Sun N1 System Manager 1.1 サイト計画の手引き

管理サーバーへの Solaris のインストール

この節では、管理サーバーへの Solaris のインストールと設定の手順を示します。管理サーバーに N1 System Manager システムソフトウェアをインストールする前に Solaris をインストールする必要があります。

この節の内容は次のとおりです。

ディスクドライブに関する注意事項

Solaris は、パーティションやデータがない空のハードドライブにインストールする必要があります。ハードドライブにパーティションがある場合は、パーティションを削除してからインストールを行います。

次の表に、SPARC および x86 アーキテクチャーの管理サーバーのパーティション情報を示します (72G バイトのハードドライブの場合の最小要件)。

表 3–1 Solaris の管理サーバーのパーティション

パーティション 

M バイト 

swap 

4G バイト以上 

残りすべての容量 


注 –

プロビジョニングを行うディストリビューションごとに 3G バイトの容量を割り当てます。必要な場合は、管理サーバーのハードドライブの容量を増やしてから作業を継続します。


JumpStart を使った Solaris OS のインストール

この項では、JumpStart を使って Solaris 10 を管理サーバーにインストールするときに必要な JumpStart の設定ファイルの例を示します。

JumpStart サーバーの設定手順、および環境に応じた JumpStart の起動スクリプトと停止スクリプトの設定手順については、Solaris 10 のマニュアルを参照してください。JumpStart の設定が終わったら、JumpStart を使って Solaris 10 を管理サーバーにインストールします。


例 3–1 JumpStart の設定ファイル

install_type    initial_install
system_type     standalone
partitioning    explicit
filesys c1t1d0s1        4096     swap
filesys c1t1d0s0        free    /
cluster SUNWCXall

Solaris 10 を管理サーバーにインストールしたら、次の作業を行います。

Solaris OS の手動インストール

この項では、管理サーバーに Solaris を手動でインストールする手順を示します。

ProcedureSolaris を手動でインストールする

始める前に

管理サーバーのすべてのディスクでパーティションが削除されていることを確認します。

手順
  1. Solaris インストール DVD-ROM を N1 System Manager の管理サーバーの DVD ドライブに挿入し、システムを再起動します。

    メッセージに従って環境を設定します。

  2. インストールの種類を選択する画面が表示されたら、「Custom Install」を選択します。

    メッセージに従って環境を設定します。

  3. ソフトウェアグループを選択する画面が表示されたら、「Entire Group Plus OEM」を選択します。

  4. 使用するディスクを選択する画面が表示されたら、使用可能なすべてのディスクを選択します。

  5. ファイルシステムのレイアウトを設定する画面が表示されたら、/export/home ディレクトリを削除し、すべての空き容量を / (システムのルートディレクトリ) に割り当てます。

次の手順