この章では、オペレーティングシステム、OS アップデート、ファームウェアアップデートのインストールの管理方法について説明します。
N1 System Manager では、次の管理作業を行うことができます。
N1 System Manager では、1 つのインタフェースで数百台の異機種サーバーにプロビジョニングできます。N1–ok シェルには、サーバーへのプロビジョニングや再プロビジョニングを行うための簡単なコマンドセットが用意されています。
大きく分けて、OS のプロビジョニングは次の作業で構成されます。
管理サーバー に OS イメージをインポートする。
(省略可能) 独自の OS プロファイルを作成する。インポート中に「デフォルト OS プロファイル」が自動的に作成されます。
サーバーまたはサーバーグループに OS プロファイルをインストールする。
OS イメージをインポートするには、os キーワードと cdrom または file サブコマンドを付けて create コマンドを使用します。次に例を示します。
N1–ok> create os os file files |
OS 作成ジョブは、OS の媒体またはファイルの場所に基づいてイメージをインポートし、管理サーバーにそのイメージを保存します。ジョブの結果を表示すると、作成プロセスを確認できます。
OS 作成ジョブが正常に完了すると、イメージ、すなわち「ディストリビューション」がその名前で示されます。デフォルトの OS プロファイルには、同じ名前が使用されます。使用可能な OS プロファイルを確認するには、osprofile キーワードと all サブコマンドを付けて show コマンドを使用します。次に例を示します。
N1–ok> show osprofile all |
個別サーバーまたはサーバーグループにプロビジョニングするには、それぞれ server か group キーワードと osprofile サブコマンド、必要な属性値を付けて load コマンドを使用します。次に例を示します。
N1–ok> load server server osprofile osprofile networktype networktype |
N1 System Manager ブラウザインタフェースには、OS のプロビジョニングを容易に行えるようにするための OS プロファイルウィザードが用意されており、ドラッグ & ドロップでサーバーグループに OS をインストールできます。このウィザードは、構文を学ぶのに役立つようコマンドを構成し、デフォルトの設定を提供することによって、一般的なパラメータを効率良く設定できるようにします。ログイン方法については、「N1 System Manager のブラウザインタフェースにアクセスする」を参照してください。ウィザードの使用法については、N1 System Manager のオンラインヘルプを参照してください。
サーバーまたはサーバーグループに新しい OS プロファイルを再プロビジョニングするには、以前にプロビジョニングしたサーバーまたはサーバーグループで load コマンドを実行します。N1 System Manager では、次のオペレーティングシステムのプロビジョニングをサポートしています。
Solaris 9 x86
Solaris 10 x86
Red Hat AS 3.0
ここでは、server キーワードと all 変数を付けて show コマンドを実行したときに表示される OS リソースの健全性状態について説明します。次に例を示します。
N1-ok> show server all |
OS プロファイルおよび OS 管理エージェントをインストールすると、システムによって OS リソースの健全性が報告されます。この方法については、「サーバーまたはサーバーグループに OS プロファイルをロードする」 および 「OS 管理エージェントをインストールする」を参照してください。OS リソースの健全性は、次の状態で示されます。
良好 – サーバーは OS が動作していて、正しく機能しています。
不明 – サーバーから、OS リソースの健全性情報が返されてきません。
アクセス不能 – サーバーにアクセスできず、OS リソースの健全性の状態情報が得られません。
オフライン – サーバーは管理されていません。
未初期化 – 必要なエージェントが正しくインストールされていないため、サーバーが OS リソースの健全性情報を示していません。エージェントのインストール方法については、「OS 管理エージェントをインストールする」を参照してください。
警告 – サーバーで潜在的な、または発生する可能性のある障害状態が検出されました。問題が重大になる前に対処してください。OS リソース障害センサーについては、付録 A 「ハードウェアおよび OS リソースの属性」を参照してください。OS リソースのしきい値の表示と変更については、「監視しきい値」を参照してください。
重大 – サーバーで障害状態が発生しました。適切な対策が必要です。
この節では、次の作業について説明します。
プロビジョニング可能なサーバーに OS プロファイルをインストールするには、OS イメージをインポートしておく必要があります。インポートされたイメージは OS ディストリビューションといいます。OS イメージは、管理サーバー 上にあるファイル、あるいはネットワークマウントされているファイルシステムからインポートできます。
サポートされるファイルの種類は以下のとおりです。
DVD
ISO
CD
サポートされるディストリビューションは次のとおりです。
Solaris 10 x86
Red Hat 3.0 u1
Red Hat 3.0 u3
Red Hat 3.0 u4
Solaris 9 x86
Solaris 9 x86 ディストリビューションは、別々のパッチサーバーからの 2 つのアップデートの適用が必要です。Solaris 9 x86 ディストリビューションの作成方法の詳細は、「Solaris 9 x86 ディストリビューションを更新する」を参照してください。
ディストリビューションをインポートするには、os キーワードを付けて create コマンドを使用します。構文およびパラメータの詳細は、N1–ok コマンド行で help create os と入力するか、「create os」を参照してください。
ここでは、コマンド行を使用して、一群の ISO ファイルから Sun N1 System Manager ソフトウェアのデータベースに OS ディストリビューションを追加する手順を説明します。
ディストリビューションを追加すると、デフォルトでは、同じ名前で OS プロファイルが作成されます。追加されたプロファイルは、ブラウザインタフェースの「ショートカット」区画の OS プロファイル一覧に表示されます。また、N1–ok> プロンプトで show osprofile all と入力することによって確認することもできます。
管理サーバー 上でアクセス可能なディレクトリに一群の ISO ファイルをダウンロードします。
Solaris CD 媒体および Solaris CD から作成された ISO ファイルはサポートされません。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
次のコマンドを入力します。
N1-ok> create os os file files[,files...] |
詳細は、 create os のヘルプを参照してください。
OS ディストリビューションが作成されていることを確認します。
N1-ok> show os all |
次のコマンド例では、solaris_ver9 という OS ディストリビューションを作成しています。
N1-ok> create os solaris_ver9 file /tmp/solaris_9.iso1,/tmp/solaris_9.iso2 Create Distro job started. |
ここでは、CD または DVD から Sun N1 System Manager ソフトウェアのデータベースに OS ディストリビューションを追加する手順を説明します。
