名前 | 形式 | 注意事項 | 機能説明 | ファイル | 関連項目
このデーモンは手動で実行しないでください。このデーモンは SSP 起動スクリプトによって呼び出され、必要に応じて監視・再起動されます。
データ同期デーモンは、メイン SSP とスペア SSP 間で SSP 設定ファイルの同期をとります。ファイルは、私設 SSP ネットワーク上で TCP/IP 接続によってメイン SSP からスペア SSP へコピーされます。datasyncd からのトラフィックは、制御ボードの管理に使用されていない専用接続によって経路指定されます。
datasyncd は、SSP 設定ファイル ($SSPVAR/.ssp_private/fad_files) に表示されたすべてのプラットフォームとドメインファイルの同期をとります。また、データ伝播リスト ($SSPVAR/.ssp_private/user_file_list) 上の指定されたユーザー定義ファイルの同期をとります。このリストで、メイン SSP からスペア SSP へコピーするユーザーファイルを判断します。ユーザー定義ファイルは、ユーザー ssp による読み取りと書き込みが可能である必要があります。このデータ伝播リストは、setdatasync(1M) コマンドで操作します。
datasyncd は、メイン SSP のユーザーファイルに対する変更を 1 時間ごとに (または setdatasync コマンドで指定した時間間隔で) 監視します。最後に伝播された後でユーザーファイルが変更されると、datasyncd がスペア SSP にファイルをコピーします。
datasyncd はスペア SSP にユーザーファイルが存在するかどうかの確認は行わず、またスペア SSP のユーザーファイルに対する変更も監視しません。スペア SSP からユーザー定義ファイルを削除した場合は、メイン SSP の対応するファイルが変更されるまでは、そのファイルは自動的には伝播されません。
datasyncd は fod(1M) や fad(1M) などの SSP デーモンに従います。datasyncd デーモンはメイン SSP でのみ実行されます。
以下のファイルがサポートされます。
設定ファイルリスト
データ伝播リスト