この章では、サーバーおよびサーバーグループの管理に関する概念および手順情報を提供します。
この章の管理作業を行うには、『Sun N1 System Manager 1.0 インストールおよび構成ガイド』の第 2 章「Sun N1 System Manager システムとネットワークの準備」の指示に従って物理サーバーがケーブルで接続され、管理の準備が完了している必要があります。
N1 System Manager では、次の節で説明するサーバーの保守作業を行うことができます。
以降の節では、N1 System Manager が報告するサーバーおよびサーバーグループ項目を示します。これらの節ではまた、show コマンド出力について詳細に説明しています。
N1 System Manager では、1 つのインタフェースを使用して数百台の異機種サーバーを管理できます。N1–ok シェルは、サーバーを特定、管理したり、サーバーにプロビジョニングあるいは再プロビジョニングしたりするための簡単なコマンドセットを提供します。
プロビジョニング可能なサーバーの管理を開始するには、discover コマンドを使用します。このサーバー検出プロセスによって、N1 System Manager に検出ジョブが作成されます。検出ジョブは、管理 IP アドレスとデフォルトのセキュリティ資格を使用して、各物理サーバーを特定します。検出プロセスは、ジョブの結果を表示して確認できます。
検出ジョブが正常に終了すると、サーバーはその管理名で識別されます。当初、サーバーの管理名には、そのサーバーの管理 IP アドレスが設定されます。検出したサーバーの名前は、いつでも変更できます。
ファームウェアアップデートを一括インストールするには、ベンダー (製造元) およびモデルに従って、検出された、すなわち、「プロビジョニング可能」なサーバーのグループを作成します。その後で、オペレーティングシステム、すなわち「OS プロファイル」や OS アップデートを一括インストールするための機能グループを作成することができます。プロビジョニング可能なサーバーは複数のグループに属することができるため、必要に応じて、一括保守のための新しいサーバーグループを作成することができます。
ここでは、show server all あるいは show group コマンドを発行したときに、各サーバーについてN1 System Manager が報告する情報について説明します。
名前 – 当初、サーバー名には管理 IP が設定されます。この名前の変更については、「サーバーおよびサーバーグループ情報の変更」を参照してください。
ハードウェア – ハードウェアは、管理対象のサーバーの種類の説明です。Sun の製品マニュアル、『v20z Sun System Handbook』および『v40z Sun System Handbook』を参照してください。
ハードウェアの健全性 – 電源ステータスやメモリー、プロセッサ情報、NIC 情報などの属性に関するハードウェアの健全性ステータス
OS リソースの健全性 – OS プロファイルがロードされている場合は、OS の状態が表示されます。
ジョブ – ジョブがサーバーで実行されているか、完了している場合は、ジョブの ID が表示されます。
投入 – サーバーの電源が入り、動作しています。
待機 – サーバーの電源は停止していますが、start などのコマンドに応答できる状態です。
不明 – サーバーから何も電源状態情報が返されてきません。
アクセス不能 – サーバーにアクセスできず、電源状態情報が得られません。
監視解除 – サーバーは管理されていません。
良好 – サーバーハードウェアは正しく機能しています。
アクセス不能 – サーバーにアクセスできず、ハードウェアの健全性の状態情報が得られません。この状態は、ほとんどの場合ネットワーク上の問題によって発生します。
警告 – サーバーで潜在的な、または発生する可能性のある障害状態が検出されました。問題が重大になる前に対処してください。ハードウェア障害センサーについては、付録 A 「ハードウェアおよび OS リソースの属性」を参照してください。ハードウェアセンサーのしきい値の表示については、「監視しきい値」を参照してください。
重大 – サーバーで障害状態が発生しました。適切な対策が必要です。
回復不能 – サーバーが完全に不良です。回復できません。
不明 – サーバーからハードウェアの健全性の状態情報が返されてきません。
N1 System Manager へのサーバーの追加
サーバー電源の供給開始と停止、リセット
サーバーデータの一覧表示と再表示
サーバーへの OS プロファイル、アップデート、ファームウェアのロード (第 5 章「ソフトウェアインストールの管理」を参照)
サーバー監視の有効と無効 (第 6 章「サーバーの監視」を参照)
N1 System Manager からのサーバーの削除
ここでは、N1 System Manager にサーバーを追加するための検出手順を説明します。
Sun N1 System Manager でサーバーを管理するには、サーバーを検出する必要があります。
検出されたサーバーは、自動的にハードウェアの健全性の監視が行われます。
新しいハードウェアコンポーネントの検出の前に、『Sun N1 System Manager 1.0 インストールおよび構成ガイド』の「プロビジョニング可能なサーバーへの IP アドレスの割り当て」および 『Sun N1 System Manager 1.0 インストールおよび構成ガイド』の第 2 章「Sun N1 System Manager システムとネットワークの準備」をお読みください。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
次のコマンドを入力します。
N1-ok> discover IP | IP-IP | subnet/mask [group group] [ipmi password] [snmp credential/credential] [ssh username/password] |