Solaris CD 媒体および Solaris CD から作成された ISO ファイルはサポートされません。
複数のインストール CD または DVD から OS ディストリビューションを追加する場合は、複数回 create os コマンドを実行します。たとえば 2 枚の CD で提供されている OS ディストリビューションを追加する場合は、最初の CD を挿入してから、 create os コマンドを実行して、そのジョブが完了するのを待ちます。そして最初のジョブが完了したら、2 枚目の CD を挿入し、再度 create os コマンドを実行して、そのジョブが完了するのを待ちます。2 つ目のジョブが完了すると、OS ディストリビューションのインストールが成功したことになります。
ディストリビューションを追加すると、デフォルトでは、同じ名前で OS プロファイルが作成されます。このプロファイルは、ブラウザインタフェースの「ショートカット」区画の OS プロファイル一覧に表示されます。また、 N1–ok> プロンプトで show os all と入力することによって確認することもできます。
Disk 1 を挿入して次の CLI コマンドを入力します。
N1-ok> create os os cdrom cdrom |
ディストリビューション作成ジョブが開始されます。ジョブ ID を書き留めておきます。ジョブが完了したら、次のディスクを挿入します。
次のディスクを挿入するよう求められることはありません。「ディストリビューションの作成」ジョブの完了と OS のディスク番号を確認しながら進めます。ジョブが完了すると、イベントが生成されます。
Disk 2 を挿入して次のコマンドを入力します。
N1-ok> create os os cdrom cdrom |
詳細は、「create os」を参照してください。
必要に応じて、次のディスクの処理を続けます。
最後のディストリビューション作成ジョブが完了したら、次のコマンドを入力します。
N1-ok> show os os |
新しい OS ディストリビューションが出力に表示されます。
ディストリビューションのロード方法については、「サーバーまたはサーバーグループに OS プロファイルをロードする」を参照してください。
ここでは、N1 System Manager 内の Solaris 9 x86 OS ディストリビューションにパッチを適用する手順を説明します。
管理サーバー ではないマシンに Solaris 9 をインストールします。
Solaris 9 サーバーから次のパッチにアクセスできるようにします。117172-17 および 117468-02。
Solaris 9 マシンの設定をして、パッチを適用します。
スーパーユーザーで Solaris 9 マシンにログインします。
% su password:password |
パッチディレクトリを作成します。
# mkdir /patch |
http://sunsolve.sun.com から /patch ディレクトリにパッチ 117172–17 および 117468–02 をダウンロードします。
パッチディレクトリに移動します。
# cd /patch |
パッチファイルを展開します。
# unzip 117172-17.zip # unzip 117468-02.zip |
Solaris 9 マシンをシングルユーザーモードで再起動します。
# reboot -- -s |
シングルユーザーモードでパッチディレクトリに移動します。
# cd /patch |
パッチをインストールします。
# patchadd -M . 117172-17 # patchadd -M . 117468-02 |
マルチユーザーモードに戻るには、Control+D キーを押します。
Solaris 9 ディストリビューションを作成し、管理サーバー を構成します。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
管理サーバーで Disk 1 を挿入し、次のコマンドを入力します。
N1-ok> create os os cdrom cdrom |
ディストリビューション作成ジョブが開始されます。ジョブ ID を書き留めておきます。ジョブが完了したら、次のディスクを挿入します。
次のディスクを挿入するよう求められることはないため、ディストリビューション作成ジョブが完了したかどうか、また OS のディスク番号に注意する必要があります。ジョブが完了すると、イベントが生成されます。
「CD または DVD から OS ディストリビューションをインポートする」も参照してください。
必要に応じて、次のディスクの処理を続けます。
最後のディストリビューション作成ジョブが完了したら、次のコマンドを実行します。
N1-ok> show os os |
新しい OS ディストリビューションが出力に表示されます。
as_distro.pl ファイルを表示します。
# /scs/sbin/as_distro.pl -l |
Solaris 9 ディストリビューションの DISTRO_ID を書き留めておきます。
この ID は、下記の手順 3 で使用します。
/etc/exports ファイルをエディタで開きます。
# vi /etc/exports |
/js *(ro,no_root_squash) を /js *(rw,no_root_squash) に変更します。
/etc/exports ファイルを保存して閉じます。
NFS を再起動します。
# /etc/init.d/nfs restart |
管理サーバーにインポートしたディストリビューションにパッチを適用します。
スーパーユーザーで Solaris 9 マシンにログインします。
% su password:password |
管理サーバーをマウントします。
# mount -o rw Management-Server-IP:/js/DISTRO_ID /mnt |
パッチをインストールします。
# patchadd -C /mnt/Solaris_9/Tools/Boot/ -M /patch 117172-17 # patchadd -C /mnt/Solaris_9/Tools/Boot/ -M /patch 117468-02 |
最初のパッチインストールで部分的にエラーなりますが、このエラーは無視してください。
管理サーバーをマウント解除します。
# unmount /mnt |
管理サーバーで NFS を再起動し、/tmp/root/boot/solaris/bootenv.rc へのシンボリックリンクを作成します。
/etc/exports をエディタで開きます。
# vi /etc/exports |
/js *(rw,no_root_squash) を /js *(ro,no_root_squash) に変更します。
NFS を再起動します。
# /etc/init.d/nfs restart |
/js/<distro_id>/Solaris_9/Tools/Boot/boot/solaris に移動します。
# cd /js/<distro_id>/Solaris_9/Tools/Boot/boot/solaris |
bootenv.rc リンクを作成し直します。
# ln -s ../../tmp/root/boot/solaris/bootenv.rc . |
別のディストリビューションにパッチを適用する場合は、 /patch/117172-17 ディレクトリをいったん削除して、unzip 117172-17.zip コマンドを使ってディレクトリを作成し直さなければならないことがあります。最初のディストリビューションにパッチを適用すると、patchadd コマンドによって、次の patchadd コマンドの実行で問題を起こすディレクトリに変更が加えられます。
配備済みの OS プロファイルに OS ディストリビューションが関連付けられている場合、ディストリビューションを削除することはできません。配備済みの OS プロファイルとは、プロビジョニング可能なサーバー にインストールされていて動作中の OS プロファイルです。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
