Sun N1 System Manager 1.0 管理ガイド

OS プロファイルの作成と変更

OS プロファイルは、OS ディストリビューションのインストール方法やディストリビューションと一緒にインストールする追加パッケージ、構成情報を指定しています。OS ディストリビューションがインポートされると、N1 System Manager は 管理サーバー 上に自動的に同じ名前の OS プロファイルを作成します。マニュアルでは、OS プロファイルは「デフォルト OS プロファイル」とも表記されています。デフォルト OS プロファイルの設定は、次の表に示しているとおりです。

表 5–1 デフォルト OS プロファイルのパラメータ設定

パラメータ 

Solaris 

Red Hat 

root パスワード 

admin

admin

言語 

米語 

米語 

タイムゾーン 

グリニッジ標準時 (GMT) 

グリニッジ標準時 (GMT) 

パーティション 

  • c1t1d0s1 スライス上にルートマウントポイントとして 128M バイトの swap

  • c1t1d0s1 スライス上にルートマウントポイントとして、ファイルシステムサイズがフリーの ufs

  • sda 上にルートマウントポイントとして、ファイルシステムサイズがフリーの ext3

  • sda 上に /home マウントポイントとして 2000M バイトの ext3

  • sda スライス上に /boot マウントポイントとして 1000M バイトの ext3

  • sda 上に swap マウントポイントとして 2000M バイトの swap

ディストリビューショングループ 

Entire Distribution plus OEM support 

Everything 

既存の OS プロファイルの詳細を表示するには、osprofile キーワードを付けて show コマンドを使用します。

新しい OS プロファイルを作成するには、osprofile キーワードと os サブコマンドを付けて create コマンドを使用します。OS プロファイルに必要なパーティションを追加するには、osprofile キーワードと partition サブコマンドを付けて add コマンドを使用します。OS プロファイルに必要なディストリビューショングループを追加するには、osprofile キーワードと distributiongroup サブコマンドを付けて add コマンドを使用します。次に例を示します。


N1-ok> create osprofile osprofile os os

N1-ok> add osprofile osprofile partition partition

N1-ok> add osprofile osprofile distributiongroup distributiongroup

既存の OS プロファイルの属性を変更するには、osprofile キーワードと適切なサブコマンドを付けて set コマンドを使用します。

構文およびパラメータの詳細は、N1–ok コマンド行で help create osprofilehelp add osprofilehelp set osprofile のいずれかを入力してください。

コマンド例については、例 5–2 および例 5–3 を参照してください。