IPv4 の場合、サブネットのビットサイズは 8 未満である必要があります。サブネットの有効なマスク値は 0–32 です。
検出ジョブが開始されます。
構文の詳細は、「discover」を参照してください。資格の詳細は、『Sun N1 System Manager 1.0 インストールおよび構成ガイド』の「プロビジョニング可能なサーバーのサービスプロセッサの SSH アカウントと IPMI アカウントの設定」を参照してください。
検出ジョブのステータスを確認します。
N1-ok> show job target=server |
検出ジョブが完了したら、サーバーの検出が正しく行われたことを確認します。
N1-ok> show server all |
出力に新しいサーバーが表示されます。
(省略可能) 検出の前にサーバーに OS をインストールした場合は、管理対象のサーバーエージェントをインストールします。
以下のコマンドで使用されている SSH ユーザーアカウントは、リモートマシン上で root 権限を持っている必要があります。
N1-ok> set server server agentip agentip agentssh username/password |
詳細は、「set server」を参照してください。
次の例の discover コマンドは、192.168.1.1 〜 192.168.1.2 の IP アドレス範囲を割り当てられているサーバーを検出します。このコマンドは、dev グループにサーバーを追加し、SSH ユーザー名 root とパスワード admin を使用して、ハードウェアの検出を認証します。
N1-ok> discover 192.168.1.1-192.168.1.2 group dev ssh root/admin Server discovery job 17 started. N1-ok> show group all Name Status Jobs Servers Spare dev 2 N1-ok> show group dev Name Hardware Hardware Health Power OS Usage OS Resource Health 192.168.1.1 V20z Good On -- Uninitialized 192.168.1.2 V20z Good On -- Uninitialized |
次の例の set コマンドは、検出の前に OS がインストールされたサーバー用のエージェントをインストールします。このコマンドは、192.168.10.10 の IP でエージェントをインストールし、ssh ユーザー名 admin とパスワード admin を使用してインストールを認証します。
N1-ok> set server 192.168.1.1 agentip 192.168.10.10 agentssh admin/admin |
set server agentip コマンドで次のエラーが発生した場合、OS は問題のサーバーに属していません。Internal error: No mac address match found
discover コマンドの資格属性は、セキュリティ上の目的で使用されます。IPMI にはパスワードのみ必要です。SSH にはユーザー名とパスワードが必要です。SNMP には、有効な読み取りおよび書き込みのセキュリティコミュニティ文字列が必要です。資格が指定されていない場合、検出プロセスは、インストール中に定義されたデフォルト資格を使用します。
『Sun N1 System Manager 1.0 インストールおよび構成ガイド』の「プロビジョニング可能なサーバーのサービスプロセッサの SSH アカウントと IPMI アカウントの設定」
この節では、次の作業について説明します。
N1 System Manager 内のすべてのサーバーまたはサーバーグループを一覧表示するには、それぞれ server または group キーワードを付けて show コマンドを使用します。
サーバーを健全性状態で選別するには、health サブコマンドと適切な健全性状態を使用します。次に例を示します。
N1-ok> show server health health |
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
次のいずれかのコマンドを入力します。
N1-ok> show server all |
システム内のすべてのサーバーの一覧が表示されます。詳細は、「show server」を参照してください。
N1-ok> show group all |
システム内のすべてのサーバーグループの一覧が表示されます。詳細は、「show group」を参照してください。
詳細なサーバー情報あるいはサーバーグループのメンバーを表示するには、それぞれ server または group キーワードを付けて show コマンドを使用します。構文およびパラメータの詳細は、N1–ok コマンド行で help show server または help show group と入力してください。サーバー情報は、ブラウザインタフェースの「サーバーの詳細」ページにも表示されます。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
次のいずれかのコマンドを入力します。
N1-ok> show server server |
詳細なサーバー情報が表示されます。詳細は、「show server」を参照してください。
N1-ok> show group group |
グループ内のサーバーの一覧が表示されます。詳細は、「show group」を参照してください。
この節では、次の作業について説明します。
サーバーまたはサーバーグループの名前を変更するには、それぞれ server か group キーワードと name サブコマンドを付けて set コマンドを使用します。構文およびパラメータの詳細を見るには、 N1–ok コマンド行で help set server または help set group と入力してください。サーバー情報は、ブラウザインタフェースの「サーバーの詳細」ページで変更することもできます。
