はじめに

System Management Services (SMS) 1.5 管理者マニュアル』では、SMS ソフトウェアに関連したさまざまな管理作業と監視作業を行う方法について説明します。


お読みになる前に

このマニュアルは、UNIX® システム、特に Solaristrademark オペレーティング環境のシステムでの作業経験を持つ Sun Fire システム管理者を対象にしています。このような経験がない場合は、まずこのシステムに付属の Solaris ユーザーおよびシステム管理者向けマニュアルを読み、UNIX システム管理のトレーニングの受講を検討してください。

次世代の Sun Fire サーバーファミリのすべてのメンバーは、ゆるやかに結合されたクラスタとして構成できます。ただしこのマニュアルでは、Sun Fire ハイエンドシステムのクラスタ構成のシステム管理については解説しません。


マニュアルの構成

このマニュアルは、以下の章で構成されています。

第 1 章では、System Management Services (SMS) ソフトウェアを紹介するとともに、SMS コマンド行インタフェースについて説明します。

第 2 章では、ドメインとシステムコントローラのセキュリティーについて説明します。

第 3 章では、管理特権について紹介します。

第 4 章では SMS ドメインの内部機能について解説するとともに、その使い方について説明します。

第 5 章では、ドメインの構成、オプション、および操作手順について説明します。

第 6 章では、自動診断および自動ドメイン回復機能について説明します。

第 7 章では、Capacity on Demand (COD) について説明します。

第 8 章では、制御機能について説明します。

第 9 章では、利用できるネットワークサービスを解説するとともに、その使い方について説明します。

第 10 章では、ステータス監視について説明します。

第 11 章では、イベント監視について説明します。

第 12 章では、システムコントローラ (SC) のフェイルオーバーについて説明します。

第 13 章では、バックアップの作成、バックアップからの復元、ネットワークとユーザーグループの設定、および SMS ソフトウェアのアップグレードを行うための、SMS ユーティリティーについて説明します。

付録 A では、SMS マニュアルページのリストを示します。

付録 B では、SMS のエラーメッセージを説明します。

用語集は、このマニュアルで使用されている用語とその定義のリストです。


UNIX コマンド

このマニュアルには、システムの停止、システムの起動、およびデバイスの構成などに使用する基本的な UNIX® コマンドと操作手順に関する説明は含まれていない可能性があります。これらについては、以下を参照してください。

http://docs.sun.com


書体と記号について


書体または記号[1]

意味

AaBbCc123

コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力、コード例。

.login ファイルを編集します。

ls -a を実行します。

% You have mail.

AaBbCc123

ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力と区別して表します。

マシン名% su

Password:

AaBbCc123

コマンド行の可変部分。実際の名前や値と置き換えてください。

rm filename と入力します。

『 』

参照する書名を示します。

『Solaris ユーザーマニュアル』

「 」

参照する章、節、または、 強調する語を示します。

第 6 章「データの管理」を参照。

この操作ができるのは「スーパーユーザー」だけです。

\

枠で囲まれたコード例で、テキストがページ行幅を超える場合に、継続を示します。

% grep `^#define \
XV_VERSION_STRING'


 


シェルプロンプトについて


シェル

プロンプト

UNIX の C シェル

machine_name%

UNIX の Bourne シェルと Korn シェル

$

スーパーユーザー (シェルの種類を問わない)

#


 


関連マニュアル


用途

タイトル

Part No.

ソフトウェアの概要

Sun Fire ハイエンドシステムソフトウェアの概要

819-3304-10

インストール

System Management Services (SMS) 1.5 インストールマニュアル

819-3292-10

リファレンス (マニュアルページ)

System Management Services (SMS) 1.5 リファレンスマニュアル

819-3297-10

補正情報

System Management Services (SMS) 1.5 ご使用にあたって

819-3299-10

オプション

Sun Fire ハイエンド/ミッドレンジシステム Dynamic Reconfiguration ユーザーマニュアル

819-3187-10

 

OpenBootTM 4.x Command Reference Manual

816-1177-10

 

Sun Fire 15K/12K システムサイト計画の手引き

816-2184-10

 

Sun Fire Link ファブリック管理者マニュアル

817-0746-11

 

Securing the Sun Fire 12K and 15K Domains

817-1357-10

 

Securing the Sun Fire 12K and 15K System Controllers

817-1358-10

 

Solaris のシステム管理 (IP サービス)

816-3958-10


 


マニュアル、サポート、およびトレーニング


Sun のサービス

URL

説明

マニュアル

http://jp.sun.com/documentation/

PDF と HTML マニュアルをダウンロードする、印刷マニュアルを注文する

サポートおよびトレーニング

http://jp.sun.com/supportraining/

テクニカルサポートを受ける、パッチをダウンロードする、Sun のコースについて情報を入手する


 


Sun 以外の Web サイト

このマニュアルで紹介する Sun 以外の Web サイトが使用可能かどうかについては、Sun は責任を負いません。このようなサイトやリソース上、またはこれらを経由して利用できるコンテンツ、広告、製品、またはその他の資料についても、Sun は保証しておらず、法的責任を負いません。また、このようなサイトやリソース上、またはこれらを経由して利用できるコンテンツ、商品、サービスの使用や、それらへの依存に関連して発生した実際の損害や損失、またはその申し立てについても、Sun は一切の責任を負いません。


コメントをお寄せください

マニュアルの品質改善のため、お客様からのご意見およびご要望をお待ちしております。コメントは下記よりお送りください。

http://www.sun.com/hwdocs/feedback

ご意見をお寄せいただく際には、下記のタイトルと Part No. を記載してください。

『System Management Services (SMS) 1.5 管理者マニュアル』、Part No. 819-3296-10


1 (表の脚注) 使用しているブラウザにより、これらの設定と異なって表示される場合があります。