デフォルトの設定により、Solaris 8 10/01 オペレーティング環境をインストールすると、DR モデル 2.0 が使用可能になりますが、以下の手順を行うと、DR モデルを切り替えることができます。以下の操作はドメイン上で行ってください。
Solaris 8 10/01 オペレーティング環境を実行しているドメインで DR モデル 3.0 へ切り替えるには、まず、SSP ソフトウェアをバージョン 3.5 へアップグレードする必要があります。これ以前のバージョンの SSP ソフトウェアは DR モデル 3.0 動作に対応していません。
以下のディレクトリへ移動します。
% cd /platform/SUNW,Ultra-Enterprise-10000/kernel/drv |
DR モデルを変更するには、ngdr.conf ファイル内の legacy-dr-model 変数に割り当てている値 (デフォルトで設定される legacy-dr-model 変数の値は 1) を変更します。
DR モデル 3.0 へ切り替えるには、legacy-dr-model 変数の値を 0 (ゼロ) に変更します。
% legacy-dr-model=0; |
ドメインを再起動します。再起動後、/var/adm/messages ファイルを表示して以下のメッセージが記録されていれば DR モデル 3.0 が使用可能になったことを確認できます。
NOTICE: Next Generation DR Model (DR 3.0) is enabled |
DR モデル 2.0 へ切り替えるには、legacy-dr-model 変数の値を 1 に変更します。
% legacy-dr-model=1; |
ドメインを再起動します。再起動後、/var/adm/messages ファイルを表示して以下のメッセージが記録されていれば DR モデル 2.0 (従来版) が使用可能になったことを確認できます。
NOTICE: Legacy DR Model (DR 2.0) is enabled |
モデルの変更を SSP が認識していることを確認するには、SSP 上で domain_status -m コマンドを実行してください。