下記の手順は、Manage XML Configurations オプションを使って、事前に構成された XML ファイルをインポートする方法を詳しく述べたものです。『Sun Fire Link Fabric Administrator's Guide』の付録 B には、この説明が足りません。
Sun Management Center コンソールの「ファブリックの詳細」ウィンドウには、「XML 構成の管理」というメニューオプションが含まれています。このオプションを使用すれば、XML ファイルを開いて編集したり、このファイルの構成情報を未構成のファブリックに適用したりすることができます。
未構成のファブリックとは作成および起動はされているファブリックで、メンバーデータ (コンピュートノード名称など) がまだ指定されていないファブリックを指します。
XML ファイルを開き、編集する場合、このファイルが未構成ファブリックと関連付けられていなくてもかまいません。ただし、このファイルを使ってファブリックを構成する場合には、このファブリックがあらかじめ作成、起動されていなければなりません。
次の手順は、XML 構成の管理オプションの使い方を述べたものです。
XML 構成の管理オプションを使用する前に、Fabric Manager (FM) CLI コマンドの createfabric と startfabric を使ってファブリックの作成と起動を行う必要があります。
次の FM コマンドを実行するためには、スーパーユーザでなければなりません。
# cd /opt/SUNWwcfm/bin |
# ./createfabric fabric-name |
# ./startfabric fabric-name |
Sun Management Center コンソールを使って、ファブリックの FM エージェントモジュールを読み込みます。この手順の詳しい説明については、『 Sun Fire Link Fabric Administrator's Guide』の「Loading FM Agent Modules」を参照してください。
「ファブリックの詳細」ウィンドウのファブリックアイコンにカーソルを合わせ、ボタン 3 を押します。表示されたポップアップメニューから「XML 構成の管理」オプションを選択するか、「ファブリックメニュー」のアイテム「XML 構成の管理」を選択します。
この時点で次のエラーメッセージが誤って表示されます。
FM 情報値を取得します |
このエラーメッセージは、無視してください。
「エラー」ダイアログウィンドウの「了解」ボタンをクリックします。
「了解」ボタンをクリックすると、「エラー」ウィンドウが閉じて、「XML 構成」ダイアログボックスがアクティブウィンドウになります。
「構成」ダイアログウィンドウの「対象ディレクトリ」フィールドに、インポートしたい XML 構成ファイルが含まれているディレクトリの完全なパスを入力し、Return キーを押します。
指定したディレクトリに含まれているスクロール可能なファイルの一覧がウィンドウに表示されます。
インポートする XML 構成ファイルを選択します。選択したファイル名が「ファイル名」フィールドに表示されます。
手順 5 で Return キーを押してから、手順 6 で、必要な XML ファイルを選択してください。ファイルを選択せずに「ファイル名」フィールドにファイル名を手動で指定することはしないでください。ファイル名を手動で指定すると、ファイルを開くことができなくなります。
「開く」ボタンをクリックしてこのファイルを開きます。
ウィンドウのテキスト領域に XML 構成ファイルの内容が表示されます。
次のオプションのどれか 1 つを選択します。
XML ファイルを編集します。XML ファイル構成や Document Type Definition (DTD) の個々の情報については、『Sun Fire Link Fabric Administrator's Guide』の付録 B と C を参照してください。
XML 情報を使ってファブリックを構成する場合は、次の手順に進みます。
変更を新しい XML ファイルとして保存する場合は、「保存」ボタンをクリックし、新しいファイル名を入力します。
「構成」ボタンをクリックして、XML ファイルの内容をファブリックに適用します。
詳細については、XML 構成の管理オプションを使って XML ファイルを新規のファブリックに適用すると、誤ったエラーメッセージが表示される (4855354)を参照してください。