サーバーは、検出中に指定された管理 IP によって識別されます。マニュアルでは、この名前は管理名とも言います。DNS ホスト名でサーバー名を変更したり、サーバーのコメントにホスト名を追加することによってホスト名を追跡することができます。サーバー名およびサーバーグループ名は一意である必要があります。この名前には、A 〜 Z の英字と 0 〜 9 の数字、ハイフン、下線を使用できます。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
次のいずれかのコマンドを入力します。
N1-ok> set server server name=server |
サーバー名が変更されます。詳細は、「set server」を参照してください。
N1-ok> set group oldgroup name=group |
グループ名が変更されます。詳細は、「set group」を参照してください。
サーバーのコメントとして次のような情報を保存することを検討してください。
ラック、スロット、ビル、地理的な場所などの物理的な位置情報
ファームウェアの製造元、モデル、バージョン番号
DNS ホスト名
OS プロファイルのインストール用に設定されたプロビジョニングパラメータおよびネットワーク構成情報
内部資産の追跡識別子
サーバーのコメントを追加するには、 server キーワードと note サブコマンドを付けて set コマンドを使用します。構文およびパラメータについては、N1–ok コマンド行で help set server と入力するか、「set server」 を参照してください。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
次のコマンドを入力します。
N1-ok> show server server |
出力に既存のコメントが表示されます。
コメントがすでに存在する場合は、「サーバーの詳細」ページで追加のコメントを付加できます。コマンド行を使って新しいコメントを追加すると、既存のコ メントが上書きされます。既存のコメントを残すには、新しいコマンドにコピー&ペーストする必要があります。
次のコマンドを入力します。
N1-ok> set server server note=note |
サーバー情報にコメントが追加されます。詳細は、「set server」を参照してください。
この節では、次の作業について説明します。
サーバーまたはサーバーグループの電源を入れるには、それぞれ server か group キーワードを付けてstart コマンドを使用します。サーバーは、ブート PROM が組み込まれている場合に起動します。構文およびパラメータの詳細は、N1–ok コマンド行 で help start server または help start group と入力します。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
次のいずれかのコマンドを入力します。
N1-ok> start server server |
サーバーの電源が入り、ブート PROM が組み込まれている場合は、サーバーが起動します。構文の詳細は、「start server」を参照してください。
N1-ok> start group group |
サーバーグループの電源が入り、ブート PROM が組み込まれている場合は、グループ内のサーバーが起動します。サーバーグループが大きいほど、ジョブの完了に時間がかかります。構文の詳細は、「start group」 を参照してください。
サーバーまたはサーバーグループを停止して電源を切るには、それぞれ server か group キーワードを付けて stop コマンドを使用します。サーバーまたはサーバーグループを停止すると、物理サーバーのオペレーティングシステムが正常終了させられた後、電源が切断されます。サーバーに OS がインストールされていないか、サーバーが停止しない場合は、force サブコマンドを使用して強制的にサーバーグループの電源を切断できます。構文およびパラメータの詳細は、N1–ok コマンド行で help stop server または help stop group と入力します。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
次のいずれかのコマンドを入力します。
N1-ok> stop server server |
サーバーが停止します。構文の詳細は、「stop server」 を参照してください。
N1-ok> stop group group |
サーバーグループが停止します。構文の詳細は、「stop group」 を参照してください。
N1-ok> stop server 10.0.7.2 Could not stop server "10.0.7.2". N1-ok> stop server 10.0.7.2 force Server 10.0.7.2 powered off. |
次のコマンド行の例は、サーバーグループの OS を強制的に終了させています。
N1-ok> stop group dev Could not stop group "dev". N1-ok> stop group dev force Group dev powered off. |
上記の force コマンドを使用した場合は、サーバーが再起動したときに、サービスプロセッサで fsck を実行してください。この方法については、「サーバーおよびサーバーグループへのリモートコマンドの発行」を参照してください。