次のコマンドを入力します。
N1-ok> delete os os |
ディストリビューションが削除されます。詳細は、「delete os」を参照してください。
使用可能な OS ディストリビューションを表示します。
N1-ok> show os all |
削除した OS ディストリビューションが出力に含まれていないことを確認します。
この節では、次の作業について説明します。
OS プロファイルは、OS ディストリビューションのインストール方法やディストリビューションと一緒にインストールする追加パッケージ、構成情報を指定しています。OS ディストリビューションがインポートされると、N1 System Manager は 管理サーバー 上に自動的に同じ名前の OS プロファイルを作成します。マニュアルでは、OS プロファイルは「デフォルト OS プロファイル」とも表記されています。デフォルト OS プロファイルの設定は、次の表に示しているとおりです。
表 5–1 デフォルト OS プロファイルのパラメータ設定
既存の OS プロファイルの詳細を表示するには、osprofile キーワードを付けて show コマンドを使用します。
新しい OS プロファイルを作成するには、osprofile キーワードと os サブコマンドを付けて create コマンドを使用します。OS プロファイルに必要なパーティションを追加するには、osprofile キーワードと partition サブコマンドを付けて add コマンドを使用します。OS プロファイルに必要なディストリビューショングループを追加するには、osprofile キーワードと distributiongroup サブコマンドを付けて add コマンドを使用します。次に例を示します。
N1-ok> create osprofile osprofile os os |
N1-ok> add osprofile osprofile partition partition |
N1-ok> add osprofile osprofile distributiongroup distributiongroup |
既存の OS プロファイルの属性を変更するには、osprofile キーワードと適切なサブコマンドを付けて set コマンドを使用します。
構文およびパラメータの詳細は、N1–ok コマンド行で help create osprofile、help add osprofile、help set osprofile のいずれかを入力してください。
コマンド例については、例 5–2 および例 5–3 を参照してください。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
プロファイルの一覧を表示します。
N1-ok> show osprofile all |
使用可能なすべての OS プロファイルが出力に表示されます。詳細は、「show osprofile」を参照してください。
N1 System Manager のブラウザインタフェースには、独自の OS プロファイルの作成を容易に行えるようにするための OS プロファイルウィザードが用意されています。このウィザードは、構文を学ぶのに役立つようコマンドを構成し、デフォルトの設定を提供することによって、一般的なパラメータを効率良く設定できるようにします。ログイン方法については 「N1 System Manager のブラウザインタフェースにアクセスする」、ウィザードの使用方法については N1 System Manager のオンラインヘルプを参照してください。
OS プロファイルを作成するには、OS ディストリビューションをインポートしておく必要があります。 「CD または DVD から OS ディストリビューションをインポートする」 および 「ISO ファイルから OS ディストリビューションをインポートする」を参照してください。
x86 マシンへのインストール用の Solaris 9 OS プロファイルを作成する場合は、Solaris 9 ディストリビューションにパッチを適用して更新する必要があります。この手順については、「Solaris 9 x86 ディストリビューションを更新する」を参照してください。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
次のコマンドを入力します。
N1-ok> create osprofile osprofile os os rootpassword rootpassword flar flar description description language language timezone timezone |
Solaris の完全インストール用のフラッシュアーカイブは、大きすぎて正しくプロビジョニングできないことがあります。内容を減らしたサイズの小さいフラッシュアーカイブの使用を検討してください。
OS プロファイルが作成されます。詳細は、「create osprofile」を参照してください。
次のコマンドを入力します。
有効な Solaris OS プロファイルには、少なくと 1 つのパーティション (ルート) が必要です。有効な Red Hat プロファイルには、少なくとも 2 つのパーティション (ルートおよびスワップ) が必要です。
N1-ok> add osprofile osprofile partition partition device device size size type type |
変数の値については、「add osprofile」を参照してください。
次のコマンドを入力します。
Solaris OS のデフォルトディストリビューショングループは、Entire Distribution plus OEM supportです。Red Hat のデフォルトディストリビューショングループは Everything です。
N1-ok> add osprofile osprofile distributiongroup distributiongroup |
以下の例は、Solaris ディストリビューション用の OS プロファイルの作成に使用するコマンドを示しています。最初のコマンドは、 S10profile という名前の Solaris 10 プロファイルを作成し、root パスワードに admin を設定しています。
N1-ok> create osprofile S10profile rootpassword admin description "S10 for host123 os solaris 10" |
次のコマンドは、128M バイトのサイズで swap パーティションを作成しています。
N1-ok> add osprofile s10profile partition / size 128 device c1t1d0s1 type swap |
次のコマンドは、フリーサイズで ufs パーティションを作成しています。
N1-ok> add osprofile s10profile partition / sizeoption free device c1t1ds0 type ufs |
次のコマンドは、デフォルトの Solaris ディストリビューショングループを追加しています。
N1-ok> add osprofile s10profile distributiongroup "Core System support" |
以下の例は、Red Hat ディストリビューション用の OS プロファイルの作成に使用するコマンドを示しています。
N1-ok> create osprofile RH30profile rootpassword admin os RedHat30 |
N1-ok> add osprofile RH30profile partition / device sda type ext3 sizeoption free |
N1-ok> add osprofile RH30profile partition /home device sda type ext3 size 2000 sizeoption fixed |
