モジュールが監視するファイルのリストに新しいファイルを追加するときは、レコード形式属性に値を指定する必要があります。この属性は、監視ファイルの書式を定義します。fileparse バイナリのみが必須の検証スクリプトとして指定されている場合、この値が必要になります。fileparse バイナリは、ファイルに対して実行される検証の一部でレコード書式をチェックします。レコード形式は、監視ファイルテーブルのファイルエントリの隠し属性になります。この属性はいったん定義されると、ファイルエントリの編集を選択しない限り表示されることはありません。詳細については、検証スクリプトを参照してください。
以下に、サポートされるレコード形式のデータ型を示します。
datatype = {STRING, INT, IPADDRESS, ZERO_STRING, RANGE_INT, CHOICE_INT, CHOICE_STRING CONST}
次に、各引数について説明します。
文字列は空にできません。
文字列は空にするか、空にしません。
整数は指定した文字列の 1 つと一致する必要があります。
整数は指定した整数の 1 つと一致する必要があります。
文字列は指定した文字列の 1 つと一致する必要があります。
フィールド値は一致する必要があります。
文法により、さらに次の値をサポートします。
文字列の選択リスト内で、パイプ文字 ( | ) は使用できません。監視ファイル内に、これらの文字列が二重引用符で囲まれて存在する場合にのみ、これらの文字列を二重引用符内に埋め込むことができます。INT 値は、正の値のみです。負の値の INT はサポートされません。
定数文字列は、二重引用符で囲むことで宣言できます。以下を参照してください。
"+" | "-" | STRING STRING
使用可能な演算子を以下に示します。
operator = | , [], *
次に、各引数について説明します。
「または」を示します。例: - line-format = "+" | "-" | STRING STRING
任意指定であることを示します。例: - line-format = STRING [STRING|IPADDRESS]
1 つのデータ型のゼロ回または複数回の繰り返しを示します。次に例を示します。- line-format= IPADDRESS STRING STRING*
以下の例は、/etc/passwdの妥当性を検証するレコード書式を示しています。
STRING STRING INT INT ZERO_STRING STRING ZERO_STRING | "+" | "-"
演算子の優先度は以下のとおりです。
[] , | , *