物理サーバーまたはサーバーグループのオペレーティングシステムを正常終了させて、その電源を切断するには、それぞれ server か group キーワードを付けて reset コマンドを使用します。サーバーの電源が入り、ブート PROM が組み込まれている場合は、サーバーが再起動します。サーバーに OS がインストールされていないか、サーバーが停止しない場合は、force サブコマンドを使用して強制的にサーバーまたはサーバーグループを再起動できます。構文およびパラメータの詳細は、N1–ok コマンド行で help reset server または help reset group と入力します。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
次のいずれかのコマンドを入力します。
N1-ok> reset server server |
サーバーが再起動します。詳細は、「reset server」を参照してください。
N1-ok> reset group group |
グループ内のサーバーが再起動します。詳細は、「reset group」を参照してください。
N1-ok> reset server 10.5.7.2 force |
OS が正常終了しない場合は、次の コマンド行 例を使用して、グループ内のサーバーのオペレーティングシステムを強制的に終了できます。
N1-ok> reset group dev force |
上記の force コマンドを使用した場合は、グループ内のサーバーが再起動したときに、各サーバーのサービスプロセッサで fsck を実行してください。この方法については、「サーバーおよびサーバーグループへのリモートコマンドの発行」を参照してください。
この節では、次の作業について説明します。
サーバーまたはサーバーグループにリモートコマンドを発行するには、それぞれ server か group キーワードと command サブコマンドを付けて start コマンドを使用します。構文およびパラメータの詳細は、N1–ok コマンド行で help start server または help start group と入力します。
ここでは、「リモートコマンド」を発行する手順を説明します。リモートコマンドは、プロビジョニング対象のサーバー上で実行するために、そのプロビジョニング対象のサーバーに送信される UNIX コマンドです。
サーバーまたはサーバーグループにリモートコマンドを発行するには、OS 管理エージェントをインストールしておく必要があります。「OS 管理エージェントをインストールする」を参照してください。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
次のいずれかのコマンドを入力します。
N1-ok> start server server command "command" |
サーバーにリモートコマンドが発行されます。詳細は、「start server」を参照してください。
N1-ok> start group group command "command" |
サーバーグループにリモートコマンドが発行されます。詳細は、「start group」を参照してください。
リモートコマンドジョブを表示します。
N1-ok> show job job |
「結果」セクションにリモートコマンドの出力が表示されます。
N1-ok> start server hdco25 command "/bin/ls -l /" Job "23" started. N1-ok> show job 23 Job ID: 23 Date: 2005-02-15T08:31:20-0700 Type: Remote Command Status: Completed Owner: root Errors: 0 Warnings: 0 Step 1: Type: 103 Description: native procedure /bin/sh /opt/sun/n1gc/bin/remotecmd.sh :[RCMD_KEY] Start: 2005-02-15T08:31:22-0700 Completion: 2005-02-15T08:31:26-0700 Result: Complete Exception: No Data Available . . . Result : Server: hdco25 Status: 0 Message: Command executed successfully. Command: /bin/ls -l / Standard Output: total 321 lrwxrwxrwx 1 root root 9 Feb 11 13:21 bin -> ./usr/bin drwxr-xr-x 4 root sys 512 Feb 11 13:25 boot drwxr-xr-x 3 root sys 512 Feb 11 14:27 cr drwxr-xr-x 15 root sys 4096 Feb 11 14:09 dev drwxr-xr-x 5 root sys 512 Feb 11 14:06 devices drwxr-xr-x 58 root root 4096 Feb 14 12:36 etc drwxr-xr-x 2 root sys 512 Feb 11 13:46 export dr-xr-xr-x 1 root root 1 Feb 11 14:11 home drwxr-xr-x 12 root sys 512 Feb 11 13:25 kernel lrwxrwxrwx 1 root root 9 Feb 11 13:21 lib -> ./usr/lib |
タイムアウト時間は秒単位で、デフォルトのタイムアウトは 2 時間です。タイムアウトを無効にする場合は、コマンドに値ゼロを入力します。次の例では、リモートコマンドのタイムアウトを 20 秒に設定しています。