N1-ok> add osprofile RH30profile partition /boot device sda type ext3 size 1000 sizeoption fixed |
N1-ok> add osprofile RH30profile partition swap device sda type swap size 2000 sizeoption fixed |
N1-ok> add osprofile RH30profile distributiongroup "Base" |
OS プロファイルのロード方法については、「サーバーまたはサーバーグループに OS プロファイルをロードする」を参照してください。
ここでは、既存の OS プロファイルのクローン (すなわち、コピー) を作成する手順を説明します。OS プロファイルのコピーを作成するのは、たとえば既存の OS プロファイルの変更する必要があるのだが、「配備」されていて変更できない場合です。
/mnt マウントポイントの外にすべてのファイルシステムを移動します。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
次のコマンドを入力します。
N1-ok> create osprofile osprofile clone oldprofile |
新しい OS プロファイルが作成されます。「create osprofile」を参照してください。
次のコマンドを入力します。
N1-ok> show osprofile osprofile |
新しい OS プロファイルが出力に表示されます。
OS プロファイルのロード方法については、「サーバーまたはサーバーグループに OS プロファイルをロードする」を参照してください。
ここでは、OS プロファイルに設定されているスクリプトやパーティション、アップデート、ディストリビューショングループを変更する手順を説明します。
配備されている OS プロファイルを変更することはできません。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
次のいずれかの行うことによって OS プロファイルを変更します。
新しい OS プロファイル属性を追加する。
N1-ok> add osprofile osprofile [configuration-attributes] |
詳細は、「add osprofile」を参照してください。
既存の OS プロファイル属性を削除する。
N1-ok> remove osprofile osprofile [configuration-attributes] |
詳細は、「remove osprofile」を参照してください。
既存の OS プロファイルパラメータを変更する。
N1-ok> set osprofile osprofile [configuration-attributes] |
詳細は、「set osprofile」を参照してください。
新しい OS プロファイルの詳細を表示します。
N1-ok> show osprofile osprofile |
変更した OS プロファイル情報が出力に表示されます。
変更した OS プロファイルのロード方法については、「サーバーまたはサーバーグループに OS プロファイルをロードする」を参照してください。
ここでは、デフォルトで作成されている Solaris OS プロファイルを変更する手順を説明しています。Sun Fire V40z サーバーにデフォルトの Solaris OS プロファイルを正しくインストールするには、次の変更が必要です。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
デフォルトプロファイルのコピーを作成します。
N1-ok> create osprofile sol10v40z clone sol10 |
ルートパーティションを削除します。
N1-ok> remove osprofile sol10v40z partition / |
スワップパーティションを削除します。
N1-ok> remove osprofile sol10v40z partition swap |
新しいルートパーティションを追加します。
N1-ok> add osprofile sol10v40z partition / device c1t0d0s0 sizeoption free type ufs |
新しいスワップパーティションを追加します。
N1-ok> add osprofile sol10v40z partition swap device c1t0d0s1 size 2000 type swap sizeoption fixed |
変更した OS プロファイルのロード方法については、「サーバーまたはサーバーグループに OS プロファイルをロードする」を参照してください。
「配備」されている OS プロファイルを削除することはできません。プロファイルが配備されているということは、プロビジョニング可能なサーバーにインストールされていて、動作しているということです。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
次のコマンドを入力します。
N1-ok> delete osprofile osprofile |
管理サーバー から OS プロファイルが削除されます。
次のコマンドを入力します。
N1-ok> show osprofile all |
削除した OS プロファイルが出力に含まれていないことを確認します。
この節では、次の作業について説明します。
OS プロファイルのインストールは、プロビジョニングやネットワークの条件に応じてカスタマイズできます。OS 管理エージェントをインストールすると、インストールされている OS プロファイルを監視したり、パッチを適用したりできます。
OS プロファイルをインストールするには、server または group キーワードと osprofile サブコマンドを付けて load コマンドを使用します。OS 管理エージェントをインストールするには、server キーワードと agentip サブコマンドを付けて set コマンドを使用します。
構文およびパラメータの詳細は、N1–ok コマンド行で help load server、help load group、help set server のいずれかを入力してください。
次の表は、load group および load server コマンドで使用できる全パラメータの一覧です。
表 5–2 OS プロファイルのインストール時パラメータ
パラメータ |
Red Hat |
Solaris |
複数サーバー |
単一サーバー |
コメント |
---|---|---|---|---|---|
bootip |
√ (R) |
|
√ |
√ |
プロビジョニング可能な IP ともいう |
ip |
√ |
√ (R) |
√ |
√ |
networktype が static の設定の場合に必須 |
networktype |
√ (R) |
√ (R) |
√ |
√ |
Solaris インストールの場合は必ず static に設定 |
bootgateway |
√ |
√ |
√ | ||
boothostname |
√ |
√ | |||
bootnameserver |
√ |
√ |
√ | ||
bootnetmask |
√ |
√ |
√ | ||
bootnetworkdevice |
√ |
√ |
√ | ||
bootpath |
√ |
√ | |||
console |
√ |
√ |
√ | ||
consolebaud |
√ |
√ |
√ | ||
kernelparameter |
√ |
√ |
√ | ||
domainname |
√ |
√ |
√ |
domainname が省略された場合は、デフォルトが設定される。 |
|
gateway |
√ |
√ |
√ |
√ | |
hostname |
√ |
