ここでは、ブラウザインタフェースを使用してサーバーまたはサーバーグループに OS プロファイルをロードする手順を説明します。この説明のあとに、同じ操作をコマンド行で行う場合の例を示しています。
OS プロファイルのアンインストールは、サポートされていません。ただし、すでにプロビジョニングされているサーバーに別の OS プロファイルをロードすることによって、再プロビジョニングすることができます。
OS プロファイルを作成します。「OS プロファイルを作成する」を参照してください。
OS プロファイルのロード先のサーバーに対する監視を無効にします。詳細は、「サーバーの監視を無効にする」を参照してください。監視を無効にすると、インストールのあとのサーバーの再起動の際に生成されるエラー通知を避けることができます。
OS プロファイルをロードするのに十分なディスク領域があることを確認します。
(省略可能) フラッシュアーカイブファイルを作成し、コピーします。「管理サーバーにフラッシュアーカイブをコピーする」を参照してください。
(省略可能) 管理サーバーに、post-installation スクリプトを作成、コピーします。手順 4を参照してください。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のブラウザインタフェースにアクセスする」を参照してください。
(省略可能) OS プロファイルを変更し、フラッシュアーカイブおよび post-installation スクリプトを使用するようにします。
N1-ok> set osprofile osprofile flar flar |
flar 属性値は、フラッシュアーカイブファイルのフルパスとファイル名です。例: /jumpstart/Flash/archive1.flar。
N1-ok> add osprofile osprofile script script type type |
script 属性値は、スクリプトファイルのフルパスとファイル名です。例: /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth1 。
type 属性には、インストール中にカスタムスクリプトを実行するタイミングを指定します。 type 属性の有効な値は次のとおりです。
pre– インストールの前にスクリプトを実行します (例: ドライバ)。
post – インストール後にスクリプトを実行します。
postnochroot– インストール後にスクリプトを実行します。ただし、スーパーユーザー (root) で実行する必要はありません。
OS プロファイルは、指定された post-installation スクリプトおよびフラッシュアーカイブファイルを使用するよう変更されます。
次のいずれかの操作を行い、サーバーまたはサーバーグループを含む表に移動します。
「ショートカット」区画からサーバーまたはサーバーグループに OS プロファイルをドラッグアンドドロップします。
「OS プロファイルのロード」ウィザードが表示されます。
ウィザードの手順に従って操作を進めます。
ウィザードの左区画にある「ヘルプ」タブをクリックすると、入力フィールドに関する詳細な説明を見ることができます。
選択したサーバーに対する OS プロファイルのロードを開始してもよければ、ウィザードの「完了」ボタンをクリックします。
ウィザードのウィンドウが閉じ、コマンド行インタフェースにジョブ ID が表示されます。
「ジョブ」タブをクリックします。
ジョブの一覧表に、「OS のロード」ジョブに関する情報が表示されます。
「OS のロード」ジョブは、サーバーがログインできるようになる前に完了させる必要があります。「OS のロード」ジョブが完了すると、最後に再起動が行われます。
将来、サーバーを復元する必要がある場合に備えて、OS プロファイルのロードに使用したオプションをコメントとして保存しておいてください。
詳細は、「サーバーおよびサーバーグループ情報の変更」を参照してください。
次の例は、load コマンドを使用し、サーバーに Solaris OS プロファイルをインストールする方法を示しています。
N1-ok> load server 192.168.8.9 osprofile S10profile networktype static ip 192.168.18.19 |
Solaris プロファイルのインストールの場合、networktype 属性は static に設定する必要があります。 詳細は、表 3–3 and 『Sun N1 System Manager 1.1 コマンド行レファレンスマニュアル』の「load server」を参照してください。
show job コマンドを使用し、結果を表示します。
N1-ok> show job target=192.168.8.9 |
次の例は、load コマンドを使用し、サーバーグループに Solaris OS プロファイルをインストールする方法を示しています。
N1-ok> load group devgroup osprofile S10profile excludeserver=server1 networktype static ip 192.186.8.8-192.186.8.9 Job "14" started. |
次のコマンド例は、ジョブの結果を表示する方法を示しています。
N1-ok> show job 14 |
次の例は、load コマンドを使用し、サーバーに Linux OS プロファイルをインストールする方法を示しています。
N1-ok> load server 192.168.8.9 osprofile RH3profile bootip 192.168.8.9 networktype dhcp |
bootip 属性は、Linux プロファイルのインストールでのみ使用します。
次のコマンド例は、ジョブの結果を表示する方法を示しています。
N1-ok> show job target=192.168.8.9 |
次の例は、load コマンドを使用し、サーバーグループに Linux OS プロファイルをインストールする方法を示しています。
N1-ok> load group devgroup osprofile RH3profile bootip 192.186.8.8-192.186.8.9 networktype dhcp Job "15" started |
次のコマンド例は、ジョブの結果を表示する方法を示しています。
N1-ok> show job 15 |
ロード時に bootnetmask または netmask パラメータの値が指定されない場合、ネットマスクは、 n1smconfig ユーティリティで指定されたプロビジョニングネットワークインタフェースにデフォルト設定されます。『Sun N1 System Manager 1.1 インストールおよび構成ガイド』の「Sun N1 System Manager システムを設定する」を参照してください。
配備に失敗した場合の、考えられる解決策については、「OS プロファイルの配備失敗」を参照してください。
リモート接続や OS リソースの監視、パッケージの配備、資産管理を行えるようにするには、各サーバーに OS 管理機能を追加する必要があります。「OS 監視機能を追加する」を参照してください。