Sun N1 System Manager 1.0 インストールおよび構成ガイド

Sun N1 System Manager の接続情報

この節では、ハードウェアの論理図、サーバーのポートの概要、および Sun N1 System Manager のハードウェアを接続するときに参照できる図を示します。

この節の内容は次のとおりです。

サーバーの接続

この節では、N1 System Manager サーバーの論理図と物理図を示します。これらの図は、N1 System Manager のサーバーとスイッチを接続するときに役立ちます。

次の各図に、Sun Fire V40z と Sun Fire V20z の背面パネルのコネクタを示します。図の後に、各コネクタの説明が続きます。これらの図では、追加の 10/100/1000M ビット NIC カードが管理サーバーに設置されていると想定しています。

図 2–1 V40z の物理接続

図: V40z の物理接続

図 2–2 V20z の物理接続

図: V20z の物理接続

次の一覧に、V40z と V20z の各コネクタの説明を示します。V40z と V20z では、コネクタの配置は異なりますが、その数やタイプは同じです。

  1. キーボードコネクタ

  2. マウスコネクタ

  3. Ethernet 10/100 管理ポート

    • 下: SP0

    • 上: SP1

    どちらのポートもプロビジョニング可能なサーバーのサービスプロセッサへのアクセスに使用できます。このマニュアルでは、サービスプロセッサのポート SP0 への接続を想定しています。

  4. モニター

  5. USB

  6. シリアル RS232

  7. Ethernet 10/100/1000G ビットのポート

    • 下: ETH0

    • 上: ETH1

  8. 管理サーバー PCI Ethernet 100/1000G ビットポート ETH2

管理サーバーには、V40z サーバーまたは V20z サーバーを使用できます。プロビジョニング可能なサーバーには、両方のタイプのサーバーを使用できます。

スイッチへの接続は、サーバーを管理サーバーとして使用するか、プロビジョニング可能なサーバーとして使用するかによって異なります。

管理サーバーの接続の要件

N1 System Manager 管理サーバーは、次のように 3 つの異なるネットワークに接続する必要があります。

プロビジョニング可能なサーバーの接続の要件

各プロビジョニング可能なサーバーは、次のように 3 つの異なるネットワークに接続する必要があります。

構成例

この節では、N1 System Manager の装置の設計と接続に役立つ 2 つの構成例を示します。

最初の構成例では、V20z を管理サーバーとして使用し、12 台の V40z プロビジョニング可能なサーバーを制御します。1 台のスイッチを管理ネットワーク、プロビジョニングネットワーク、およびデータネットワークに使用します。

2 つ目の構成例では、V20z を管理サーバーとして使用し、36 台の V40z プロビジョニング可能なサーバーを制御します。1 台のスイッチを管理ネットワークに使い、別のスイッチをプロビジョニングネットワークとデータネットワークに使用します。

管理、プロビジョニング、およびデータの各ネットワークは、スイッチで別個の VLAN に割り当てる必要があります。VLAN の設定と割り当てについては、スイッチのマニュアルを参照してください。

V20z 管理サーバー、12 台の V40z プロビジョニング可能なサーバー、1 台のスイッチ

この構成例は、次の要素から構成されます。

項目 

タイプ 

数 

ポート 

ネットワーク 

スイッチのポート 

管理サーバー 

V20z 

ETH0 

組織内 

     

ETH1 

プロビジョニング 

     

ETH2 

管理 

     

SP0 (管理) 

組織内 

プロビジョニング可能なサーバー 

V40z 

12 

ETH0 

プロビジョニング 

12 

     

ETH1 

データ 

12 

     

SP0 

管理 

12 

スイッチ 

Cisco 3750G-48TS 

0 〜 47 

プロビジョニングと管理 

48 


注 –

管理サーバーのポート ETH2 は、プロビジョニング可能なサーバーのサービスプロセッサのポートへ、またこのポートからアクセスできるように設定する必要があります。


図 2–3 V20z 管理サーバー、12 台のプロビジョニング可能なサーバー、1 台のスイッチ

スイッチ 1 台の構成の参照図

V20z 管理サーバー、36 台のプロビジョニング可能なサーバー、2 台のスイッチ

この構成例は、次の要素から構成されます。

項目 

タイプ 

数 

ポート 

ネットワーク 

スイッチのポート 

管理サーバー 

V20z 

ETH0 

組織内 

     

ETH1 

プロビジョニング 

     

ETH2 

管理 

     

SP0 (管理) 

組織内 

プロビジョニング可能なサーバー 

V20z 

36 

ETH0 

プロビジョニング 

36 

     

ETH1 

データ 

36 

     

SP0 

管理 

36 

スイッチ 

Cisco 3750G-48TS 

0 〜 47 

プロビジョニング 

48 

スイッチ 

Cisco 3750G-48TS 

0 〜 47 

管理 

48 


注 –

管理サーバーのポート ETH2 は、プロビジョニング可能なサーバーのサービスプロセッサのポートへ、またこのポートからアクセスできるように設定する必要があります。


次の図に、スイッチ 2 台の構成例を示します。

図 2–4 V20z 管理サーバー、36 台のプロビジョニング可能なサーバー、2 台のスイッチ

スイッチ 2 台の構成の参照図

次の節では、プロビジョニング可能なサーバーの準備の手順を示します。