√ |
√ | ||
nameserver |
√ |
√ |
√ |
√ | |
netmask |
√ |
√ |
√ |
√ | |
networkdevice |
√ |
√ |
Red Hat のデフォルトは eth0 です。Solaris のインストールの場合は、一次ネットワークインタフェースがデフォルトになります。 |
||
(R) = 必須 |
「システムダッシュボード」タブの「ショートカット」区画を使用することによって、1 回の手順で OS プロファイルをロードできます。
ここでは、コマンド行を使用してサーバーまたはサーバーグループに OS プロファイルをロードする手順を説明します。
OS プロファイルのアンインストールは、サポートされていません。ただし、すでにプロビジョニングされているサーバーに別の OS プロファイルをロードすることによって、再プロビジョニングすることができます。
OS プロファイルを作成します。「OS プロファイルを作成する」を参照してください。
OS プロファイルのロード先のサーバーに対する監視を無効にします。詳細は、「サーバーの監視を無効にする」を参照してください。この操作が必要になるのは、OS プロファイルのインストール後のサーバーの再起動で障害通知が出されないようにする場合です。
使用可能なディスク領域が十分にあることを確認します。
/mnt マウントポイントの外にすべてのファイルシステムを移動します。
Sun Fire V40z に Solaris OS プロファイルを正しくインストールするには、デフォルトの Solaris OS プロファイルを変更する必要があります。「Sun Fire V40z 用にデフォルトの Solaris OS プロファイルを変更する」を参照してください。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
次のいずれかのコマンドを入力します。
N1-ok> load server server osprofile osprofile bootip bootip networktype networktype |
N1-ok> load group group osprofile osprofile bootip bootip networktype networktype |
Solaris プロファイルのインストールの場合、networktype 属性は static に設定する必要があります。 bootip 属性は、Red Hat プロファイルのインストールでのみ使用します。構文の詳細は、表 5–2 および 「load server」を参照してください。
OS のロードジョブが開始されます。
(省略可能) load server コマンドで設定した値を保存します。
将来、サーバーを復元する必要がある場合に備えて、OS プロファイルのロードに使用したオプションを保存しておいてください。構文の詳細は、「サーバーおよびサーバーグループ情報の変更」を参照してください。
次のいずれかのコマンドを入力します。
N1-ok> show job target=server |
N1-ok> show job target=group |
OS のロードジョブのステータスが出力に表示されます。
サーバーの使用 OS を確認します。
N1-ok> show server server |
show server コマンド出力の全般セクションに OS が表示されます。
N1-ok> load server 192.168.8.9 osprofile S10profile networktype static ip 192.168.18.19 |
N1-ok> load group devgroup osprofile S10profile networktype static ip 192.186.8.9 |
N1-ok> load server 192.168.8.9 osprofile RH3profile bootip 192.168.8.9 networktype dhcp |
N1-ok> load group devgroup osprofile RH3profile bootip 192.186.8.8-192.186.8.9 networktype dhcp |
リモート接続や OS リソースの監視、パッケージの配備、資産管理を行えるようにするには、各サーバーに OS 管理エージェントをインストールする必要があります。「OS 管理エージェントをインストールする」を参照してください。
ここでは、サーバーに OS 管理エージェントをインストールする手順を説明します。管理エージェントは、リモート接続や OS リソースの監視、パッケージの配備、資産管理に使用されます。
set server server agentip agentip コマンドは、エージェント IP 設定 (setagentip) ジョブを作成します。重複する複数の set server agentip コマンドを送信し、並行して実行させることができます。ただし、システム内の重複する setagentip ジョブの数は、一度に 15 個までに制限することを推奨します。スクリプトを使って set server agentip コマンドを送信する場合は、コマンドとコマンドの間に sleep 30 の呼び出しを入れて、作業負荷を管理してください。この対策を行わないと、管理サーバー上の CPU 負荷平均が大きくなり、ジョブの一部が完了するまでサーバーが反応しなくなることがあります。例 5–8 は、スクリプトの例です。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
管理エージェントをインストールします。
以下のコマンドで使用されている SSH ユーザーアカウントは、リモートマシン上で root 権限を持っている必要があります。
N1-ok> set server server agentip IP agentssh username/password |
必要なパッケージおよびスクリプトがインストールされます。コマンド構文の詳細は、「set server」を参照してください。
エージェントがインストールされ、動作していることを確認します。
Solaris エージェントの場合
# pkginfo |grep SUNWhdx system SUNWhdx86ag N1gc Solaris x86 Agent # ps -ef |grep agent root 23817 1 0 19:57:59 ? 0:01 esd - init agent -dir /var/opt/SUNWsymon -q |
Red Hat エージェントの場合
# rpm -qa | grep -i paagent paagent-install-0.1-1 # ps -ef | grep -i paagent root 1940 1 0 Jan28 ? 00:00:14 paAgent - init agent |
以下は、複数の set server agentip コマンドを発行するスクリプトの例です。
n1sh set server 10.0.0.10 agentip 10.0.0.110 agentssh admin/admin & sleep 30 n1sh set server 10.0.0.11 agentip 10.0.0.111 agentssh admin/admin & sleep 30 n1sh set server 10.0.0.12 agentip 10.0.0.112 agentssh admin/admin & |
set server agentip コマンドで次のエラーが発生した場合は、手動で wget 情報をインストールする必要があります: Internal error: wget command failed: /use/bin/wget —0 /tmp/hotsinstall.pl http://xx.xx.xx.xx/pub/hotsinstall.pl (xx.xx.xx.xx は問題のマシンの IP アドレス)
Solaris の場合は、/usr/sfw/bin/wget 内の SUNWwgetu および SUNWwgetr パッケージをインストールします。