N1-ok> start server hdco25 command "/root/sleep.sh 60" timeout 20 Job "10" started. N1-ok> show job 10 Job ID: 10 Date: 2005-02-15T16:46:45-0700 Type: Remote Command Status: Completed Owner: root Errors: 0 Warnings: 0 Step 1: Type: 103 Description: native procedure /bin/sh /opt/sun/n1gc/bin/remotecmd.sh :[RCMD_KEY] Start: 2005-02-15T16:46:48-0700 Completion: 2005-02-15T16:47:10-0700 Result: Complete Exception: No Data Available . . . Result : Server: hdco25 Status: -2 Message: Command running on hdco25 did not finish within the specified time limit of 20 seconds. Command: /root/sleep.sh 60 Standard Output: Sleeping for 60 seconds... |
N1-ok> start group g1 command "/bin/ls -l /" Job "24" started. N1-ok> show job 24 Job ID: 24 Date: 2005-02-15T08:31:20-0700 Type: Remote Command Status: Completed Owner: root Errors: 0 Warnings: 0 Step 1: Type: 103 Description: native procedure /bin/sh /opt/sun/n1gc/bin/remotecmd.sh :[RCMD_KEY] Start: 2005-02-15T08:31:22-0700 Completion: 2005-02-15T08:31:26-0700 Result: Complete Exception: No Data Available . . . Result : Server: server1 Status: 0 Message: Command executed successfully. Command: /bin/ls -l / Standard Output: total 321 lrwxrwxrwx 1 root root 9 Feb 11 13:21 bin -> ./usr/bin drwxr-xr-x 4 root sys 512 Feb 11 13:25 boot drwxr-xr-x 3 root sys 512 Feb 11 14:27 cr drwxr-xr-x 15 root sys 4096 Feb 11 14:09 dev drwxr-xr-x 5 root sys 512 Feb 11 14:06 devices drwxr-xr-x 58 root root 4096 Feb 14 12:36 etc drwxr-xr-x 2 root sys 512 Feb 11 13:46 export dr-xr-xr-x 1 root root 1 Feb 11 14:11 home drwxr-xr-x 12 root sys 512 Feb 11 13:25 kernel lrwxrwxrwx 1 root root 9 Feb 11 13:21 lib -> ./usr/lib Server: server2 Status: 0 Message: Command executed successfully. Command: /bin/ls -l / Standard Output: total 321 lrwxrwxrwx 1 root root 9 Feb 11 13:21 bin -> ./usr/bin drwxr-xr-x 4 root sys 512 Feb 11 13:25 boot drwxr-xr-x 3 root sys 512 Feb 11 14:27 cr drwxr-xr-x 15 root sys 4096 Feb 11 14:09 dev drwxr-xr-x 5 root sys 512 Feb 11 14:06 devices drwxr-xr-x 58 root root 4096 Feb 14 12:36 etc drwxr-xr-x 2 root sys 512 Feb 11 13:46 export dr-xr-xr-x 1 root root 1 Feb 11 14:11 home drwxr-xr-x 12 root sys 512 Feb 11 13:25 kernel lrwxrwxrwx 1 root root 9 Feb 11 13:21 lib -> ./usr/lib |
この節では、次の作業について説明します。
次のサーバーまたはサーバーグループデータを更新するには、それぞれ server か group キーワードと refresh サブコマンドを付けて set コマンドを使用します。
ハードウェアの健全性情報 (電源ステータス、メモリー、プロセッサ情報、NIC 情報)
ファームウェア情報
OS リソースの使用 (OS がロードされている場合で CPU およびファイルシステムなど)
OS アップデート情報 (OS アップデートがロードされている場合)
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
次のいずれかのコマンドを入力します。
N1-ok> set server server refresh |
サーバーのデータが更新されます。詳細は、「set server」を参照してください。
N1-ok> set group group refresh |
サーバーグループのデータが更新されます。詳細は、「set group」を参照してください。
サーバーグループの方が再表示ジョブの完了にかかる時間が長くなります。
