エージェントを再起動すると、es-config -u <username> または es-config -l <username> -M <modulename> -zsnmpusercategory を使用して追加されたユーザが削除されます。この問題は、カーネルリーダ (簡易) やエージェント統計情報などのモジュールで発生します。
回避策: /var/opt/SUNWsymon/cfg ディレクトリに存在する modulename.dat ファイルに slice:object=obj_value の形式でエントリを追加することによって、手動でユーザを追加してください。
システムの再起動後、Sun Management Center サービスが実行を開始しようとするときに、cryptosvc サービスと kcfd デーモンに制御が渡り、/var/adm/messages にエラーが記録されます。
次のエラーメッセージが表示されることがあります。
Oct 3 18:16:09 atqa32 lomv: 10/3/2005 23:16:9 GMT LOM time reference |
Oct 3 18:16:13 atqa32 kcfd[106]: kcfd: elfsign_hash_mem_resident failed to hash for /usr/lib/security/pkcs11_softtoken.so: sign or verify of ELF object failed |
Oct 3 18:16:13 atqa32 kcfd[106]: kcfd: elfsign_hash_mem_resident failed to hash for /usr/lib/security/pkcs11_softtoken.so: sign or verify of ELF object failed |
Oct 3 18:16:13 atqa32 esd[1949]: libpkcs11: /usr/lib/security/pkcs11_softtoken.so signature verification failed. See cryptoadm(1M). Skipping this plug-in. |
Oct 3 18:16:13 atqa32 esd[1949]: libpkcs11: /usr/lib/security/pkcs11_softtoken.so signature verification failed. See cryptoadm(1M). Skipping this plug-in. |
Oct 3 18:16:13 atqa32 cfgserver[1949]: syslog Oct 03 18:16:13 cfgserver Unable to get pkcs session. Can not initialize snmp engine |
Oct 3 18:16:13 atqa32 cfgserver[1949]: syslog Oct 03 18:16:13 cfgserver *** terminating execution *** |
回避策: システムを再起動する前に、es-stop -A ですべての Sun Management Center サービスを停止してください。システムが再起動すると、すべてのサービスがエラーなしで実行開始します。
Solaris 10 の場合、起動中、Sun Management Center エージェントのサービスは停止されます。
次のエラーメッセージが表示されることがあります。
Oct 12 09:19:59 atqa33 metadata[6245]: [ID 985908 daemon.alert] syslog |
Oct 12 09:19:59 metadata {received software termination signal} |
Oct 12 09:19:59 atqa33 metadata[6245]: [ID 122441 daemon.alert] syslog |
Oct 12 09:19:59 metadata *** terminating execution *** |
Oct 12 09:19:59 atqa33 event[27957]: [ID 652029 daemon.alert] syslog |
Oct 12 09:19:59 event {received software termination signal} |
Oct 12 09:19:59 atqa33 event[27957]: [ID 721961 daemon.alert] syslog |
Oct 12 09:19:59 event *** terminating execution *** |
Oct 12 09:19:59 atqa33 agent[28990]: [ID 651061 daemon.alert] syslog |
Oct 12 09:19:59 agent {received software termination signal} |
Oct 12 09:19:59 atqa33 agent[28990]: [ID 891934 daemon.alert] syslog |
Oct 12 09:19:59 agent *** terminating execution *** |
回避策: システムを再起動する前に es-stop -A ですべてのサービスを停止してください。この場合、syslog ファイルにエラーメッセージは記録されません。
次の条件が存在すると、Sun Management Center データベースでホストエントリが重複することがあります。
インストール後に IP アドレスが変更された。
インストール後にホスト名が変更された。
ホスト名に複数のホストエイリアスがある。
回避策:
エントリの重複を回避するために、次のことを推奨します。
複合オブジェクトを利用しない。
サブネットまたは IP アドレス範囲の検出機能を利用しない。
トポロジに追加する前にエージェントマシン上の /var/opt/SUNWsymon/cfg/domain-config.x ファイルにホスト名が存在することを確認する。
エージェントのすべての ACL から esadm グループを削除してから、エージェントの ACL に個別にユーザを追加した場合、サーバサポートモジュールの ACL にユーザが自動的に追加されません。サーバサポートモジュールにユーザが反映されていないため、サーバサポートモジュールは Performance Reporting Manager の有効化または無効化を許可しません。次のメッセージが表示されます。
Unable to enable/disable PRM data collection on an agent with new user |
回避策: エージェントの ACL に esadm グループを追加してから、esadm グループに個別にユーザを追加してください。
エージェント更新が成功しているにもかかわらず、ジョブマネージャのユーザインタフェースに「失敗」と表示されます。「ジョブの管理」GUI を使用してエージェント更新を行った場合、異なる 2 つのレベルでその処理状態 (成功または失敗) が表示されます。
全体的な状態: 複数のホストで処理が試みられ、その 1 台のホストでも処理が失敗すると、ジョブ全体の状態が「失敗」と表示されます。
個別の状態: GUI の「ログ表示」ボタンをクリックすると、個別ホストの処理状態を表示できます。
個別の状態は、エージェントとサーバ間の SNMP 通信を通じ、ホストからサーバに報告される状態情報に基づいています。次の条件下では、状態が正確でないことがあります。
アップグレードは成功したが、そのアップグレードによって、ソフトウェアが再インストールされ、設定が変更されたため、エージェントの SNMP ポートが変更された。
