15 個以上の Performance Reporting Manager レポート要求を同時に実行するようにスケジュールした場合、Performance Reporting Manager がある程度動作した後、次の問題 (1 つまたは複数) が発生することがあります。
エージェントマシンからデータを収集できない。
いくつかのレポート要求が実行状態のままになる。
レポート要求を希望どおりにスケジュールできない。
グループロギングタスクを希望どおりにスケジュールできない。
「レポートマネージャ」の GUI を起動できない。
「ジョブの管理」の GUI を起動できない。
これらの問題がある場合、「ジョブの管理」 GUI を起動したときに、次のエラーメッセージがコンソールに表示されることがあります。
タスクサービスが使用できません。 |
また、これらの問題がある場合、「レポートマネージャ」 GUI を起動したときに、次のエラーメッセージがコンソールに表示されることがあります。
レポートサービスは使用できません。 |
回避策: この問題が発生したとき、サーバコンポーネントを停止および再起動する必要があります。次のコマンドを使用します。
# es-stop -A |
# es-start -A |
この問題を回避するには、15 個より多いレポート要求を同時に実行するようにスケジュールしないようにします。複数の要求は、ある程度の時間の余裕を持って実行するようにスケジュールすることが推奨されます。
たとえば、20 個の要求を 1 時間ごとに実行する場合、2 つの異なるバッチにそれぞれ 10 個の要求を分けます。そして、一方のバッチと他方のバッチを少なくとも 15 分開けて実行するようにスケジュールします。これらのバッチを同時に実行するようにスケジュールしてはなりません。
Performance Reporting Manager のサーバレイヤの設定中、長いマウントポイント名を持つディレクトリ名を指定できません。
たとえば、次のマウントポイントを使用したと仮定します。
/Sun_MC_3.5_PRM_Data |
そして、サーバレイヤの設定中に 3 つのディレクトリを入力するように求められたときに、このマウントポイントをターゲットディレクトリとして指定すると、このディレクトリ名は拒否されます。
次のエラーメッセージが表示されます。
The directory must be on a local filesystem. |
このエラーメッセージは、データファイルとして指定したディレクトリ名が 18 文字より長いマウントポイント名を持っているときだけ表示されます。
マウントポイント名は短くディレクトリ名だけが長い場合は、この問題は発生しません。
たとえば、マウントポイント名が /PRM の場合、Performance Reporting Manager のサーバレイヤは正常に設定されます。
回避策: ディレクトリのマウントポイント名を 18 文字以下にします。
「全ホスト」オプションを選択した場合、エージェントマシンに関して記録されるアラームがアラームレポート内で正しくフィルタリングされません。
「全ホスト」を選択して、フィルタを指定した場合、すべてのホストに関して記録されるすべてのアラームは指定したフィルタ条件でフィルタリングされます。フィルタリングされたアラームはレポートの出力として戻されます。さらに、このレポートには、agent not responding alarms (アラームに応答しないエージェント) と host not responding alarms (監視されているすべてのホストのうち、アラームに応答しないホスト) も含まれます。この 2 種類のアラームは指定したフィルタ条件でフィルタリングできません。
回避策: この問題を回避するには、アラームレポートを行うホスト名を明示的に指定します。次に示す回避方法のどちらかを選択します。
単一のアラームレポートを生成するとき、ホスト名を選択するには、ホスト名を「ホスト名: ポート番号」の形式で指定するか、Sun Management Center のトポロジ表示から単一のホスト名を選択します。
複数のホストのアラームレポートを生成するとき、ホスト名を選択するには、ホスト名を「ホスト名: ポート番号」の形式のコンマ区切りリストとして指定するか、Sun Management Center のトポロジ表示から複数のホスト名を選択します。