この章の内容は次のとおりです。
Service Availability Manager は SunTM Management Center 3.5 ソフトウェアのアドオンとしてインストールされます。Service Availability Manager ソフトウェアは、次のプラットフォームで動作します。
Solaris™ 2.6、Solaris 7、Solaris 8、および Solaris 9 オペレーティング環境
Sun Management Center 3.5 エージェントを実行でき、Sun Management Center 3.5 がサポートするすべてのプラットフォーム
Service Availability Manager アドオンソフトウェアは、次のパッケージから構成されます。
SUNWesaes – Sun Management Center エージェント層のための Service Availability Manager パッケージ
SUNWesses – Sun Management Center サーバ層のための Service Availability Manager パッケージ
SUNWesces – Sun Management Center コンソール層のための Service Availability Manager パッケージ
SUNWeshes – Sun Management Center サーバ層のための Service Availability Manager オンラインヘルプパッケージ
SUNWessam – Sun Management Center のエージェント層、コンソール層、およびサーバ層のための Service Availability Manager パッケージ
SUNWfrsam – フランス語ローカリゼーションにおける Sun Management Center エージェント層、コンソール層、およびサーバ層のための Service Availability Manager パッケージ
SUNWjasam – 日本語ローカリゼーションにおける Sun Management Center エージェント層、コンソール層、およびサーバ層のための Service Availability Manager パッケージ
SUNWkosam – 韓国語ローカリゼーションにおける Sun Management Center エージェント層、コンソール層、およびサーバ層のための Service Availability Manager パッケージ
SUNWcsam – 簡体字中国語ローカリゼーションにおける Sun Management Center エージェント層、コンソール層、およびサーバ層のための Service Availability Manager パッケージ
SUNWhsam – 繁体字中国語ローカリゼーションにおける Sun Management Center エージェント層、コンソール層、およびサーバ層のための Service Availability Manager パッケージ
SUNWfrsmh – フランス語ローカリゼーションにおける Sun Management Center サーバ層のための Service Availability Manager オンラインヘルプパッケージ
SUNWjasmh – 日本語ローカリゼーションにおける Sun Management Center サーバ層のための Service Availability Manager オンラインヘルプパッケージ
SUNWkosmh – 韓国語ローカリゼーションにおける Sun Management Center サーバ層のための Service Availability Manager オンラインヘルプパッケージ
SUNWcsmh – 簡体字中国語ローカリゼーションにおける Sun Management Center サーバ層のための Service Availability Manager オンラインヘルプパッケージ
SUNWhsmh – 繁体字中国語ローカリゼーションにおける Sun Management Center サーバ層のための Service Availability Manager オンラインヘルプパッケージ
Service Availability Manager のアドオンソフトウェアは、インストールウィザードまたはコマンド行を使用してインストールできます。この節では、インストールウィザードの使用方法について説明します。コマンド行からのインストール方法については、付録 B 「コマンド行を使用したインストール」を参照してください。
Service Availability Manager ソフトウェアは、Sun Management Center 3.5 ソフトウェアのインストール時にインストールできます。Sun Management Center 3.5 をインストールした後で、インストールすることもできます。Service Availability Manager のインストールは、Sun Management Center 3.5 アドオンソフトウェアの標準のインストール手順に従います。
Service Availability Manager は、Sun Management Center 3.5 の次の層にインストールする必要があります。
サーバ層
エージェント層 (サービスの監視を行うすべてのホスト)
コンソール層へのインストールは任意です。
詳しい手順については、『Sun Management Center 3.5 インストールと構成ガイド』を参照してください。
この手順は、Sun Management Center 3.5 ソフトウェアをインストールした後に実行してください。
スーパーユーザ (su -) で、次のように入力して Sun Management Center 3.5 インストールウィザードを起動します。
# /opt/SUNWsymon/sbin/es-guiinst |
/opt は、Sun Management Center 3.5 がインストールされているディレクトリを示します。これとは異なるディレクトリの場合には、実際の名前に置き換えてください。
Sun Management Center 3.5 インストールウィザードが現れます。
プロンプトが表示されたら、Service Availability Manager ファイルのソースディレクトリを指定します。
ソフトウェア CD-ROM からインストールしており、パスが指定されていない場合は、次のように入力します。
/cdrom/sunmanagementcenter_3_5/image |
ソフトウェアがコピーされているディレクトリからインストールする場合は、次のように入力します。
disk1/image |
disk1 は、ソフトウェアがコピーされている場所の名前になります。「参照」ボタンを使用して、ディレクトリを参照することもできます。
サーバ層にインストールする場合は、「言語サポートの選択」パネルで言語を選択し、「次へ」をクリックします。
「使用可能な製品の検査」パネルが現れます。進行状況の表示が終了すると、「製品はすでにインストール済み」パネルが現れます。
インストール済みの製品リストを確認し、「次へ」をクリックします。
「アドオン製品の選択」パネルが現れます。
インストール対象のアドオンソフトウェアのリストから Service Availability Manager を選択し、「次へ」をクリックします。
「アドオン製品の許諾契約」パネルが現れます。
ライセンス契約を読みます。インストールを継続するには「同意する」ボタンをクリックしてください。「次へ」をクリックします。
「確認」パネルが現れます。
「確認」パネルの内容を確認し、「次へ」をクリックします。
ソフトウェアのインストールが完了すると、「インストール完了」パネルが表示されます。
