ハードウェア構成の物理表示とコンポーネントの詳細 (プロパティ表示/値表示)

「ハードウェア」タブが選択された状態でホストシステムの物理表示を表示した「詳細」ウィンドウ。

「現表示を回転」メニュー

一部のシステムでは、「現表示を回転」プルダウンメニューを通じて、正面表示、背面表示、側面表示などの切り替えを行うことができます。ただし、一部のシステムでは画像を表示することはできません。

システムによっては、コンポーネント (CPU ボード、I/O ボードなど) の画像も表示することができます。システムの画像上でマウスポインタを移動すると、個々のコンポーネント上でポインタが矢印からハンドアイコンに変わります。

強調表示されたコンポーネントをクリックして詳細画像を表示します。コンポーネントの詳細を確認したら、「上へ」をクリックして親システムの画像に戻ります。

Sun StorEdge デバイス接続時の物理表示

選択したコンポーネントに Sun StorEdge™ A5000、A5100、A5200、T3 システムが接続されている場合、「表示」プルダウンメニューは、該当システムの下に接続されたデバイスを一覧表示します。Sun StorEdge A5000 シリーズのデバイスは、sena(0)sena(1) などと表示されます。

これらのストレージデバイスは全て「表示」メニューから選択することができます。

「履歴」メニュー

「履歴」プルダウンメニューを使用すると、以前に選択した表示を再表示できます。

「詳細を再表示」ボタン

「詳細を再表示」ボタンをクリックすると、選択した物理コンポーネントの「詳細」ウィンドウ右側の「プロパティ/値」情報が更新されます。この手順を実行しない限り、この情報は物理表示を最初に開いた時点から変わりません。

「動的再構成」ボタン

「動的再構成」ボタンは、E4500 など特定のプラットフォームの物理表示と、論理表示に表示されます。詳細は、ハードウェアの補足を参照してください。

論理表示

論理表示は、Sun Management Center エージェントで管理されるホストの構成を表示します (次の図を参照)。ただし、ping ホストでは表示できません。

図 6–5 ハードウェア構成の論理表示

「ハードウェア」タブが選択された状態でディスクの論理表示を表示した「詳細」ウィンドウ。

「検索」ボタン

「検索」ボタンをクリックして「検索」ウィンドウを表示します。次に、「検索」ウィンドウを使用して、表示ウィンドウの左側の論理表示トポロジでコンポーネントを検索します。検索されたコンポーネントは強調表示されます。コンポーネント名が画面右下の「コンポーネント」フィールドに表示されます。

検索機能では大文字と小文字を区別します。システムがコンポーネントを検出しないと、「詳細」ウィンドウの下に次のようなエラーメッセージが表示されます。


ノードが見つかりません。

検索機能は、最初に発見したインスタンスで停止します。例えば、boardという文字を入力すると、検索機能は常にboard(0)で停止します。次を検索する場合は、「次」ボタンをクリックします。特定のインスタンス名を検索する場合は、完全に名前を入力してください。例えば、board(2) と入力します。

すべてを開く

「すべてを開く/デフォルトに戻す」ボタンをクリックすると、ウィンドウのトポロジ領域 (左側) の全てのコンポーネントアイコンを開いたり再度閉じたりできます。次の図に閉じている状態の表示を示します。

図 6–6 閉じている状態のコンポーネントトポロジを表示した論理表示

「ハードウェア」タブが選択された状態で、左側の領域に圧縮されたコンポーネント情報を表示した「詳細」ウィンドウ。

「すべてを開く」ボタンを押して、開いた状態のトポロジ表示を示します (次の図を参照)。

図 6–7 開いた状態のコンポーネントトポロジを表示した論理表示

「ハードウェア」タブが選択された状態で、左側の領域に全てのコンポーネント情報を表示した「詳細」ウィンドウ。

ボタンラベルが「デフォルトに戻す」に切り替わります。「デフォルトに戻す」を押すと、トポロジ領域の全てのコンポーネントアイコンが再度閉じます。

詳細を再表示と動的再構成

論理表示の詳細を再表示機能と動的再構成機能は、物理表示で説明した機能と同じです。詳細は、「詳細を再表示」ボタンおよび 「動的再構成」ボタンを参照してください。