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System Management Services (SMS) 1.6 ソフトウェアご使用にあたって

この章では、Sun Firetrademark ハイエンドシステム上の System Management Services (SMS) 1.6 に固有の情報として、次の項目について説明します。


SMS 1.6 の新機能

SMS 1.6 では、次の新しい機能が追加されました。

AVL 2.0 FS-2 の機能および要件

SMS ソフトウェアの AVL 2.0 FS-2 機能には、次の機能拡張要求 (RFE) に記載された機能が含まれています。

AVL 2.0 FS-2 は、次に示す SMS ソフトウェアの拡張機能を提供します。



注 - AVL 2.0 FS-2 機能は、Solaris 10 1/06 OS ではサポートされていません。AVL 2.0 FS-2 機能を使用するには、それよりあとにリリースされた Solaris 10 OS をダウンロードしてインストールする必要があります。




SMS 1.6 ソフトウェアのパッチ

SMS 1.6 に適用できるパッチは、次のとおりです。

これらのパッチは、http://sunsolve.sun.com で入手できます。


ソフトウェアの要件

この節では、次の項目について説明します。

使用しているバージョンの Solaris OS に適したパッケージについては、『System Management Services (SMS) 1.6 インストールマニュアル』を参照してください。

ドメインの要件

この節で説明するソフトウェア要件は、SMS 1.6 のソフトウェアの最小要件です。これらの要件はオペレーティングシステムにより異なります。



注 - この節で示すソフトウェアバージョンおよびパッチレベルはすべて、SMS 1.6 でサポートされる最小バージョンです。



Solaris 8 OS の要件



注 - SMS 1.6 は、SC 上では Solaris 8 OS をサポートしていません。Solaris 8 OS は、ドメインでのみサポートされています。



ドメイン上の Solaris 8 OS には、Solaris 8 2/02 OS release 以降を使用する必要があります。



注 - Solaris 8 OS は、UltraSPARC IV+ プロセッサ上で動作するドメインではサポートされていません。



Solaris 9 OS の要件

ドメイン上の Solaris 9 OS バージョンでは、次の最小要件を満たす必要があります。



注 - UltraSPARC IV+ 1.8 GHz プロセッサを使用するシステムでは、Solaris 9 OS のサポートされる最小バージョンは Solaris 9 9/05 です。



Solaris 10 OS の要件

ドメイン上の Solaris 10 OS バージョンでは、次の最小要件を満たす必要があります。

SC の要件

SMS 1.6 では、SC 上の Solaris 9 OS および Solaris 10 OS に対応して異なるバイナリパッケージがあります。使用している OS バージョンに適した SMS パッケージをインストールしてください。使用しているバージョンの Solaris OS の正しいパッケージについては、『System Management Services (SMS) 1.6 インストールマニュアル』を参照してください。

この節で説明するソフトウェア要件は、SMS 1.6 のソフトウェアの最小要件です。これらの要件はオペレーティングシステムにより異なります。



注 - この節で示すソフトウェアバージョンおよびパッチレベルはすべて、SMS 1.6 でサポートされる最小バージョンです。



Solaris 9 OS の要件

SMS 1.6 の Solaris 9 OS バージョンでは、次の最小要件を満たす必要があります。

http://sunsolve.sun.com

Solaris 10 OS の要件

SMS 1.6 の Solaris 10 OS バージョンでは、次の最小要件を満たす必要があります。

http://sunsolve.sun.com


一般的な問題

この節では、Sun Fire ハイエンドシステムの SMS に関連する一般的な問題について説明します。

smsconnectsc コマンド

smsconnectsc は、遠隔 SC がハングアップして、login では正常にアクセスできない場合に使用するためのコマンドです。smsconnectsc を使用してローカル SC から遠隔コンソールセッションを作成すると、ローカル SC は監視能力と監視機能を失う場合があります。システムの回復という明確な目的がないかぎり、smsconnectsc使用しないでください

バージョン切り替えの有効なパス

次の例外を除き、smsversion スクリプトを使用して、システムにインストールされている SMS の任意のバージョンに切り替えることができます。

この SMS バージョンの切り替えは、同じバージョンの Solaris OS が動作している場合にのみ適用されます。Solaris OS のバージョンをアップグレードした場合は、バージョンの切り替えは適用されません。SMS 1.6 より前のインストール手順については、以前のバージョンの SMS のインストールマニュアルを参照してください。

バージョンの切り替えおよび Solaris OS との関連性については、『System Management Services (SMS) 1.6 インストールマニュアル』を参照してください。

SMS での ssh の使用

SMS 1.6 パッケージをインストールする前に、SC へのシリアルまたはコンソールアクセス権があるかどうか、または SC 上で ssh が使用できるかどうかを確認します。SMS 1.6 をインストールし、SC を再起動すると、smsinstall スクリプトによって実行されるセキュリティー強化により遠隔アクセスが無効になります。この強化処理が行われるのは、SMS 1.6 にデフォルトでセキュリティー保護を行う機能があるためです。システムで ssh が使用可能でない場合は、コンソールケーブルを使用しないかぎり SC にアクセスできません。



注 - SC で ssh を使用する場合は、SMS コンソールとの不整合を避けるため、ssh のエスケープ文字を変更する必要があります。詳細は、『System Management Services (SMS) 1.6 インストールマニュアル』を参照してください。




SMS マニュアルの Part No.

このリリースのソフトウェアマニュアルは、以下の Web サイトで入手できます。

http://www.sun.com/products-n-solutions/hardware/docs/Servers/High-End_Servers/Sun_Fire_15K/SW_FW_Documentation/SMS/index.html

ファイル名は Part No. になっています。マニュアルタイトルに対応する Part No. は次のとおりです。



注 - SMS ソフトウェア用として個別の動的再構成 (DR) のユーザーマニュアルは出版されなくなりました。SMS の DR 情報は、現在、『Sun Fire ハイエンド/ミッドレンジシステム Dynamic Reconfiguration ユーザーマニュアル』に含められています。