Red Hat 3.0 の場合は、/usr/bin/wget 内の wget- から始まるすべての RPM をインストールします。
管理サーバー 上の古い SSH エントリによって、エージェントの初期化に失敗する場合があります。本当のセキュリティ違反は発生していないが、set agentip コマンドで問題が発生した場合は、/root/.ssh/known_hosts ファイル、またはファイル内の、プロビジョニング可能なサーバーに対応するエントリを削除してから、set agentip コマンドを実行し直してください。
この手順を正しく完了すると、プロビジョニング可能なサーバー に対して次の機能を使用できなくなります。
OS の監視
OS アップデートのインストール
OS アップデートのアンインストール
インストールされている OS アップデート一覧表示
スーパーユーザーで プロビジョニング可能なサーバー にログインします。
エージェントをアンインストールします。
# /var/opt/PrimeAlert/uninstall/HALUninstall.sh -all -nointeract |
エージェントがアンインストールされます。
Prime Alert エージェントを手動で削除します。
# rpm -e paagent-install-0.1-1 |
Prime Alert エージェントが削除されます。
エージェント関係のディレクトリを削除します。
# rm -rf /var/opt/PrimeAlert |
ディレクトリが削除されます。
資産エージェントを削除します。
# rpm -e base-mgmt-inventory-1.0-14 |
資産エージェントが削除されます。
SSH インフラストラクチャを削除します。
# rpm -e base-mgmt-client-2.2-10 |
この手順を正しく完了すると、プロビジョニング可能なサーバー に対して次の機能を使用できなくなります。
OS の監視
OS アップデートのインストール
OS アップデートのアンインストール
インストールされている OS アップデート一覧表示
スーパーユーザーで プロビジョニング可能なサーバー にログインします。
エージェントを停止します。
# /etc/rc3.d/S81es_agent stop |
アンインストーラを実行します。
# /var/tmp/solx86-agent-installer/disk1/x86/sbin/es-uninst -X |
エージェントのパッケージを削除します。
# pkgrm SUNWn1gcsolx86ag |
関係するディレクトリを削除します。
# /bin/rm -rf /opt/SUNWsymon # /bin/rm -rf /var/opt/SUNWsymon |
N1 System Manager では、以降の節で説明する OS アップデートの管理作業を行うことができます。
N1 System Manager では、プロビジョニング可能なサーバー に OS をインストールした後、OS アップデートをインストールできます。OS アップデートとは、Solaris パッケージやパッチ、Red Hat RPM のことです。N1 System Manager を使用すると、サーバーへの OS アップデートの初めてのインストールが 2 つのステップで行えます。
N1 System Manager に OS アップデートをインポートする。プロビジョニング可能なサーバー に OS アップデートをインストールするには、N1 System Manager が、そのアップデートにシステムアクセスできる必要があります。
create update コマンドを使用し、Web サイト、または 管理サーバー 上でアクセス可能なファイルシステムからファームウェアアップデートをインポートできます。OS アップデートをインポートすると、ブラウザインタフェース の「ショートカット」区画にそのアップデートを表示したり、show update コマンドで確認したりできます。
適切な プロビジョニング可能なサーバー に OS アップデートをインストールする。この操作には、ブラウザインタフェース か load server、load group コマンドを使用します。
ここでは、N1 System Manager に OS アップデートをインストールする手順を説明します。OS アップデートをインポートすると、コマンド行または ブラウザインタフェースを使って、プロビジョニング可能なサーバー にその OS アップデートをインストールできます。
OS アップデートはローカルファイルシステムかネットワーク上のアクセス可能なファイル、または Web サイト上にあって、必ず管理サーバーからアクセスできるようにする必要があります。インポートできる OS アップデートの形式は次のとおりです。
*.rpm – Red Hat RPM.
*.pkg または *.tar – Solaris パッケージ
*.zip – Solaris パッチ
*.tar ファイル名は、tar 展開後、最上位のディレクトリ名と一致する必要があることに注意してください。たとえば tar ファイルが SUNWstade.tar の場合、tar の展開内容の最上位ディレクトリは SUNWstade である必要があります。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
N1 System Manager に OS アップデートをインポートします。
N1-ok> create update update file file ostype ostype [responsefile responsefile] |
詳細は、「create update」を参照してください。
この作業は、ブラウザインタフェース の「ショートカット」区画を使って行うこともできます。
OS アップデートが N1 System Manager にインポートされている必要があります。詳細は、「OS アップデートをインポートする」を参照してください。
プロビジョニング可能なサーバーの監視を無効にします。この操作が必要になるのは、OS アップデートのインストール後のサーバーの再起動で障害通知が出されないようにする場合です。詳細は、「サーバーグループの監視を無効にする」を参照してください。
OS 管理エージェントが プロビジョニング可能なサーバーにインストールされていることを確認します。この操作によって、OS アップデートのインストールに必要なサポートが得られます。詳細は、「OS 管理エージェントをインストールする」を参照してください。
Solaris パッケージのインストールには、次のデフォルトの admin ファイルが使用されます。
mail=root instance=unique partial=nocheck runlevel=nocheck idepend=nocheck rdepend=nocheck space=quit setuid=nocheck conflict=nocheck action=nocheck basedir=default authentication=nocheck
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
プロビジョニング可能なサーバーに OS アップデートをインストールします。
N1-ok> load server server[,server] update update |
詳細は、「load server」を参照してください。
インストールが成功したことを確認します。
詳細は、「プロビジョニング可能なサーバーにインストールされている OS アップデートを一覧表示する」を参照してください。
この作業は、ブラウザインタフェース の「ショートカット」区画を使って行うこともできます。
OS アップデートが N1 System Manager にインポートされている必要があります。詳細は、「OS アップデートをインポートする」を参照してください。
