Sun Management Center 3.5 Performance Reporting Manager ユーザーガイド

ロールアッププロセス

Raw データは、消去される前に指定された間隔で要約、つまり「ロールアップ」されます。ロールアップデータとは、要約されたデータのことです。すべての Raw データは、消去される前に最小値、最大値、平均値が計算されます。これらの値は、いくつかの方法で保存されます。

時間データは、毎時間ごとに要約 (ロールアップ) されるデータです。この場合、時間ごとの raw データが処理されて、各時間に対する要約レコードが作成されます。たとえば、raw データを 5 分間隔で記録する場合、1 時間に合計 12 個の raw レコードが作成されます。1 時間後にデータをロールアップすると、12 個の raw レコードから時間内の最小値、最大値、平均値が算出されます。このように、12 個の raw レコードに対して 1 つの要約レコードが作成されます。時間データは、まずエージェントマシン上で計算されます。計算されたデータは、サーバーマシンに送られ、そこでデータベースに追加されます。

日次、週次、月次のデータについても、同様の方法で計算され、それぞれの最小値、最大値、平均値も計算されます。

各データは次のように保存されます。

指定した時間範囲に従って、最も細かいデータがレポートに返されます。たとえば、指定したデータ範囲が 7 日の場合、時間単位のデータが返されます。指定した日付範囲が (今日から) 7 日より前で 5 週間以内である場合、日次データが返されます。