アップグレードは成功したが、他のさまざまな要因によって SNMP 要求がタイムアウトしたために、状態が正しく伝えられなかった。
アップグレードは成功したが、各ホストのサーバに対して設定された 30 分のタイムアウト値以上の時間がかかり、その結果、状態の更新待ちのサーバスレッドが、エージェント側からの状態レポートの開始前に終了した。
回避策: サーバホストの詳細ウィンドウの「ログ表示」タブを使用し、サーバホストの InstallServer.log を表示してください。処理が行われた各ターゲットホストの /var/opt/SUNWsymon/install/agent-update.log に処理の詳細情報が記録されています。
回避策 1: 次の手順で回避してください。
ログイン画面を最小化してから、元のサイズに戻します。
アクティブなカーソルがあるフィールドに入力を行います。
次のフィールドにカーソルを移動します。
ログイン画面を最小化してから、元のサイズに戻します。
そのフィールドに入力を行います。
回避策 2: JDK 1.4 または互換バージョンを使用します。
表示されるのは状態モニタモジュールの Headspread 値に関するエラーメッセージです。
メッセージは、次のようなものです。
error Oct 14 15:20:49 agent setNodeValue failed: cmd=setNodeValue 0 1 bob39266, error=setNodeValueLeafScalar: Failed to set new value |
error Oct 14 15:20:49 agent ClassMIBNode:setNodeValue 0 1 bob39266 - . iso.org.dod.internet.private.enterprises.sun.prod.sunsymon.agent.modules. healthMonitor.RAM.memory.handspread |
error Oct 14 15:20:49 agent ClassMIBNode:setNodeValue 0 1 bob39266 - setNodeValueLeafScalar: Failed to set new value warning Oct 14 15:21:32 agent could not get value of RAM.memory.handspread in rule rhltm005 for node ram-rule in module health-monitor |
回避策: エラーメッセージを無視してください。
es-makeagent コマンドで作成されたエージェントイメージには、英語のパッケージしか存在しません。このため、それらのイメージを使用したインストールでは、地域対応はサポートされません。
回避策: es-inst またはエージェント更新機能を使用します。
ゾーンエージェントがベースエージェントとして使用されている場合、Module Configuration Propagation (MCP) はゾーンエージェントに対して機能しません。MCP からゾーンエージェントへの構成データの伝播は失敗します。
この場合、次のようなエラーメッセージが表示されることがあります。
ゾーンエージェントをベースにした MCP 伝播に失敗した場合、エラーメッセージは taskreq.log に記録されます。
Http error : HTTP/1.1 404 File not found: /var/opt/SUNWsymon/mcp/procmon-zoneagentbase/index.xml |
ゾーンエージェントへの MCP 伝播に失敗した場合、エラーメッセージは taskreq.log に記録されます。
Operation mcp has failed on target:hostname:1161 Exception was thrown: /usr/bin/nawk: can't open file /var/opt/SUNWsymon/cfg/base-modules-d.dat.MCP |
回避策: ゾーンエージェントの /var/opt/SUNWsymon/zone-scripts-d.dat ファイルをエディタで開き、スクリプト名 es-mcp-get および es-mcp-put を追加してください。
Sun Management Center サービスが再開されず、es-config スクリプトが異常終了します。
回避策: es-config を使用せず、javaserver.properties および javaconsole.properties ファイルをエディタで開き、サーバとコンソール間のファイアウォールポート範囲を設定してください。
/var/opt/SUNWsymon/cfg/javaserver.properties ファイルの次の行に新しい最小ポートおよび最大ポート情報を設定します。
sunmc.server.console.firewall.MinPort=2000 |
sunmc.server.console.firewall.MaxPort=6000 |
また、/var/opt/SUNWsymon/cfg/javaconsole.properties ファイルの次の行に新しい最小ポートおよび最大ポート情報を設定します。
sunmc.server.console.firewall.MinPort=45000 |
sunmc.server.console.firewall.MaxPort=48000 |
グルーピング/MCP 用のタスクを作成したとき、Service Management Framework (SMF) モジュールが選択項目として表示されません。
回避策: サーバが Solaris 10 システムの場合は、次のことを行ってください。
サーバ上の次のファイルをコピーします。
# cp /opt/SUNWsymon/modules/cfg/smf-* /opt/SUNWsymon/mdr/modules/cfg/
サーバが Solaris 10 システム以外の場合は、Solaris 10 システム (エージェント/サーバ) からこれらのファイルをコピーします。
Sun Management Center サービスを再開します。
/opt/SUNWsymon/sbin/es-stop -A
/opt/SUNWsymon/sbin/es-start -A
次の行を入力して、アンインストールが問題なく行われるようにします。
# installf SUNWessmn /opt/SUNWsymon/mdr/modules/cfg/smf-d.prc
# installf SUNWessmn /opt/SUNWsymon/mdr/modules/cfg/smf-d.x
# installf SUNWessmn /opt/SUNWsymon/mdr/modules/cfg/smf-m.x
# installf SUNWessmn /opt/SUNWsymon/mdr/modules/cfg/smf-models-d.x
コンソールを起動し、「ツール」->「オブジェクト検出」を選択します。「追加」ボタンをクリックし、「開始 IP アドレス」と「終了 IP アドレス」フィールドに IP アドレス範囲を指定します。 両方のポート、たとえば、1161/ 1161( エージェントポート) を選択します。「フィルタ」タブを選択し、フィルタ条件として 「プラットフォームタイプ」を選択します。オブジェクトを含めるには、「含む」ボタンをクリックし、要求を開始します。要求に成功したにもかかわらず、ホストは追加されていません。このことは、検出集団の中には、指定されたプラットフォームタイプとして識別されるホストが存在しないことを意味します。同じ IP アドレス範囲で「除外する」ボタンを 選択すると、検出集団にオブジェクトが含まれます。
回避策: なし。