『Sun N1 System Manager 1.0 インストールおよび構成ガイド』では、オペレーティングシステムと Sun N1 System Manager システムをインストールし、設定するための要件、ネットワークとハードウェアの接続と準備の方法、および手順を示します。
このマニュアルは、次のマニュアルセットに含まれます。マニュアルは、次の順序でお読みください。
『Sun N1 System Manager 1.0 インストールおよび構成ガイド』
このマニュアルは、N1 System Manager のソフトウェアとハードウェアのインストールまたはアップグレードを行うシステム管理者を対象としています。システム管理者は、次の分野の知識と経験が必要です。
Linux と Solaris™ の各オペレーティングシステム、および各オペレーティングシステムに付属するネットワーク管理ツール。
Sun や Cisco などのベンダーが提供するネットワーク機器やネットワークデバイス。
DNS、DHCP、IP アドレスの指定、サブネットワーク、VLAN、および SNMP。
ネットワークデバイスの接続とケーブル。
第 1 章「Sun N1 System Manager の概要」では、N1 System Manager の概要を示します。
第 2 章「Sun N1 System Manager システムとネットワークの準備」では、N1 System Manager をインストールするために必要なハードウェアとソフトウェアの一覧を示し、また N1 System Manager 管理サーバーを、管理対象のサーバーや外部の Ethernet スイッチに接続する方法を示します。
第 3 章「管理サーバーでの Linux のインストールと設定」では、Linux と、N1 System Manager に必要な Linux の RPM をインストールする方法を示します。
第 4 章「プロビジョニング可能なサーバーのサービスプロセッサファームウェアの確認とアップデート」では、プロビジョニング可能なサーバーのファームウェアを確認し、必要な場合はファームウェアアップデートをダウンロードし、インストールする方法を示します。
第 5 章「Sun N1 System Manager ソフトウェアのインストールと設定」では、N1 System Manager ソフトウェアをインストールし、設定する方法を示します。
第 6 章「Sun N1 System Manager ソフトウェアのアンインストール」では、N1 System Manager ソフトウェアをアンインストールする方法を示します。
付録 A 「インストールと設定の障害追跡」では、N1 System Manager のインストールや設定のときに発生する問題の解決方法を示します。
付録 B 「Sun N1 System Manager に必要な Linux の RPM」では、N1 System Manager に必要な Linux の RPM の一覧を示します。
付録 C 「Sun N1 System Manager の RPM」では、N1 System Manager のインストールプロセスでインストールされる RPM とその説明を示します。
用語集では、N1 System Manager 環境で使う用語の定義を示します。
Sun Fire™ V20z および V40z サーバーのマニュアル: http://www.sun.com/products-n-solutions/hardware/docs/Servers
V20z および V40z サーバーのハードウェア仕様: http://sunsolve.sun.com/handbook_pub/Systems
このマニュアル内で参照している第三者の URL は、追加の関連情報を提供します。
このマニュアルには、Sun 以外の団体/個人の Web サイトに関する情報が含まれています。Sun は、これらのサイトあるいはリソースに関する、あるいはこれらのサイト、リソースから利用可能であるコンテンツ、広告、製品、あるいは資料に関して一切の責任を負いません。こうしたサイトやリソース上で、またはこれらを経由して利用できるコンテンツ、製品、サービスを利用または信頼したことに伴って発生した実際の、あるいは発生したと主張されるいかなる損害や損失についても、Sun は一切の責任を負いません。
ネットスケープポータブルランタイム (NSPR) の情報: http://www.mozilla.org/projects/nspr/about-nspr.html
NSPR は、GUI を使わないオペレーティングシステムの機能をプラットフォームに依存させないために Sun N1 System Manager で使われています。
ネットワークセキュリティーサービス (NSS) の情報: http://www.mozilla.org/projects/security/pki/nss/overview.html
NSS は、異なるプラットフォーム間でセキュリティー対応のサーバーアプリケーションをサポートするために Sun N1 System Manager で使われています。
docs.sun.comSM では、Sun が提供しているオンラインマニュアルを参照することができます。マニュアルのタイトルや特定の主題などをキーワードとして、検索を行うこともできます。URL は http://docs.sun.com です。
Sun Microsystems は、精選した紙版の製品マニュアルを提供しています。マニュアルの一覧と注文方法については、http://docs.sun.com の「印刷された文書の購入」を参照してください。
このマニュアルでは、次のような字体や記号を特別な意味を持つものとして使用します。
表 P–1 表記上の規則
字体または記号 |
意味 |
例 |
---|---|---|
AaBbCc123 |
コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力を示します。 |
.login ファイルを編集します。 ls -a を使用してすべてのファイルを表示します。 machine_name% you have mail. |
AaBbCc123 |
ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力と区別して示します。 |
machine_name% su パスワード: |
AaBbCc123 |
変数を示します。実際に使用する特定の名前または値で置き換えます。 |
ファイルを削除するには、rm filename と入力します。 |
『』 |
書名、新しい単語あるいは用語、強調する単語を示します。 |
『ユーザーズガイド』の第 6 章を参照してください。 patch analysis を実行します。 ファイルを保存しないでください。 オンラインでは、一部の強調項目がボールドで表示されます。 |
以下の表は、C シェル、Bourne シェル、Korn シェル、および 管理サーバー N1-ok> シェルの、デフォルトのシステムプロンプト、スーパーユーザーのプロンプトを示しています。
表 P–2 シェルプロンプトについて
シェル |
プロンプト |
---|---|
C シェルプロンプト |
machine_name% |
C シェルのスーパーユーザー |
machine_name# |
Bourne シェルおよび Korn シェルのプロンプト |
$ |
Bourne シェルおよび Korn シェルのスーパーユーザー |
# |
N1-ok シェル |
N1-ok> |
このマニュアルでは、特に指定しないかぎり、N1-ok> シェルの説明に「コマンド行」という用語を使用します。N1-ok> シェルは、次のいずれかのシェルです。
ブラウザインタフェースのコマンド行区画から使用できるシェル。
管理サーバーに ssh でログインしたあと、端末のコンソールウィンドウから使用できるシェル。
n1sh コマンドで始まるすべてのコマンドを実行する標準の UNIX のシェルまたは Linux のシェル。