Sun Management Center 3.5 System Reliability Manager ユーザーガイド

第 6 章 インストール済みパッケージの検査モジュール

この章では、インストール済みパッケージの検査モジュールについて説明します。

インストール済みパッケージの検査モジュールの概要

インストール済みパッケージの検査 モジュールは、pkgchk コマンドを使用してパッケージの整合性を検査します。このモジュールはマルチインスタンスモジュールです。パッケージの検査結果を製品ごとに編成できます。

pkgchk コマンドは、各エラーが検知されたパッケージおよびファイル名を出力します。このモジュールを使用することにより、より少ないコマンドでこれと同じ情報を収集できます。データは、読みやすい書式で表示されます。

このモジュールによって収集されたデータは、3 つの表に表示されます。

インストール済みパッケージの検査 モジュールは、パッケージがインストールされていない場合や、いくつかのエラーが検知された場合にアラームを生成します。


注 –

アラームしきい値は、File Attributes Errors テーブルまたは File Contents Errors テーブルに設定することはできません。


インストール済みパッケージの検査モジュールにアクセスする
  1. モジュールをロードします。

    詳細については、『Sun Management Center 3.5 ユーザーガイド』を参照してください。インストール済みパッケージの検査モジュールは、詳細ウィンドウの「ローカルアプリケーション」から利用可能です。

  2. 「ローカルアプリケーション」をダブルクリックします。

    メニューが真下に展開されます。

  3. 「インストール済みパッケージの検査」をダブルクリックします。

    Pkgchk ユーティリティアイコンが現れます。

  4. 「Pckgchk ユーティリティ」をダブルクリックします。

    コンテンツウィンドウに、「パッケージテーブル」、「ファイル属性エラー」、および「ファイル内容エラー」の 3 つの表が現れます。

検査対象リストにパッケージを追加する
  1. インストール済みパッケージの検査モジュールにアクセスするの説明に従って、パッケージテーブルにアクセスします。

  2. パッケージテーブルの見出しでマウスボタン 3 を押し、パッケージテーブルに行を追加します。

    ポップアップメニューが現れます。

    とメニューを表示しているモジュールブラウザ。図内のテキストで図の内容が理解できます。
  3. 「新規行」を選びます。

    「新規行」ダイアログボックスは、システムにインストールされているパッケージとその説明を表示します。

  4. 「パッケージを選択」フィールドのパッケージを選択するか、「パッケージを入力」フィールドにパッケージ名を入力します。

    「Add Row 」というタイトルのダイアログボックス。図内のテキストで図の内容が理解できます。
  5. 「ファイル属性の検査」フィールドのドロップダウンメニューを使用して、そのパッケージの属性検査を有効にするかどうかを指定します。

    パッケージのファイル属性検査を有効にする場合は「on」を選択し、検査を無効にする場合は「off」を選択します。

  6. 「ファイル内容の検査」フィールドのドロップダウンメニューを使用して、そのパッケージの内容検査を有効にするかどうかを指定します。

    パッケージのファイル内容検査を有効にする場合は「on」を選択し、検査を無効にする場合は「off」を選択します。

  7. (オプション) さらにパッケージを追加する場合は、「適用」をクリックします。

    追加するすべてのパッケージに対して、手順 3 から手順 6 までを繰り返し実行します。

  8. 「了解」をクリックします。

すべてのパッケージの検査を有効または無効にする
  1. インストール済みパッケージの検査モジュールにアクセスするの説明に従って、パッケージテーブルにアクセスします。

  2. パッケージテーブルの見出しでマウスボタン 3 を押します。

    ポップアップメニューが現れます。

  3. 希望する検査レベルを選択します。

    • 「すべての属性検査を有効」は、すべてのパッケージの属性検査を「on」に設定します。

    • 「すべての属性検査を無効」は、すべてのパッケージの属性検査を「off」に設定します。

    • 「すべての内容検査を有効」は、すべてのパッケージの内容検査を「on」に設定します。

    • 「すべての内容検査を無効」は、すべてのパッケージの内容検査を「off」に設定します。

単一パッケージの検査を有効または無効にする
  1. インストール済みパッケージの検査モジュールにアクセスするの説明に従って、パッケージテーブルにアクセスします。

    監視されているすべてのパッケージがこの表にリストされています。

  2. パッケージを選択します。

  3. 「ファイル属性の検査」または「ファイル内容の検査」の、いずれか希望する見出し下にある表セルをクリックします。

    表セルにドロップダウンメニューが現れます。

  4. 検査を有効にする場合は「on」を選択し、無効にする場合は「off」を選択します。

    確認ボックスが現れます。

  5. 「了解」をクリックして変更を確定します。

    表セル内の値が変更されました。


    注 –

    Sun Management Center 3.5 の「ジョブの管理」機能を使用して、検査値も「on」または「off」に設定することができます。詳細については、『Sun Management Center 3.5 ユーザーガイド』を参照してください。


パッケージに Probe コマンドを使用する

パッケージテーブルには、各選択した行に使用できる probe コマンドがあります。

  1. 検査するパッケージ名を含む行上で、マウスボタン 3 を押します。

  2. ポップアップメニューから、「Run pkginfo —l」または「Run pkgchk —l」を選択します。

    「探索表示」ダイアログボックスは、要求した情報を表示します。

  3. (オプション) 情報を更新するには「再読み込み」ボタンをクリックします。