制御ボードのフェイルオーバーを使用可能、使用不可にしたり、強制することができます。メイン SSP 上で setfailover(1M) コマンドを使用して、フェイルオーバー状態を管理します。たとえば、制御ボードのフェイルオーバーが発生した後に、setfailover(1M) コマンドを使用して制御ボードのフェイルオーバー機能を再び使用可能にする必要があります。
制御ボードのフェイルオーバーを使用不可、使用可能にしたり強制する手順は、以下のとおりです。
ユーザー名 ssp でメイン SSP にログインし、以下のように入力します。
ssp% setfailover -t cb off |
制御ボードのフェイルオーバーは、ユーザーが使用可能にするまで使用不可のままです。制御ボードフェイルオーバーが使用不可になっているかどうかを判定するには、「制御ボードフェイルオーバー情報の取得」で説明するように、showfailover(1M) コマンドを使用してフェイルオーバー状態を調べます。
ユーザー名 ssp でメイン SSP にログインし、以下のように入力します。
ssp% setfailover -t cb on |
すべての接続リンクが正しく機能している場合に、制御ボードのフェイルオーバーが有効になります。障害のある接続が 1 つでもあると、制御ボードフェイルオーバーは使用不可になります。showfailover(1M) コマンドを使用すれば、制御ボードフェイルオーバーが使用可能かどうかを調べて、接続状態を見直すことができます。
完全な制御ボードフェイルオーバー (JTAG 接続とシステムクロックソースの両方が主制御ボードからスペア制御ボードに移されます) を強制するには、まず、実行中のドメインをすべて停止します。次に、すべてのシステムボードの電源を切断し再び電源を投入した後で、制御ボードのスイッチを入れます。一部でも停止していないドメインがあると、部分的な制御ボードフェイルオーバーが発生します。この場合は、JTAG 接続はスペア制御ボードに移されますが、システムクロックソースは元の主制御ボードに残ります。