Sun Management Center 3.6.1 ユーザーガイド

トポロジのインポートとエクスポートアーキテクチャー

トポロジのインポートユーティリティーとエクスポートユーティリティーは、クライアント API を介して Sun Management Center のサーバーと通信します。インポートおよびエクスポート ASCII ファイルは、コンソールシステムに常駐します。このファイルは、クライアント API 経由でサーバーに情報を提供します。サーバーはトポロジエージェントにこの情報を送信し、このエージェントがトポロジデータベースと対話します。次の図は、これらのユーティリティーをサポートするソフトウェア構造を示したものです。

図 19–1 トポロジのインポートおよびエクスポートのソフトウェア構造

インポートおよびエクスポートファイルとコンソール側のインポートおよびエクスポートツールの通信経路を示した図。 インポートおよびエクスポートツールはサーバー側のトポロジエージェントを通してデータベースに通信している。

エクスポートには、2 つのモード (追加と上書き) が用意されています。上書きモードでは、既存ファイルの内容がダンプされたデータに置き換わります。追加モードでは、ダンプされたデータがファイル末尾に追加されます。

インポートには、ダンプファイル内のドメイン情報を処理する 2 つのモードが用意されています。最初のモードは、ドメイン情報を無視して、すべてのオブジェクトを指定ドメインまたはホームドメインで作成します。もう一方のモードは、すべてのオブジェクトと一緒にドメイン情報をインポートします。この場合、新規のドメインが作成され、すべての非ドメインオブジェクトが対応するドメインで作成されます。