プロビジョニング可能なサーバーの監視を無効にします。この操作が必要になるのは、OS アップデートのインストール後のサーバーの再起動で障害通知が出されないようにする場合です。詳細は、「サーバーグループの監視を無効にする」を参照してください。
OS 管理エージェントが プロビジョニング可能なサーバーにインストールされていることを確認します。この操作によって、OS アップデートのインストールに必要なサポートが得られます。詳細は、「OS 管理エージェントをインストールする」を参照してください。
Solaris パッケージのインストールには、次のデフォルトの admin ファイルが使用されます。
mail=root instance=unique partial=nocheck runlevel=nocheck idepend=nocheck rdepend=nocheck space=quit setuid=nocheck conflict=nocheck action=nocheck basedir=default authentication=nocheck
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
サーバーグループ内の プロビジョニング可能なサーバーに OS アップデートをインストールします。
N1-ok> load group group update update |
詳細は、「load group」を参照してください。
インストールが成功したことを確認します。
詳細は、「プロビジョニング可能なサーバーにインストールされている OS アップデートを一覧表示する」を参照してください。
ここでは、N1 System Manager にインポートされていて、プロビジョニング可能なサーバーにインストール可能な OS アップデートを一覧表示する手順を説明します。
この作業は、ブラウザインタフェースを使って行うこともできます。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
使用可能な OS アップデートを一覧表示します。
N1-ok> show update all |
この作業は、ブラウザインタフェースを使って行うこともできます。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
プロビジョニング可能なサーバーにインストールされている OS アップデートを一覧表示します。
N1-ok> show server server |
詳細は、「show server」を参照してください。
ここでは、N1 System Manager から OS アップデートを削除する手順を説明します。この手順で、プロビジョニング可能なサーバーの OS アップデートが削除されるわけではありません。この具体的な方法の詳細は、「プロビジョニング可能なサーバーから OS アップデートをアンインストールする」を参照してください。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
N1 System Manager から OS アップデートを削除します。
N1-ok> delete update update |
詳細は、「delete update」を参照してください。
プロビジョニング可能なサーバーの監視を無効にします。この操作が必要になるのは、OS アップデートのアンインストール後のサーバーの再起動で障害通知が出されないようにする場合です。詳細は、「サーバーグループの監視を無効にする」を参照してください。
OS 管理エージェントが プロビジョニング可能なサーバーにインストールされていることを確認します。この操作によって、OS アップデートのアンインストールに必要なサポートが得られます。詳細は、「OS 管理エージェントをインストールする」を参照してください。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
プロビジョニング可能なサーバーから OS アップデートをアンインストールします。
N1-ok> unload server server[,server] update update |
ユーザー指定の名前が見つからなかった場合、コマンドは、一致するファイル名を持つ OS アップデートのアンインストールを試みます。show update コマンドを使って、OS アップデートの対応するファイル名を確認できます。
詳細は、「unload server」を参照してください。
プロビジョニング可能なサーバーの監視を無効にします。この操作が必要になるのは、OS アップデートのアンインストール後のサーバーの再起動で障害通知が出されないようにする場合です。詳細は、「サーバーグループの監視を無効にする」を参照してください。
OS 管理エージェントが プロビジョニング可能なサーバーにインストールされていることを確認します。この操作によって、OS アップデートのアンインストールに必要なサポートが得られます。詳細は、「OS 管理エージェントをインストールする」を参照してください。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
サーバーグループ内の プロビジョニング可能なサーバーから OS アップデートをアンインストールします。
N1-ok> unload group group update update |
ユーザー指定の名前が見つからなかった場合、コマンドは、一致するファイル名を持つ OS アップデートのアンインストールを試みます。show update コマンドを使って、OS アップデートの対応するファイル名を確認できます。
詳細は、「unload group」を参照してください。
N1 System Manager では、以降の節で説明するファームウェアの管理作業を行うことができます。
プロビジョニング可能なサーバー上のファームウェアの更新は、主要な管理作業の 1 つです。N1 System Manager を使用すると、サーバーへのファームウェアアップデートの初めてのインストールが 2 つのステップで行えます。
N1 System Manager にファームウェアアップデートをインポートします。プロビジョニング可能なサーバーにファームウェアアップデートをインストールするには、N1 System Manager が、そのアップデートにシステムアクセスできる必要があります。
create firmware コマンドを使用し、Web サイト、または 管理サーバーからアクセス可能なファイルシステムからファームウェアアップデートをインポートできます。ファームウェアアップデートをインポートすると、ブラウザインタフェースの「ショートカット」区画にそのアップデートを表示したり、show firmware コマンドで確認したりできます。
適切な プロビジョニング可能なサーバーにファームウェアアップデートをインストールします。この操作には、ブラウザインタフェースか load server、load group コマンドを使用します。
ファームウェアアップデートのインポートでは、次のメタデータを指定する必要があります。
ベンダー – ファームウェアアップデートベンダーの名前
モデル – ファームウェアアップデート用の有効なハードウェアシステムのモデル名
タイプ – ファームウェアアップデートの種類
SP – サービスプロセッサ
BIOS – サーバープラットフォーム BIOS
PIC – サービスプロセッサ操作パネル
バージョン – (省略可能) ファームウェアアップデートのバージョン番号
ここでは、N1 System Manager に新しいファームウェアアップデートをインストールする手順を説明します。ファームウェアアップデートをインポートすると、コマンド行または ブラウザインタフェースを使って、プロビジョニング可能なサーバーにそのファームウェアアップデートをインストールできます。
ファームウェアアップデートはローカルファイルシステムかネットワーク上のアクセス可能なファイル、または Web サイト上にあって、必ず 管理サーバーからアクセスできるようにする必要があります。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
