Sun Management Center 3.5 System Reliability Manager ユーザーガイド

検証スクリプト

モジュールで再表示したときに、ファイルのタイムスタンプが変更されていることを検知した場合、関連する検証スクリプトが実行されます。最後の実行の終了コードが、終了コードフィールドに表示されます。スクリプトフィールドに新しい値が指定されると、モジュールは、指定されたパスが有効なファイルかどうかを検査します。パスが有効でない場合、終了コードフィールドに NO_SUCH_SCRIPT が表示されます。また、実行されている検証スクリプトが強制終了されると、このフィールドに killed が表示されます。この場合、終了コード用のアラームを生成する正規表現を指定します。

独自の検証スクリプトを /var/opt/SUNWsymon/SysMgmtPack/filewch/scripts ディレクトリに置くことも、モジュールと共にインストールされた fileparse バイナリを使用することもできます。

fileparseバイナリ

fileparse は、C バイナリであり、/var/opt/SUNWsymon/SysMgmtPack/filewch/scripts/ にあります。

スクリプトファイルのデフォルトリストには、検証スクリプトおよびレコード書式用に設定された値があります。たとえば、/etc/hosts の場合、値は以下のように設定されています。

バイナリは、監視ファイルテーブルに含まれるファイル定義に指定されたレコード形式に対してファイル名を構文解析します。ファイル内容が入力ファイルレコード形式に一致しない場合、エラーが報告されます。空白行とコメント行はスキップされます。バイナリは次の値を返します。

0

成功

1

ファイルを開けない

2

レコード形式が正しくない

3

ファイルフォーマットが正しくない

–1

メモリー不足などのプログラムエラー

–2

引数エラー