クラスタを構成した後、すべてのリンクが確立する前にノードに障害が発生すると、Sun Management Center コンソールと「ファブリックの詳細」ウィンドウが凍結することがあります。
回避策: パーティションの作成中にノードに障害が発生し、「ノードの追加」ダイアログボックスの「取り消し」ボタンが機能しなくなった場合、次の手順を実行します。
ファブリックを停止するには、コマンド stopfabric に -f オプションを付けて実行します。
# /opt/SUNWwcfm/bin/stopfabric -f fabric-name |
停止したファブリックを再起動します。
# /opt/SUNWwcfm/bin/startfabric fabric-name |
Sun Management Center コンソールからファブリックの管理を再開します。
Sun Fire Link Switch 構成にストライピングレベル 1 を選択した場合、ストライピングレベルは自動的に 2 に上がります。しかし、Sun Management Center コンソールの「ファブリックの詳細」ウィンドウでは、このレベルは反映されません。
回避策: Sun Fire Link Switch 構成にストライピングレベル 1 を選択しません。Sun Fire Link Switch 構成にストライピングレベル 1 はサポートされません。
「ファブリックの詳細」ウィンドウにリンク状態が表示されているとき、クラスタノードが停止すると、Sun Management Center コンソールは 1 時間以上、影響を受けたリンクの状態を更新しないことがあります。さらに、クラスタノードが復元して、リンクが確立し直しても、「ファブリックの詳細」ウィンドウにはそのリンクが停止したままであると表示されることがあります。
回避策: 「再表示」ボタンを使用して、状態の情報を手作業でリフレッシュします。
ファブリックを読み込み解除して停止し、別のファブリックを異なる名前で読み込んだ場合、Sun Management Center コンソールウィンドウに表示されている Sun Fire Link (SFL) オブジェクトアイコンの名前は停止したはずのファブリックの名前のままになります。しかし、ファブリックアイコンラベルには新しいファブリックの名前が表示されます。
回避策: 停止したいファブリックを読み込み解除して停止した後、対応する複合オブジェクトを削除します。
正常にファブリックに構成したはずのクラスタノードが、同じファブリックの Sun Fire Link オブジェクトの下に表示されないことがあります。
回避策: ノードをファブリックに追加する前に、Sun Management Center コンソールを使用して、すべてのクラスタノードを検出しておく必要があります。ノードをファブリックに追加する前にすべてのクラスタノードを検出しておかないと、いくつかの問題が発生します。このバグは、この状況で発生する問題の 1 つです。
Sun Management Center の「ファブリックの詳細」ウィンドウ内でマウスボタン 3 を押して、ファブリックアイコンのポップアップメニューを表示した場合、登録済みノードの管理メニューオプションが表示されないことがあります。
回避策: 登録済みノードの管理メニューオプションを選択するときには、ファブリックメニューを使用します。
Sun Fire Link スイッチモジュールがアラームを発したとき、スイッチの物理表示または論理表示 (PV/LV) にアラームの色が表示されません。
回避策: 正しいアラームの色は、そのモジュールのブラウザとアラームの表に表示されます。
「シャーシとリンク」表示法の大きいアイコン表示では、「ファブリックの詳細」ウィンドウの右側にスクロールバーが表示されません。イメージが「ファブリックの詳細」ウィンドウよりも大きい場合は必ず、スクロールバーが表示される必要があります。スクロールバーがあれば、大きなパーティション内のすべてのノードを表示できます。
回避策: 「シャーシとリンク」表示法で、大きいアイコン表示を小さいアイコン表示に変更します。スクロールバーが表示されます。大きいアイコン表示に戻します。スクロールバーは表示されたままとなります。
「シャーシとリンク」表示法から「ノードと経路」表示に変更しても、スクロールバーは表示されます。しかし、「シャーシとリンク」表示法 (の大きいアイコン表示) に戻しても、スクロールバーは表示されません。
Sun Management Center の「シャーシとリンク」表示法では、次のような状況において、「ファブリックの詳細」ウィンドウに空のグレーの四角が表示されることがあります。
パーティションに新たに作成したオブジェクトにスイッチを追加する前。
ファブリックを構成解除するとき、単一のパーティションから最後のスイッチを削除した後。
回避策: 空のグレーの四角は無視してもかまいません。スイッチをパーティションに追加すると、グレーの四角にスイッチのグラフィックが表示されます。
Sun Fire Link Fabric Manager Remote Shared Memory (WRSM) プロクシがカーネルシステムイベント通知デーモン syseventd(1M) からイベントを受信すると、メモリリークが発生します。
回避策: 各ノードで WRSM プロクシを停止および再起動します。次のコマンドを使用します。
# /etc/init.d/wrsm_proxy stop |
# /etc/init.d/wrsm_proxy start |
ファブリックの詳細コンテキストで経路の属性データを表示しているとき、いくつかのデータが表の To フィールドと From フィールドから消えることがあります。
回避策: ありません。