ファームウェアアップデートをインポートします。
N1-ok> create firmware firmware [description description] model model[,model] type type url url vendor vendor [version version] |
詳細は、「create firmware」を参照してください。
ファームウェアアップデートがインポートされたことを確認します。
N1-ok> show firmware firmware |
詳細は、「show firmware」を参照してください。
『Sun N1 System Manager 1.0 インストールおよび構成ガイド』の「V20z と V40z のサービスプロセッサファームウェアをダウンロードする」
『Sun N1 System Manager 1.0 インストールおよび構成ガイド』の「V20z と V40z のサービスプロセッサファームウェアをアップデートする」
この作業は、ブラウザインタフェース を使って行うこともできます。
サーバーファームウェアのアップグレード方法とその詳細については、ハードウェアのマニュアルをお読みください。『v20z Sun System Handbook』および『v40z Sun System Handbook』を参照してください。
ファームウェアアップデートが N1 System Manager にインポートされている必要があります。詳細は、「ファームウェアアップデートをインポートする」を参照してください。
プロビジョニング可能なサーバーの監視を無効にします。この操作が必要になるのは、ファームウェアアップデートのインストールのために、サーバーの OS を終了したときに障害通知が出されないようにする場合です。詳細は、「サーバーグループの監視を無効にする」を参照してください。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
プロビジョニング可能なサーバーを停止して電源を切断します。
N1-ok> stop server server |
詳細は、「stop server」を参照してください。
stop server コマンドは、サーバーの OS を正常終了してから、サーバーの電源を切断します。この作業を行うには、OS 管理エージェントがサーバーにインストールされている必要があります。インストールされていない場合は、N1 System Manager の外部で停止と電源切断を行う必要があります。
プロビジョニング可能なサーバーにファームウェアアップデートをインストールします。
N1-ok> load server server[,server] firmware firmware [force] |
詳細は、「load server」を参照してください。
デフォルトでは、ファームウェアアップデートのモデルおよびベンダーの設定は、インストール用に選択されたプロビジョニング可能な各サーバーと一致する必要があります。一致しない場合、アップデートは失敗します。force オプションを指定して、この検査を省略することができますが、互換性のないファームウェアアップデートをサーバーにインストールすると、サーバーが使用できなくなることがあります。
インストールが成功したことを確認します。
詳細は、「プロビジョニング可能なサーバーにインストールされているファームウェアアップデートを一覧表示する」を参照してください。
この作業は、ブラウザインタフェースを使って行うこともできます。
サーバーファームウェアのアップグレード方法とその詳細については、ハードウェアのマニュアルをお読みください。『v20z Sun System Handbook』および『v40z Sun System Handbook』を参照してください。
ファームウェアアップデートが N1 System Manager にインポートされている必要があります。詳細は、「ファームウェアアップデートをインポートする」を参照してください。
プロビジョニング可能なサーバーの監視を無効にします。この操作が必要になるのは、ファームウェアアップデートのインストールのために、サーバーの OS を終了したときに障害通知が出されないようにする場合です。詳細は、「サーバーグループの監視を無効にする」を参照してください。
サーバーグループにファームウェアアップデートをインストールする場合、それらサーバーのすべてがファームウェアアップデートと互換である必要があります。詳細は、「サーバーグループの作成と管理」を参照してください。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
プロビジョニング可能なサーバーを停止して電源を切断します。
N1-ok> stop group group |
詳細は、「stop group」を参照してください。
stop group コマンドは、サーバーグループの OS を正常終了してから、電源を切断します。この作業を行うには、OS 管理エージェントがサーバーにインストールされている必要があります。インストールされていない場合は、N1 System Manager の外部で停止と電源切断を行う必要があります。
サーバーグループ内の プロビジョニング可能なサーバーにファームウェアアップデートをインストールします。
N1-ok> load group group firmware firmware |
詳細は、「load group」を参照してください。
デフォルトでは、ファームウェアアップデートのモデルおよびベンダーの設定は、インストール用に選択されたプロビジョニング可能な各サーバーと一致する必要があります。一致しない場合、アップデートは失敗します。force オプションを指定して、この検査を省略することができますが、互換性のないファームウェアアップデートをサーバーにインストールすると、サーバーが使用できなくなることがあります。
インストールが成功したことを確認します。
詳細は、「プロビジョニング可能なサーバーにインストールされているファームウェアアップデートを一覧表示する」を参照してください。
この作業は、ブラウザインタフェースを使って行うこともできます。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
使用可能なファームウェアアップデートを一覧表示します。
N1-ok> show firmware all |
この作業は、ブラウザインタフェースを使って行うこともできます。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
プロビジョニング可能なサーバーにインストールされている OS アップデートを一覧表示します。
N1-ok> show server server |
詳細は、「show server」を参照してください。
ここでは、インポートされているファームウェアアップデートの名前または説明を変更する手順を説明します。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
ファームウェアアップデートの名前または説明を変更します。
N1-ok> set firmware firmware [description description] [name name] |
詳細は、「set firmware」を参照してください。
ここでは、N1 System Manager からファームウェアアップデートを削除する手順を説明します。この手順で、プロビジョニング可能なサーバーのファームウェアアップデートが削除されるわけではありません。いったんサーバーにインストールすると、ファームウェアアップデートはアンインストールできません。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
N1 System Manager からファームウェアアップデートを削除します。
N1-ok> delete firmware firmware |
詳細は、「delete firmware」を参照してください。