以下のグループは、Sun Management Center サーバの設定中に、サーバホスト上にデフォルトで作成されます。
また、仮想グループに属する Sun Management Center の全ユーザを ANYGROUP と呼びます。
上述したグループは、Sun Management Center のサーバレイヤが動作するマシン上で定義する必要がありますが、他のマシンで定義する必要はありません。以下の節では、これらのグループの詳細について説明します。
上述したグループは、/etc/group ファイルに定義されます。
グループ esops に所属する Sun Management Center ソフトウェアのユーザは、通常オペレーターユーザとして管理システムの実行、監視、ある値度のパラメータの設定などを行います。esops の実行可能な操作には、一般ユーザに許可される操作の一部が含まれます。
モジュールの無効化と有効化
アラーム制限の設定
規則パラメータの設定
アラーム処理の実行
任意コマンドの実行
再表示間隔の設定
イベントの肯定応答、削除、対処
履歴ログの有効化と無効化
履歴ログパラメータの設定
グループ esadm に所属するユーザは管理者操作を実行できます。管理者操作は、オペレーターユーザが実行可能な操作のスーパーセット (上位集合) です (Sun Management Center のオペレーター (esops)を参照)。さらに、管理者ユーザ (esadm) は、オペレーターユーザ (esops) が実行可能な全操作のほかに以下の操作を実行できます。
モジュールの読み込みと読み込み解除
ACL ユーザとグループの設定
管理ドメイン、ホスト、モジュールの表示
esdomadm に所属するユーザは、以下のドメイン管理者操作を実行できます。
管理ドメインの作成
管理ドメイン内でのグループの作成
グループまたは管理ドメインへのオブジェクトの追加
管理ドメイン、ホスト、モジュールの表示
上述した特権を除けば、esdomadm に所属するユーザは、別の設定がない限り一般ユーザと変わりません。