Service Availability Manager ソフトウェアのインストールが完了したら、セットアップウィザードの指示に従って、ソフトウェアのセットアッププロセスを実行できます。詳細については、Service Availability Manager のセットアップを参照してください。
インストールを完了した後、Service Availability Manager セットアップウィザードを実行して、サーバ層とエージェント層の設定を行う必要があります。セットアップ手順は、ソフトウェアのインストール完了直後に行うことができます。または、インストールウィザードを終了して、後でセットアップ手順を行うこともできます。Sun Management Center 3.5 コアサーバ層は、Service Availability Manager セットアップ手順を開始する前に、設定しておく必要があります。
Sun Management Center 3.5 インストールウィザードは Service Availability Manager セットアップウィザードを起動できます。インストールウィザードを使用している場合は、「インストール完了」パネルの後にセットアップウィザードが現れます。Service Availability Manager セットアップウィザードの指示に従ってセットアップ手順を実行します。コマンド行でセットアップスクリプトを実行する場合については、付録 B 「コマンド行を使用したインストール」を参照してください。
詳しい手順については、『Sun Management Center 3.5 インストールと構成ガイド』を参照してください。
この手順は、Sun Management Center 3.5 ソフトウェアをインストールした後に実行してください。この手順では、Sun Management Center 3.5 のインストール処理の最後に Service Availability Manager のセットアップを行わないことを選択していることを想定しています。
スーパーユーザ (su -) で、次のように入力して Sun Management Center 3.5 セットアップウィザードを起動します。
# /opt/SUNWsymon/sbin/es-guisetup |
/opt は、Sun Management Center 3.5 がインストールされているディレクトリを示します。これとは異なるディレクトリの場合には、実際の名前に置き換えてください。
Sun Management Center 3.5 セットアップウィザードが現れ、指示に従ってソフトウェアのセットアップ処理を実行します。
複数のアドオン製品をインストールした場合は、自動的に各製品に対するセットアップウィザードが現れます。各ウィザードの指示に従って、アドオン製品のセットアップ処理を実行します。1 つのアドオン製品のセットアップ処理が完了すると、自動的に次のセットアップウィザードが現れます。この場合、Service Availability Manager ソフトウェアのセットアップウィザードが最初に現れるとは限りません。
まず、「概要」 パネルが表示されます「次へ」をクリックすると、ウィザードパネルに続きます。
「コンポーネントを停止しています」 パネルのリストを確認し、「次へ」をクリックします。
セットアッププロセスを続行する前には、Sun Management Center コンポーネントを停止しておく必要があります。
インストールしたアドオン製品のいくつかのセットアップ処理が完了すると、「拡張セットアップオプション」パネルが現れます。残りのアドオンソフトウェアは、ここでセットアップできます。次のオプションのいずれかを選択して「次へ」をクリックします。
「すべて再構成」 – Sun Management Center 3.5 の基本ソフトウェアとすべてのアドオンソフトウェアのセットアップ処理をもう一度実行します。前にセットアップしたすべての Sun Management Center ソフトウェアが再びセットアップされます。
「アドオンの構成」 – セットアップされていないインストール済みのアドオンソフトウェアをセットアップします。
「Sun Management Center の基本製品のセットアップ完了」パネルのリストを確認し、「次へ」をクリックします。
「アドオン製品の選択」パネルが現れます。システムに新たにインストールされたセットアップ対象のすべての製品がリストされます。セットアップ済みの製品に対して、もう一度セットアップを行えるオプションも表示されます。
セットアップされる製品として Service Availability Manager が表示されていることを確認し、「次へ」をクリックします。
進行状況の表示が現れます。進行状況の表示が終了すると、「アドオン製品のセットアップ」パネルが現れます。
セットアップ手順を完了すると、Sun Management Center プロセスを開始できます。詳細については、『Sun Management Center 3.5 インストールと構成ガイド』を参照してください。
Sun Management Center 3.5 の エージェント更新機能を使用してエージェント層をアップグレードする前に、まず、Service Availability Manager 3.5 サーバ層をインストールしておく必要があります。アップデートイメージウィザードでは、アップデートイメージに含める製品をリストから選択するよう求めるプロンプトが表示されます。Service Availability Manager を選択して、アップデートイメージに含める必要があります。エージェント更新機能の使用に関する詳細は、『Sun Management Center 3.5 インストールと構成ガイド』を参照してください。
システムに Service Availability Manager 3.0 がインストールされている場合は、最初に前のバージョンのソフトウェアのアンインストールを行う必要があります。Sun Management Center 3.5 インストールウィザードは、ソフトウェアを削除する前にデータファイルを保存するかどうかを尋ねます。その後で、インストールウィザードは、Service Availability Manager 3.5 ソフトウェアのインストールへ進みます。詳細については、『Sun Management Center 3.5 インストールと構成ガイド』を参照してください。
Service Availability Manager ソフトウェアを削除するには、Sun Management Center 3.5 アンインストールウィザードを使用します。アンインストールウィザードは、Service Availability Manager パッケージとデータ、およびセットアップ時に行われた設定の変更を削除します。アンインストールウィザードの使用方法については、『Sun Management Center 3.5 インストールと構成ガイド』を参照してください。
スーパーユーザ (su -) で、次のように入力してアンインストールウィザードを起動します。
# /opt/SUNWsymon/sbin/es-guiuninst |
/opt は、Sun Management Center 3.5 がインストールされているディレクトリを示します。これとは異なるディレクトリの場合には、実際の名前に置き換えてください。
Sun Management Center 3.5 アンインストールウィザードが現れます。
ソフトウェアのリストから、Service Availability Manager を選択し、「次へ」をクリックします。
データファイルの保存を選択せずに、「次へ」をクリックします。
「製品の削除確認」が現れます。
削除対象として選択されている製品の名前を確認し、「次へ」をクリックします。
Service Availability Manager パッケージ、設定ファイル、データファイルが削除されます。削除が完了すると、「アンインストールの要約」 パネルが現れます。
「閉じる」をクリックすると、ウィザードが終了します。