サーバーの LED ロケータランプを発光させるには、server キーワードと locator サブコマンドを付けて set コマンドを使用します。構文およびパラメータの詳細を見るには、 N1–ok コマンド行で help set server と入力してください。
ここでは、物理サーバーの LED ロケータランプを発光させる手順を説明します。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
次のコマンドを入力します。
N1-ok> set server server locator=true |
物理サーバーの LED ロケータランプが発光します。詳細は、「set server」を参照してください。
この節では、次の作業について説明します。
サーバーグループを作成するには、group キーワードを付けて create コマンドを使用します。グループにサーバーを追加するには、 group キーワードと server サブコマンドを付けて add コマンドを使用します。
グループの作成とサーバーの追加を 1 回の操作で行うには、group キーワードと server サブコマンドを付けて create コマンドを使用します。この作業は、サーバーの検出中に行うこともできます。検出コマンドに適切なオプションを付けることによって、検出中に新しいグループを作成し、そのグループにサーバーを追加することができます。この方法については、「新しいサーバーを検出する」を参照してください。
構文およびパラメータの詳細は、N1–ok コマンド行で help create group または help add group と入力してください。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
次のコマンドを入力します。
N1-ok> create group group |
新しいグループが作成されます。詳細は、「create group」を参照してください。
次のコマンド例では、dev というグループを作成して、server1 と server2 というサーバーを追加しています。その後の show group コマンドの出力は、 dev グループ内のサーバーの一覧です。
N1-ok> create group dev server server1,server2 N1-ok> show group dev Name Hardware Power Health OS Usage Jobs server1 V20z On Good -- -- server2 V20z On Good RH30 |
サーバーは、複数のグループに属することができます。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
次のコマンドを入力します。
N1-ok> add group group server server |
グループにサーバーが追加されます。詳細は、「add group」を参照してください。
グループからサーバーを削除するには、 group キーワードと server サブコマンドを付けて remove コマンドを使用します。構文およびパラメータの詳細は、N1–ok コマンド行で help remove group と入力してください。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
次のコマンドを入力します。
N1-ok> remove group group server server |
グループからサーバーが削除されます。詳細は、「remove group」を参照してください。
N1 System Manager からサーバーまたはグループを削除するには、それぞれ server か group キーワードを付けて delete コマンドを使用します。
構文およびパラメータの詳細は、N1–ok コマンド行で help delete server または help delete group と入力してください。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
次のいずれかのコマンドを入力します。
N1-ok> delete server server |
N1 System Manager からサーバーが削除されます。詳細は、「delete server」を参照してください。
N1-ok> delete group group |
N1 System Manager からグループが削除されます。このコマンドでは、サーバーは N1 System Manager から削除されません。詳細は、「delete group」を参照してください。
この節では、N1 System Manager 内の プロビジョニング可能なサーバーを交換する手順を説明します。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
次のコマンドを入力します。
N1-ok> stop server server force |
サーバーが停止し、電源が切断されます。詳細は、「stop server」を参照してください。
ラックから物理サーバーを取り外します。
システムからサーバーを削除します。
N1-ok> delete server server |
新しいサーバーを接続します。
『Sun N1 System Manager 1.0 インストールおよび構成ガイド』の「プロビジョニング可能なサーバーへの IP アドレスの割り当て」の説明に従ってください。
新しいサーバーを検出します。
N1-ok> discover IP | IP-IP | subnet/mask [group group] [ipmi password] [snmp credential/credential] [ssh username/password] |
新しいサーバーが管理対象になり、監視されます。詳細は、「discover」を参照してください。OS リソースの使用に関する監視しきい値を設定できます。詳細は、「しきい値の設定」を参照してください。