Sun Enterprise 10000 SSP 3.4 ユーザーマニュアル

SSP ユーザー環境

SSP コマンドや SSP GUI プログラムを使用して Sun Enterprise 10000 上で SSP やドメインを対話式で操作することができます。

SSP を使用する
  1. SSP を起動します。

  2. ユーザー名 ssp で SSP にログインし、以下のように入力します。


    ssp% tail -f $SSPLOGGER/messages
    

  3. 以下のメッセージが表示されます。


    Startup of SSP programs complete

これ以降、Hostview や netcontool(1M) などの SSP プログラムが使用可能になります。

SSP 3.4 ウィンドウ

SSP ウィンドウは、Solaris オペレーティング環境や SSP 3.4 環境へのコマンド行インタフェースとなります (図 1-2)。

図 1-2 SSP ウィンドウ

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Common Desktop Environment (CDE) でローカルに SSP ウィンドウを表示する
  1. ユーザー名 ssp で SSP にログインします。

  2. 以下のいずれかの方法で SSP ウィンドウを開きます。

    • Solaris 2.6 の CDE のフロントパネルから (テキストエディタのような形をした) 「個人アプリケーション」サブパネルを選択し、次に「端末エミュレータ」を選択する。

    • Solaris 7 または 8 の CDE のフロントパネルから「ホスト」サブパネルを選択し、次に「このホスト」を選択する。

    • (マウスの右ボタンをクリックして表示する) ワークスペース・メニューから「プログラム」を選択し、次に「端末エミュレータ」を選択する。

SSP ウィンドウを遠隔表示する
  1. rlogin(1) コマンドを使用して、ユーザー名 ssp で SSP 3.4 マシンに遠隔ログインし、ssp パスワードを入力します。

  2. プロンプトに従って、目的のプラットフォームまたはドメインの名前を入力し、Return キーを押します。

    SUNW_HOSTNAME 環境変数に、入力した値が設定されます。

SSP コンソールウィンドウ

SSP コンソールウィンドウとは、SSP ワークステーションまたは SSP サーバーのコンソールのことです。システムは、このウィンドウにオペレーティングシステムのメッセージを表示します。

CDE で SSP コンソールウィンドウをローカルに表示する
  1. ユーザ名 sspで SSP にログインします。

  2. 以下のいずれかの方法で SSP ウィンドウを開きます。

    • (マウスの右ボタンをクリックして表示する) ワークスペース・メニューから「プログラム」を選択し、次に「コンソール」を選択する。

    • Solaris 7 または 8 の CDE のフロントパネルから「ホスト」サブパネルを選択し、次に「コンソール」を選択する。

ネットワークコンソールウィンドウ

ネットワークコンソールウィンドウ、つまり netcon(1M) ウィンドウは、ドメインからのシステムコンソールメッセージ (オペレーティングシステムメッセージ) を表示します (図 1-3)。

図 1-3 netcon(1M) ウィンドウ

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netcon(1M) ウィンドウは、 コンソールがドメインに物理的に接続されているかのように動作します。動的再構成操作などによって生成されるドメインコンソールメッセージは netcon(1M) ウィンドウに表示されます。詳細は、netcon(1M) の使用」とマニュアルページの netcon(1M) を参照してください。

Hostview

Hostview プログラムは、グラフィカルユーザーインタフェース (GUI) の形式で多くの SSP コマンドと同様の機能を提供します (図 1-4)。

図 1-4 Hostview の GUI プログラム

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Hostview の詳細は、第 2 章「Hostview」および、『Sun Enterprise 10000 SSP 3.4 リファレンスマニュアル』のマニュアルページ hostview(1M) を参照してください。